1日からインドで開かれる20カ国・地域(G20)外相会合への出席を調整したが、国会側が予算委の優先を求め、実現に至らなかった。
G20には中国、ロシアなどの覇権主義国や日本が重視するインドネシア、南アフリカなどのグローバルサウスの国々が出席する。
また、議長国のインドは、安倍首相(当時)が提唱し、トランプ大統領も賛同、積極推進し、今日も引き継がれている「自由で開かれたインド太平洋戦略(FOIP)」のメンバー国であり今回は議長国。
インドは、ロシアとの国交を、対中けん制の為もあり、重視している国でもあり、戦闘機を購入していることは諸兄がご承知のとおり。
ウクライナへのロシアの侵攻に対する制裁も、微妙な姿勢をたもっている全方位外交の国。
安倍政権時代は、自由主義陣営との連携強化に腐心してきたし、歴史を遡れば、太平洋戦争で敗戦した時の東京裁判で、パール判事が中立・公正な判断で日本への戦犯採決を主張していただいた。
また、日本の子供達へと、ネール首相(当時)は、娘さんのインデラさんのお名前を冠して象を贈っていただいた国でもあるのですね。
自由で開かれたインド太平洋戦略 - Wikipedia
東京裁判の真実とパール判事の生き方 | Are You Happy?/月刊女性誌「アー・ユー・ハッピー?」公式サイト
1日に始まった参院予算委員会の基本的質疑には林芳正外相も出席。林氏は同日からインドで開かれる20カ国・地域(G20)外相会合への出席を調整したが、国会側が予算委の優先を求め、実現に至らず、副大臣が出席に。
G20会合に出席するグローバルサウス(南半球を中心とする途上国)の国々との関係強化の機会を逸したばかりか、国内事情を優先する日本の国会の「ガラパゴス」ぶりを印象付ける結果となっている。
議長国インドにも、礼を欠きかねない印象を残した。
約 7時間に及ぶ審議で外相への質問は、1問だけだった。こちらが副大臣でも対応できる国内問題。
予算委の基本的質疑には首相と全閣僚が出席するのが慣例となっている。
平成11年に国会審議活性化法が成立し、制度上は副大臣や政務官が閣僚に代わり答弁できるようになったが形骸化しているのが実態だと、永原氏。
「国会優先」の慣例を重視する余り、貴重な外交機会を失ったことは否めない。与野党からは外交上の損失を指摘する声もあり、与野党は1日、林氏がインドで3日に開かれる日米豪印4カ国の協力枠組み「クアッド」の外相会合には出席できるようにすることで合意したのだそうですが。。
安全保障環境が激変する中、国会は杓子(しゃくし)定規な「国会優先」の姿勢を改め、国際情勢に柔軟に対応していく必要があると、永原氏。
G7国の首脳が、事前のウクライナ訪問を果たしているのに、欧州歴訪をしたのに岸田氏だけが、要請もあるにも関わらず訪問出来ていない。
岸田氏の決断の鈍さもありますが、国会日程の影響(拘束される事と事前公表の義務)も一因と、言い訳。
旧い慣習が、日本の弾力性のあるスピード外交に悪弊を及ぼして、信頼を損ねている。
国会審議活性化法が成立していても運用されていない。
プーチン大統領のウクライナ侵攻、習近平首席の台湾侵攻といった緊急事態にある今日。岸田氏の決断と、行動が求められますね!
