畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

大きな足跡の主は?

2025-02-03 04:44:30 | 自然
 新雪が2~30cm積もり、スベルベ自身のスキー跡も含め、みんな隠れた。
この先の上越線をまたぐ跨線橋は、撮り鉄たちの撮影のメッカで足跡が続くのですが。

 軽トラの荷台からスキーとストックを下ろして履きます。
新調したスキーシューズとスキーの相性は良く、爪先を踏み込むだけでカチッと固定される。

 この辺りでは、雪虫と呼ぶ小さな昆虫の姿が見えました。
この雪虫は、ネットで調べても出てこない。降雪前に出る大きな昆虫は有るのだが。
魚沼特有の呼び方で、小さな昆虫で春を知らせる虫ともいわれるのですが。

 跨線橋を渡り切り、夏季は広域農道の上を歩いていると、大きな足跡。
歩幅は1mにもなる、大きな足跡に驚く。足跡の正体は誰のものなのでしょう。

 越後野ウサギの足跡と、交錯しています。
ここで、ようやく気付きました。2枚目の写真のように雪の表面は軽く凍っている。
そのために、野ウサギは前足が埋まらず、雪を蹴った後ろ脚だけ大きな跡を残したのです。

 これが、前後の脚の足跡が普通に残った後です。
Tの字型にも見える足跡。どちらの方向に向かっているのかお判りでしょうか。
 これは、写真下方になる手前側から向こうに向かって進んだ足跡です。
先ず、可愛い前脚をチョンと着き、その前脚をまたぐように後ろ脚で飛ぶのです。
こんな、動物の足跡が無数にみられて、冬のスキー散歩は最高です。軽く汗ばみ帰宅の途に就きました。
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ゼンマイと独活の畑を見ながら

2025-02-02 05:12:16 | 自然
 大沢川沿いに下ると、古い農道にかかる橋に差し掛かります。
何年か前の水害時に分かったことですが、これは国交省、県には登録されていないという。
 そんな、存在の橋は「勝手橋」と呼ぶそうだが、法にうるさい役所が見逃したとも思えない。
建設当時は、何らかの交渉、例えば土地買収などと絡んで許可したのではないかと思う。

 つまり、水害や老朽化の理由で壊れた場合、許可も予算もつかないという事。
そんな、理屈はともかくとして橋の無い川なんて困ります。と、動物たちも渡っていました。

 水面も両岸も、枯草で覆われている。そして、動物たちの足跡も見える。
昔、多く発生水害のために拡幅工事が行われ、豊富だった魚も減ってしまった。
 線路越しに山を見ると、底雪崩が発生し沢筋がくっきりと見える。
通称「岩根」と呼ばれる一帯で、遠い昔から冬は土を伴って雪崩になるのです。
 登ると、垂直に近いほどに見える急斜面。スベルベは前はここを登っていました。
ゼンマイや独活が出る場所ですが、その斜度のために転落し、入院する羽目になった人も多い。

 橋を渡り左岸に移っても、動物たちの足跡以外は誰の足跡も無い。
人の踏み跡の無い雪原を歩くなんてなんだかうれしい。こうして、1時間半の散歩は終わります。
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雪景色を独占する

2025-02-01 04:54:17 | 自然
 10年に一度クラスの大雪の予報も今のところは外れ状態。
雪が少ないのは有難いけれども、普通に降った方が山菜採りには良いのですが。
手前にはスベルベのスキーの跡。向こうの家々は我が家を含む駅前通りです。

 魚野川の堤防上に出ました。誰かさんのスノーシューで歩いた跡があるだけ。
山の上の木沢集落は雲の中。いつも風景写真を撮りに行く牛ヶ首展望台は、その左側です。

 ずっと続いていた、キツネの足跡は魚野川の岸辺まで続く。
きっと、岸辺で眠るカモなどの水鳥が目標なのでしょうね。魚もひょっとしたら捕まえられるし。

 堤防から下りる農道の斜面を使って滑り降りる。
魚野川の支流の大沢川に沿って下ります。もう少し下流に入ったら橋がありますから。

 大沢川の支流にも、動物の足跡は無数に見えます。
山は不思議な地形で、手前の尾根は我が家の山の畑からの続き。
 尾根は向こう側の山との間に深い谷を形成していて、中間には滝がいくつもあります。
谷の両側は斜度がきつくて、壁のよう。ゼンマイがたくさん出るが近づく人は少ない。
           (続く)
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