英国の最新鋭空母「クイーン・エリザベス」が日本に到着し、米インド太平洋軍が主催し、沖縄南方の海空域で日米英蘭による共同訓練を実施。
日英防衛協力は新たな段階に入った。
英国は 3月に発表した外交・安全保障政策の「統合レビュー」で、欧州防衛に次いで、インド太平洋地域を重視する姿勢を打ち出した。今回の派遣はその一環。
背景には、東シナ海や南シナ海で、中国が一方的な現状変更の試みを続けていることがあると読売・社説。
英国の空母派遣は、国際秩序を損なう行為を許さないという決意を示すものだと。
日本が提唱し、米国も積極推進、クアッド 4か国が軸となってている「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けたパートナーとしても歓迎したいと読売・社説。
東アジアで有事(差し迫っているのは台湾 & 尖閣)が発生した場合に英軍が駆けつけるかどうかは不透明だが、相互運用性を高めておけば、抑止力の強化につながるのは間違いないと。
フランスは 5月、陸海軍を日本に派遣し、共同訓練を行った。ドイツも今月、アジアに向けてフリゲート艦を出航させた。欧州連合(EU)は近く、インド太平洋に関する戦略文書を策定する予定。
香港の「一国二制度」を、約束の期限前に破棄した習近平政権。ウイグルで人権無視の蛮行を行っている習近平政権。台湾(含、尖閣諸島)への武力侵攻を切迫させている習近平。
トランプ政権時代に突入した米中の「新冷戦時代」は、バイデン政権でも引き継がれています。
欧州勢も重い腰をあげ、対中抑止力の強化に行動を開始したのですね。
ブレグジットでEUを離脱した英国は、日英EPAを提携しましたが、更にCPTPP(TPP11)への参画も模索していることは、諸兄がご承知の通りです。
遠い極東での出来事への関心は薄く、対中貿易の利点を重視していた欧州諸国が、習近平の暴挙に感心を強め、対中抑止に動き始めているのですね。
日米欧と、豪印(イギリス連邦国でもある)の連携を強めた、抑止力強化は、南シナ海、台湾海峡、東シナ海の安全と平和につながることとなります。
日本の積極的取組は、日本自身の安全保障と経済発展につながる重要外交政策ですね。
# 冒頭の画像は、沖縄南方海域で、英空母「クイーン・エリザベス」を発艦する最新鋭ステルス戦闘機「F35B」
この花の名前は、シオン
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日英防衛協力は新たな段階に入った。
日英共同訓練 空母が秩序維持の決意示した (8/30 読売新聞 社説)
中国の覇権主義的な行動は、インド太平洋の自由な海洋秩序を脅かしている。英国との防衛協力を、地域の安定につなげることが重要だ。
英国の最新鋭空母「クイーン・エリザベス」が日本に到着し、沖縄南方の海空域で日米英などによる共同訓練を行った。
自衛隊や米軍の艦艇と陣形を組んで航行したり、空母艦載機F35Bが航空自衛隊や米軍の戦闘機との訓練を実施したりした。
クイーン・エリザベスは今後、神奈川県の米海軍横須賀基地に寄港する。日本への派遣は初めてで、日英防衛協力は新たな段階に入ったと言えよう。一時的なものにせず、定着させることが大切だ。
英国は 3月に発表した外交・安全保障政策の「統合レビュー」で、欧州防衛に次いで、インド太平洋地域を重視する姿勢を打ち出した。今回の派遣はその一環だ。
背景には、東シナ海や南シナ海で、中国が一方的な現状変更の試みを続けていることがある。国際社会の繁栄の基盤である「航行の自由」が損なわれるという懸念が強まっている。
英国の空母派遣は、国際秩序を損なう行為を許さないという決意を示すものだ。日本が提唱している「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けたパートナーとして歓迎したい。
東アジアで有事が発生した場合に英軍が駆けつけるかどうかは不透明だという見方もある。
それでも、米軍や自衛隊と英軍の相互運用性を高めておけば、攻撃をもくろむ側は英軍の参加を考慮する必要が生じ、抑止力の強化につながるのは間違いない。
欧州各国は、インド太平洋への関与を強めている。
南太平洋に領土を持つフランスは 5月、陸海軍を日本に派遣し、共同訓練を行った。ドイツも今月、アジアに向けてフリゲート艦を出航させた。欧州連合(EU)は近く、インド太平洋に関する戦略文書を策定する予定だ。
米バイデン政権は、民主主義陣営が結束して中国との体制間競争に臨む基本戦略を掲げている。今回の共同訓練も、米インド太平洋軍が主催したものだ。
広大な海域を対象とする海洋安全保障には、各国の協力が不可欠だ。インド太平洋では、日米豪印 4か国のクアッドの枠組みを基盤とし、より多くの国が関与することで、中国による緊張を高める行動を抑止する必要がある。