林外相、クアッド出席へ 与野党が合意 - 産経ニュース
# 冒頭の画像は、インド・モディ首相
|視点|インドのG20議長国就任は、世界をひとつの家族に変えるチャンスか?(イマーネ・デルナイカ・カマリ セントジョセフ大学講師) | INPS Japan
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G20には中国、ロシアなどの覇権主義国や日本が重視するインドネシア、南アフリカなどのグローバルサウスの国々が出席する。
また、議長国のインドは、安倍首相(当時)が提唱し、トランプ大統領も賛同、積極推進し、今日も引き継がれている「自由で開かれたインド太平洋戦略(FOIP)」のメンバー国であり今回は議長国。
インドは、ロシアとの国交を、対中けん制の為もあり、重視している国でもあり、戦闘機を購入していることは諸兄がご承知のとおり。
ウクライナへのロシアの侵攻に対する制裁も、微妙な姿勢をたもっている全方位外交の国。
安倍政権時代は、自由主義陣営との連携強化に腐心してきたし、歴史を遡れば、太平洋戦争で敗戦した時の東京裁判で、パール判事が中立・公正な判断で日本への戦犯採決を主張していただいた。
また、日本の子供達へと、ネール首相(当時)は、娘さんのインデラさんのお名前を冠して象を贈っていただいた国でもあるのですね。
自由で開かれたインド太平洋戦略 - Wikipedia
東京裁判の真実とパール判事の生き方 | Are You Happy?/月刊女性誌「アー・ユー・ハッピー?」公式サイト
G20初日の参院予算委、議場には林外相…国益損ねた「ガラパゴス国会」 - 産経ニュース 2023/3/1 永原 慎吾
1日に始まった参院予算委員会の基本的質疑には林芳正外相も出席した。林氏は同日からインドで開かれる20カ国・地域(G20)外相会合への出席を調整したが、国会側が予算委の優先を求め、実現に至らなかった。G20会合に出席するグローバルサウス(南半球を中心とする途上国)の国々との関係強化の機会を逸したばかりか、国内事情を優先する日本の国会の「ガラパゴス」ぶりを印象付ける結果となっている。
「在外邦人の支援も外務省の最も重要な責務だ」
林氏は1日の参院予算委で在外邦人の孤独・孤立問題に関する質問にこう答弁した。 約7時間に及ぶ審議で外相への質問は、この1問だけだった。
G20には中国、ロシアなどの覇権主義国や日本が重視するインドネシア、南アフリカなどのグローバルサウスの国々が出席する上、議長国のインドの戦略的重要性も増している。ロシアによるウクライナ侵攻が続く中、国際秩序の維持・強化を訴える岸田文雄政権にとって重要な外交機会となるはずだった。
それに待ったをかけたのが国会だった。憲法63条は首相や閣僚が答弁を求められた場合、「(国会に)出席しなければならない」と規定。予算委の基本的質疑には首相と全閣僚が出席するのが慣例となっている。 平成11年に国会審議活性化法が成立し、制度上は副大臣や政務官が閣僚に代わり答弁できるようになったが形骸化しているのが実態だ。
外交に予算委が優先されることについて、自民の世耕弘成参院幹事長は2月28日の記者会見で「基本的質疑は参院の質疑の中でも非常に重要度が高い。諸外国といろんな交渉を行っている外相に直接答えを聞いてみたいという議員も多い」と指摘。立憲民主党の斎藤嘉隆参院国対委員長も1日、「(国会は)国権の最高機関だから、その重要性にかんがみて対応をしていただくべきだ」と語った。
ただ、「国会優先」の慣例を重視する余り、貴重な外交機会を失ったことは否めない。与野党からは外交上の損失を指摘する声もあり、与野党は1日、林氏がインドで3日に開かれる日米豪印4カ国の協力枠組み「クアッド」の外相会合には出席できるようにすることで合意した。
安全保障環境が激変する中、国会は杓子(しゃくし)定規な「国会優先」の姿勢を改め、国際情勢に柔軟に対応していく必要がある。
1日に始まった参院予算委員会の基本的質疑には林芳正外相も出席した。林氏は同日からインドで開かれる20カ国・地域(G20)外相会合への出席を調整したが、国会側が予算委の優先を求め、実現に至らなかった。G20会合に出席するグローバルサウス(南半球を中心とする途上国)の国々との関係強化の機会を逸したばかりか、国内事情を優先する日本の国会の「ガラパゴス」ぶりを印象付ける結果となっている。
