遊爺雑記帳

ブログを始めてはや○年。三日坊主にしては長続きしています。平和で美しい日本が滅びることがないことを願ってやみません。

民主党・土肥議員 その場にのまれて竹島を売国

2011-03-10 20:42:14 | 竹島
 社会党出身で、兵庫 3区選出の民主党・菅グループ幹部の土肥隆一議員は、日本政府に竹島の領有権主張中止などを求める「日韓キリスト教議員連盟」(日本からは土肥氏のみ参加)の日韓共同宣言の署名に名を連ねたうえ、韓国の国会で共同記者会見までしていたのだそうです。 どこの国の国会議員さんなのでしょうか。
 
首相側近が「竹島放棄」署名 主権意識の欠如、また火種 (3/10 産経)

 菅直人首相と長年行動をともにしてきた民主党の土肥隆一衆院議員が、韓国で日本政府に竹島の領有権主張の中止を求めた問題は、民主党政権の主権意識の希薄さ
を改めて浮き彫りにした。自民党は徹底追及する構えを見せており、すでに手詰まり状態となっている菅政権にさらなる打撃となった。もし首相が、土肥氏の行動に何の対処もできなければ、日本のリーダーとしての資質さえも疑われかねない。(今堀守通)

 土肥氏は産経新聞の取材に共同宣言の内容を理解した上で署名したことを認め「キリスト教的アプローチだ」と釈明。「議員は国益を担っている。私の個人的な考えであり、私一人の責任だ」とも述べた。
 とはいえ、韓国による主権侵害を容認する行動は軽率では済まされない。しかも土肥氏は、首相が率いるグループ「国のかたち研究会」顧問を務め、首相への影響力もなお大きい。
 これでは首相がいくら領土に関し政府見解を踏襲しても「本音は違う」と疑われても仕方がない。かつて
首相は拉致実行犯の辛光洙(シンガンス)元死刑囚の釈放嘆願書に署名
しただけになおさらだ。
 そうでなくても政権は竹島に関し迷走してきた。
 
「竹島を韓国が不法占拠」とする政府の公式見解があるにもかかわらず首相らは「法的根拠がない形で支配されている」と繰り返し「不法占拠」との表現を避けてきた
。対中、対露外交がこじれる中で日韓関係まで悪化させたくないと考えたようだ。
 それでも今春には
竹島問題を明記した学習指導要領解説書に基づく中学教科書の検定結果が発表
される。政府が「竹島は日本固有の領土だ」と毅然(きぜん)とした姿勢を示さなければかえって問題はこじれてしまうはずだ。
 ところが、
首相にその覚悟は見えない
。土肥氏の行動を「大変遺憾だ」と語ったとはいえ、今後の対応はまたも党執行部に委ねてしまった。
 枝野幸男官房長官も逃げ続けた。9日の記者会見で土肥氏の問題を問われても「政府も民主党も竹島が歴史的にも法的にも日本固有の領土であることは一貫して変わるものではない」と繰り返すばかりだった。

<中略>

 民主党でも憤りの声が相次ぐ。渡辺周党国民運動委員長はBSフジの番組で「あってはならない見当違いであり撤回すべきだ。
放置すれば党が黙認したことになりかねない。公の場で説明していただきたい」と指弾。斎藤勁民主党国対委員長代理も「信じられない」とあきれ、ある若手は「これでは左翼政権だと思われる。議員辞職ものだ」と怒りを爆発させた。
<中略>


民主党の瓦解(がかい)はもはや止めようがない。


 土肥議員はいろいろ言い訳の発言をしています。
 「個人的には竹島は日本の領土とは一概に言えないのではないかと思っている」と言ったり、「固有の領土だ」と発言を修正したりで定まりません。上記の記事では、「キリスト教的アプローチ」だと。更に、「個人的な考えであり、私一人の責任だ」と言いながら、「議員は国益を担っている」とも言い、国会議員同士の共同声明に署名し、国会で記者会見までしていることとの関係は、どう説明するのでしょう。
 早い話が、政治家としての信条、理念はみじんもない。そんなことで牧師さんは勤まるものなんだ...?
 記者会見の様子では、しり込みしながら立っている様子が写されています。コメントも、「その場にのまれてしまった」とか「こんなにマスコミに取り上げられるとは思ってもみなかった」とか、事の重大さや、国家の主権への認識不足、国をあずかる国会議員の職責の重さの認識のなさが浮かび上がってきています。



    ↑
 # 1:50 / 5:26 あたりから、土肥議員の電話インタビューの様子が詳しく報じられています。

 衆議院の政治倫理審査会の会長を辞任するのだそうですね。
 善意にとれば、韓国のキリスト教信徒集団の議員さんたちにはめられたと言えなくはない。(誤解のない様注釈しますが、キリスト教の話ではなく、韓国の議員さんのはなしです。)しかし、これまでも韓国の団体にはめられた日本の議員さんは多いわけで、今回のテーマなら訪韓時にこのようなことは予測できたはずです。言い訳が二転三転して、しまいには韓国議員に責任を転嫁しようとは、人としても最低でしょう。
 「よく読んだら一方的な偏った内容だった」とも発言しているようですね。であれば、韓国議員団に対してと、記者会見で集まっていた報道陣に対し、署名の撤回を公式に伝えるべきです。
 
 この国土を売り渡す行為は、村山発言、河野発言などの様に、歴史認識の状況証拠として外交に使われます。身を持って撤回し、議員辞職して償っても償いきれるものではありません。
 記事にも書かれていますが、「竹島の不法占拠」は、日本国の公式見解です。ところが、民主党の幹部は誰一人として「不法占拠」を口にしません。記者団がしつこく詰め寄ってもかたくなに口にしません。民主党として、過去からの政府の公式見解を継承していない、継承するのを拒んでいるのです。民主党のこの外交関係の継承を陰湿に拒む姿勢が、今日の日本の外交の混乱を招き、国家の主権の侵害を受け続けています。これを、売国奴政権と言わずしてなんと表現するのでしょう。

外務省: 竹島問題

# 冒頭の写真は、韓国の教会で行われた集会の様子です。大きな教会で集まったクリスチャン(?)は、かなり大勢です。写真右側で、民族衣装を着て韓国国旗を振っているのが、土肥議員です。






写真素材 PIXTA


Fotolia


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竹島は日韓どちらのものか
日本は国境を守れるか (プレイブックス・インテリジェンス)




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