伝えたんく

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旅の楽しみ47…京都、三寧坂

2009-01-24 23:27:29 | 言いたんく

 三寧坂(産寧坂)は三年坂とも呼ばれる京都の清水にある坂だ。
その名前を初めて知ったのは、ゆきたんくのフェバリット・アーティストのさだまさし氏がプロデビューした時のデュオ、グレープのアルバムの名前になっていたからだ。

 2006年12月31日大晦日に、京都夜の観光をした。
 この日は、早朝の散歩、昼の観光と気合を入れて行っていた。
 夜の観光は、知恩院、高台寺、護国神社、清水寺とそうそうたる寺院が目白押しであったが、ゆきたんくの思いは三年坂にあった。

産寧坂
産寧坂

 中学校2年の時に、グレープの「朝刊」を聞き、さだ氏の歌のファンになったゆきたんくが知ったのは、自分のお小遣いではすぐには手に入らないアルバムレコードであった。この思いが満たされたのは大学2年の時、「印象派」というアルバムを買うまでの8年かかった。

 そして三年坂までは34年もかかってしまったのである。
 ゆきたんくの、フェバリット・アーティスト(外国)はマイク・オールドフィールド氏である。その方のセカンドアルバム名の場所であるハージェスト・リッジへは27年かかっているが訪れている。イギリスで果たしたことが日本で果たせないはずがないという大げさな気持ちでこの日の夜を迎えたのである。

 ところで、この日にゆきたんくが撮った三年坂の写真はこの一枚だ。
 もう写真好きになっていたゆきたんくであるのに、なぜ一枚しか撮らなかったのか。

 まず、三年坂だと一枚撮った。その後のことだ。「よしどんどん撮るぞ」とカメラのシャッターボタンに指をかけた時だ。前方からミニスカート(断っておくが、これは目に入ったのである、その①)の女性軍団がやって来たのである。こちらは坂の下、あちらは坂の上。
 ここで写真を撮れば、あらぬ誤解を招くことになってしまうのは明らかだった。

 カメラをバッグにしまい、歩を進める。止まっていても、かつての青木さやか氏の「どこ見てるのよぉ」と言われかねない立場である。すれ違った時には、三年坂ものこすところ5メートルだ。ここで次はカップルが三年坂に入ってきた。
 女性はミニスカート(断っておくが、これは目に入ったのである②)である。

 ということで写真撮影はおしまい。この一枚の写真に34年間の思いが詰まっているのだ。 

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