日米は、欧州などとの連携をさらに進めてもらいたい。
中国の覇権主義的な行動は、インド太平洋の自由な海洋秩序を脅かしている。英国との防衛協力を、地域の安定につなげることが重要だ。
英国の最新鋭空母「クイーン・エリザベス」が日本に到着し、沖縄南方の海空域で日米英などによる共同訓練を行った。
自衛隊や米軍の艦艇と陣形を組んで航行したり、空母艦載機F35Bが航空自衛隊や米軍の戦闘機との訓練を実施したりした。
クイーン・エリザベスは今後、神奈川県の米海軍横須賀基地に寄港する。日本への派遣は初めてで、日英防衛協力は新たな段階に入ったと言えよう。一時的なものにせず、定着させることが大切だ。
英国は 3月に発表した外交・安全保障政策の「統合レビュー」で、欧州防衛に次いで、インド太平洋地域を重視する姿勢を打ち出した。今回の派遣はその一環だ。
背景には、東シナ海や南シナ海で、中国が一方的な現状変更の試みを続けていることがある。国際社会の繁栄の基盤である「航行の自由」が損なわれるという懸念が強まっている。
英国の空母派遣は、国際秩序を損なう行為を許さないという決意を示すものだ。日本が提唱している「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けたパートナーとして歓迎したい。
東アジアで有事が発生した場合に英軍が駆けつけるかどうかは不透明だという見方もある。
それでも、米軍や自衛隊と英軍の相互運用性を高めておけば、攻撃をもくろむ側は英軍の参加を考慮する必要が生じ、抑止力の強化につながるのは間違いない。
欧州各国は、インド太平洋への関与を強めている。
南太平洋に領土を持つフランスは 5月、陸海軍を日本に派遣し、共同訓練を行った。ドイツも今月、アジアに向けてフリゲート艦を出航させた。欧州連合(EU)は近く、インド太平洋に関する戦略文書を策定する予定だ。
米バイデン政権は、民主主義陣営が結束して中国との体制間競争に臨む基本戦略を掲げている。今回の共同訓練も、米インド太平洋軍が主催したものだ。
広大な海域を対象とする海洋安全保障には、各国の協力が不可欠だ。インド太平洋では、日米豪印 4か国のクアッドの枠組みを基盤とし、より多くの国が関与することで、中国による緊張を高める行動を抑止する必要がある。
日米は、欧州などとの連携をさらに進めてもらいたい。
英国は 3月に発表した外交・安全保障政策の「統合レビュー」で、欧州防衛に次いで、インド太平洋地域を重視する姿勢を打ち出した。今回の派遣はその一環。
背景には、東シナ海や南シナ海で、中国が一方的な現状変更の試みを続けていることがあると読売・社説。
英国の空母派遣は、国際秩序を損なう行為を許さないという決意を示すものだと。
日本が提唱し、米国も積極推進、クアッド 4か国が軸となってている「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けたパートナーとしても歓迎したいと読売・社説。
東アジアで有事(差し迫っているのは台湾 & 尖閣)が発生した場合に英軍が駆けつけるかどうかは不透明だが、相互運用性を高めておけば、抑止力の強化につながるのは間違いないと。
フランスは 5月、陸海軍を日本に派遣し、共同訓練を行った。ドイツも今月、アジアに向けてフリゲート艦を出航させた。欧州連合(EU)は近く、インド太平洋に関する戦略文書を策定する予定。
香港の「一国二制度」を、約束の期限前に破棄した習近平政権。ウイグルで人権無視の蛮行を行っている習近平政権。台湾(含、尖閣諸島)への武力侵攻を切迫させている習近平。
トランプ政権時代に突入した米中の「新冷戦時代」は、バイデン政権でも引き継がれています。
欧州勢も重い腰をあげ、対中抑止力の強化に行動を開始したのですね。
ブレグジットでEUを離脱した英国は、日英EPAを提携しましたが、更にCPTPP(TPP11)への参画も模索していることは、諸兄がご承知の通りです。
遠い極東での出来事への関心は薄く、対中貿易の利点を重視していた欧州諸国が、習近平の暴挙に感心を強め、対中抑止に動き始めているのですね。
日米欧と、豪印(イギリス連邦国でもある)の連携を強めた、抑止力強化は、南シナ海、台湾海峡、東シナ海の安全と平和につながることとなります。
日本の積極的取組は、日本自身の安全保障と経済発展につながる重要外交政策ですね。
# 冒頭の画像は、沖縄南方海域で、英空母「クイーン・エリザベス」を発艦する最新鋭ステルス戦闘機「F35B」
この花の名前は、シオン
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