遊爺雑記帳

ブログを始めてはや○年。三日坊主にしては長続きしています。平和で美しい日本が滅びることがないことを願ってやみません。

世界記憶遺産 慰安婦資料の登録を見送り

2017-11-04 23:58:58 | 慰安婦問題
 ユネスコは、日中韓を含む 8カ国・地域の民間団体などが申請した「日本軍『慰安婦』の声」の、世界記憶遺産への登録を見送ったのだそうです。
 客観的に検証された資料ではないとして、日本が登録に反対していたものが認められたのですね。
 日本は、ユネスコ事務局長が諮問機関の勧告を受けて一方的に登録を決める方式の審査制度の改善を申し入れていて、ユネスコは日本の主張を踏まえ2019年の審査から歴史的、政治的対立のある案件で関係者の意見を聞き、対立解消まで保留にする制度を導入することとしましたが、「日本軍『慰安婦』の声」に対し、適用されるかが注目されていました。
 

ユネスコと日本 国益守る主張ためらうな (11/4 産経 【主張】)

 国連教育科学文化機関(ユネスコ)は「世界の記憶」(世界記憶遺産)に申請された慰安婦資料の登録を見送った

 資料とは、日中韓を含む8カ国・地域の民間団体などが申請した「日本軍『慰安婦』の声」だ。元慰安婦の証言などが含まれるが、客観的に検証された資料ではない。
 
日本が官民で審査制度改善を働き掛けた成果である。引き続き、反日宣伝は許さないという断固たる主張を続けるべきだ。


 登録申請書では、犠牲者の苦しみや屈辱は「大虐殺に匹敵する戦中の惨劇」などと記されたというが、日本を一方的に非難する際に中国などで使われる常套(じょうとう)句だ。
 重要な歴史文書や映像フィルムなどを保存、後世に伝えるというのが制度の趣旨である。日本をおとしめる虚説が「記憶」に刻まれてはたまらない。
不登録は当然としても、こうした反日宣伝が横行する事態は、政府の無策が招いたともいえる。

 
一昨年は中国側が申請した「南京大虐殺文書」が登録され、撤回されないままになっている。

 
ユネスコは日本の主張を踏まえ2019年の審査から歴史的、政治的対立のある案件で関係者の意見を聞き、対立解消まで保留にする制度を導入する。
 一定の改善とはいえるが、今回のケースでも、申請資料の詳しい内容などが分からず対応は後手に回っていた。

 申請には元慰安婦を「性奴隷制の被害者」とする日本の複数の団体も参加しているという。あきれたことだが、国際機関で内外の団体が政治的主張を通そうとする動きは当たり前に行われている。

 
日本の名誉を守るため、政府が事実に基づく明確な発信を行うことが欠かせない。反発を恐れ、腰を引いてきた担当者らの責任は重大である。

 慰安婦問題では国連のクマラスワミ報告など事実無根のことに反論しなかったことが、誤解や曲解を世界に広めてきた。
 ユネスコの政治的偏向などを理由に米国が脱退を表明し、日本の役割は増している。公正で透明な運営を厳しく迫るべきだ。

 国益を踏まえ、堂々と主張できる人材の育成も急務だ。国際機関への
短期出向で、波風を立たせず過ごせる人物を送り出していたのでは、利害が激しくぶつかる場で物など言えまい

 林芳正文科相は、パリで開催中のユネスコ第39回総会での講演(11/3)で、審査改革が決まったことに対し「新たな審査体制で、わが国は責任ある加盟国として役割を果たしていく」と述べたのだそうです。
 
【世界の記憶】「南京」文書の開示促す ユネスコ演説で林芳正文科相、改革は歓迎 - 産経ニュース

 ただ、一昨年中国側が申請した「南京大虐殺文書」が登録され、撤回されないままになっています。
 内容も公開されておらず、日本は、分担金約34億8千万円の拠出を保留していましたが、どうするのでしょう。「南京大虐殺文書」についても、新ルールに照らして、見直しが図られるべきであり、それまでは拠出保留は継続すべきと考えますがいかがでしょう。

 林大臣は、「設立理念に基づいて、本来あるべき道を行くように、(ボコバ事務局長の後継者として就任する)オードレ・アズレ新事務局長と協力していく」と述べておられます。

 中韓の国連を舞台にした反日活動に、日本のパヨク団体が組して日本を貶めていることは、残念ですが、外務省など日本政府の対応に問題があったのは、記事で指摘されている通りですね。
 短期出向で、波風を立たせず過ごせる人物を送り出していたのでは、利害が激しくぶつかる場で物など言えまいとの指摘通りで、昨年2月の女子差別撤廃委員会の対日審査で、堂々と日本の立場を主張した、杉山晋輔外務審議官の様な方が重用され、多く派遣されることを願います。
 
【慰安婦問題】「批判は事実に反する」国連委で 遅まきながら政府が反転攻勢 河野談話の重荷なお  - 産経ニュース

 内弁慶で、国益に反した外面の良さを優先した岸田外務大臣が交代したことは歓迎すべきことで、河野新大臣や、林新大臣も含め、国益や国家の主権、国民の名誉を護っていただけることを願います。


 # 冒頭の画像は、昨年2月 ジュネーブで開かれた国連の女性差別撤廃委員会の対日審査会合で、日本の立場を説明した杉山晋輔外務審議官




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