「在外邦人の支援も外務省の最も重要な責務だ」
林氏は1日の参院予算委で在外邦人の孤独・孤立問題に関する質問にこう答弁した。 約7時間に及ぶ審議で外相への質問は、この1問だけだった。
G20には中国、ロシアなどの覇権主義国や日本が重視するインドネシア、南アフリカなどのグローバルサウスの国々が出席する上、議長国のインドの戦略的重要性も増している。ロシアによるウクライナ侵攻が続く中、国際秩序の維持・強化を訴える岸田文雄政権にとって重要な外交機会となるはずだった。
それに待ったをかけたのが国会だった。憲法63条は首相や閣僚が答弁を求められた場合、「(国会に)出席しなければならない」と規定。予算委の基本的質疑には首相と全閣僚が出席するのが慣例となっている。 平成11年に国会審議活性化法が成立し、制度上は副大臣や政務官が閣僚に代わり答弁できるようになったが形骸化しているのが実態だ。
外交に予算委が優先されることについて、自民の世耕弘成参院幹事長は2月28日の記者会見で「基本的質疑は参院の質疑の中でも非常に重要度が高い。諸外国といろんな交渉を行っている外相に直接答えを聞いてみたいという議員も多い」と指摘。立憲民主党の斎藤嘉隆参院国対委員長も1日、「(国会は)国権の最高機関だから、その重要性にかんがみて対応をしていただくべきだ」と語った。
ただ、「国会優先」の慣例を重視する余り、貴重な外交機会を失ったことは否めない。与野党からは外交上の損失を指摘する声もあり、与野党は1日、林氏がインドで3日に開かれる日米豪印4カ国の協力枠組み「クアッド」の外相会合には出席できるようにすることで合意した。
安全保障環境が激変する中、国会は杓子(しゃくし)定規な「国会優先」の姿勢を改め、国際情勢に柔軟に対応していく必要がある。
1日に始まった参院予算委員会の基本的質疑には林芳正外相も出席。林氏は同日からインドで開かれる20カ国・地域(G20)外相会合への出席を調整したが、国会側が予算委の優先を求め、実現に至らず、副大臣が出席に。
G20会合に出席するグローバルサウス(南半球を中心とする途上国)の国々との関係強化の機会を逸したばかりか、国内事情を優先する日本の国会の「ガラパゴス」ぶりを印象付ける結果となっている。
議長国インドにも、礼を欠きかねない印象を残した。
約 7時間に及ぶ審議で外相への質問は、1問だけだった。こちらが副大臣でも対応できる国内問題。
予算委の基本的質疑には首相と全閣僚が出席するのが慣例となっている。
平成11年に国会審議活性化法が成立し、制度上は副大臣や政務官が閣僚に代わり答弁できるようになったが形骸化しているのが実態だと、永原氏。
「国会優先」の慣例を重視する余り、貴重な外交機会を失ったことは否めない。与野党からは外交上の損失を指摘する声もあり、与野党は1日、林氏がインドで3日に開かれる日米豪印4カ国の協力枠組み「クアッド」の外相会合には出席できるようにすることで合意したのだそうですが。。
安全保障環境が激変する中、国会は杓子(しゃくし)定規な「国会優先」の姿勢を改め、国際情勢に柔軟に対応していく必要があると、永原氏。
G7国の首脳が、事前のウクライナ訪問を果たしているのに、欧州歴訪をしたのに岸田氏だけが、要請もあるにも関わらず訪問出来ていない。
岸田氏の決断の鈍さもありますが、国会日程の影響(拘束される事と事前公表の義務)も一因と、言い訳。
旧い慣習が、日本の弾力性のあるスピード外交に悪弊を及ぼして、信頼を損ねている。
国会審議活性化法が成立していても運用されていない。
プーチン大統領のウクライナ侵攻、習近平首席の台湾侵攻といった緊急事態にある今日。岸田氏の決断と、行動が求められますね!
林外相、クアッド出席へ 与野党が合意 - 産経ニュース
# 冒頭の画像は、インド・モディ首相
|視点|インドのG20議長国就任は、世界をひとつの家族に変えるチャンスか?(イマーネ・デルナイカ・カマリ セントジョセフ大学講師) | INPS Japan
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