中国の海洋覇権拡大は、インド洋では「真珠の首飾り」戦略が採られ、インドが包囲されていることは衆知のことですが、インドが対抗戦略として「ダイヤの首飾り」戦略を推進しているのだそうです。「ダイヤ」は「真珠」より高価で強固だという意味が込められているのだと。
ベトナム、タイやインドネシアなど東南アジア諸国や、オーストラリアとの連携を強化しているのですね。
<日米印>海上訓練を開始…海自参加、中国にらみ関係強化(毎日新聞) - goo ニュース
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インド 対中海洋戦略を強化…日米、東南アジアと連携 : 読売プレミアム
インドが、「真珠の首飾り」戦略でインド洋進出を強める中国に対抗するため、日米や東南アジア各国などとの連携を強化している。14日から日本を招いて始まった米印海軍共同訓練「マラバール」も中国けん制の一環だが、後手に回っている面も否めない。(ニューデリー支局 石田浩之)
◆8年ぶり
インド海軍東部地方総監のベルマ参謀長は15日、チェンナイ港で行われた「マラバール」の共同記者会見で、「回数を重ねて訓練レベルは上がっている。今後の日本の参加も期待したい」と述べた。インド洋での「マラバール」に日本を8年ぶりに招待したのは、中国のインド洋進出への警戒感を強めているためだ。
中国は近年、インドを囲い込むようにパキスタン、ミャンマー、バングラデシュで港湾整備を進める「真珠の首飾り」戦略を推進し、潜水艦の活動も活発化させている。それを意識して、今回の訓練では、米原子力空母や原子力潜水艦が参加し、対潜水艦作戦や水上射撃など実践的な内容だ。
◆「ダイヤ」で対抗
「マラバール」を含め中国対抗策として、インドが打ち出しているのが、「ダイヤのネックレス」戦略だ。「真珠」の外側を覆うように東アフリカから東南アジアまでの国々と連携を深めるのが狙いで、「ダイヤ」は「真珠」より高価で強固だという意味が込められている。
インドは、13、14年と空母と原子力潜水艦を1隻ずつ増やし、それぞれ2隻態勢とするなど急速に海軍の近代化を進めている。沿岸国との関係強化を図っており、今月2日にはインド海軍の艦船がベトナムに寄港した。艦船は日本に移動し、18日に相模湾で行われる自衛隊観艦式に参加する。インドはベトナムへの高速巡視船の供与も行う予定だ。
マラッカ海峡の出口にあるアンダマン・ニコバル諸島では、隔年でタイやインドネシアなど東南アジア諸国と多国間演習を主催。9月にはオーストラリアと初の海軍共同訓練も行った。ただ、中国のような海外での拠点作りは進んでいない。
一方で、インドには「中国と対立しすぎて対抗心をあおるのはよくない」(外務省関係者)との思惑もあり、中印両陸軍による共同訓練が12日から行われている。
インドが、「真珠の首飾り」戦略でインド洋進出を強める中国に対抗するため、日米や東南アジア各国などとの連携を強化している。14日から日本を招いて始まった米印海軍共同訓練「マラバール」も中国けん制の一環だが、後手に回っている面も否めない。(ニューデリー支局 石田浩之)
◆8年ぶり
インド海軍東部地方総監のベルマ参謀長は15日、チェンナイ港で行われた「マラバール」の共同記者会見で、「回数を重ねて訓練レベルは上がっている。今後の日本の参加も期待したい」と述べた。インド洋での「マラバール」に日本を8年ぶりに招待したのは、中国のインド洋進出への警戒感を強めているためだ。
中国は近年、インドを囲い込むようにパキスタン、ミャンマー、バングラデシュで港湾整備を進める「真珠の首飾り」戦略を推進し、潜水艦の活動も活発化させている。それを意識して、今回の訓練では、米原子力空母や原子力潜水艦が参加し、対潜水艦作戦や水上射撃など実践的な内容だ。
◆「ダイヤ」で対抗
「マラバール」を含め中国対抗策として、インドが打ち出しているのが、「ダイヤのネックレス」戦略だ。「真珠」の外側を覆うように東アフリカから東南アジアまでの国々と連携を深めるのが狙いで、「ダイヤ」は「真珠」より高価で強固だという意味が込められている。
インドは、13、14年と空母と原子力潜水艦を1隻ずつ増やし、それぞれ2隻態勢とするなど急速に海軍の近代化を進めている。沿岸国との関係強化を図っており、今月2日にはインド海軍の艦船がベトナムに寄港した。艦船は日本に移動し、18日に相模湾で行われる自衛隊観艦式に参加する。インドはベトナムへの高速巡視船の供与も行う予定だ。
マラッカ海峡の出口にあるアンダマン・ニコバル諸島では、隔年でタイやインドネシアなど東南アジア諸国と多国間演習を主催。9月にはオーストラリアと初の海軍共同訓練も行った。ただ、中国のような海外での拠点作りは進んでいない。
一方で、インドには「中国と対立しすぎて対抗心をあおるのはよくない」(外務省関係者)との思惑もあり、中印両陸軍による共同訓練が12日から行われている。
共同訓練は原則的に毎年、インド近海と太平洋で交互に開催されており、日本の参加は4回目だそうですが、2007年にインド洋での訓練に初参加した際、中国が猛反発したため、それ以降、インド洋での演習には参加していなかったのだそうです。今回の日本の参加に対する中国の反応はどうなのでしょう?
ただ、過度に中国を刺激しないために、中印両陸軍による共同訓練が別途計画されているのは、いかにもインドらしいところですね。しかし、是々非々で、片手で握手しながら、片手には剣を携えているのが、侵略をけん制する対等な外交関係を維持する為の常識でもありますね。
インドが広角外交を展開することで、対中抑止力を高めようとしていることは、歓迎できることです。
中国が、「真珠の首飾り」戦略で、インド洋の覇権拡大を一方的に行っていた状況が、インドの「ダイエモンドの首飾り」戦略により、抑止力を高めることになり、ミヤンマー、バングラテシュ、スリランカ等も、対中抑止力の助けになるのではないでしょうか。
西太平洋から、東シナ海、南シナ海、インド洋へと海洋覇権拡大を進める中国。関連諸国が連携して、国際規約を護らせる様抑止力を働かせる方向は、歓迎ですね。
# 冒頭の画像は、米印海軍共同訓練「マラバール」に参加した、護衛艦ふゆづき
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