「中国で共産党政権が続く限り、軍備拡張は続く。我々の商売も当面は順調ということだ」
2011年末、北京中心部のホテルで開かれた国有企業関係のパーティー。フランス産高級ワインが何本も並ぶテーブルで、中国人民解放軍の装備品を調達する企業幹部が話した。
ゲストとして招かれた別の団体関係者が真意を尋ねると、幹部は解説した。 「軍拡はもはや一種の既得権益だ。党が国防費の伸びを毎年2ケタにしなければ、困る人が大勢出る」
この幹部は、軍高官の親類だ。勤める企業は「民間」だが、経営の実権を握るのは、やはり軍周辺の人物という。株式は非公開で業務実態はベールに包まれている。同関係者は「軍との特別な関係を持つ企業は珍しくない」と指摘する。
2011年の国防予算は前年実績比12・7%増の6011億元(約7兆5378億円)。研究開発費などを含めれば、その2倍程度になるとみられている。経済発展に支えられて急増する国防費は、軍需産業を経由し、軍周辺の膨大な人々の懐にも流れ込んでいる。
中国軍に対するシビリアンコントロール(文民統制)の根幹は、「共産党の指導」への絶対的服従だ。軍内部には、政治委員を中心とした党組織網が張り巡らされている。だが、北京の政治学者は「軍需産業の利権を握る既得権益層が、多方面で影響力を持つようになった。将来は外交政策を振り回す恐れがある」と、統制の揺らぎに警鐘を鳴らす。軍関係筋は「党の指導の形骸化」への懸念を語った。
国有企業と軍が最も密接に連携する経済活動の一つが、海底資源の探査、開発だ。東シナ海のガス田「白樺」(中国名・春暁)の開発など係争海域が絡む場合、海軍も支援している。資源開発は巨利を生む。中国企業連合会が昨年発表した2010年の中国企業の売上高ランキングで石油関係国有企業が1、2位を占め、海洋資源開発を進める中国海洋石油も、3547億元(約4兆4300億円)で16位に入った。
日中両国政府が合意している「白樺」などの共同開発に関して、日本側関係者は「中国軍の周辺が利権絡みで反対しているのでは」と疑念を抱く。
海を巡る中国の強硬姿勢の背後に、軍と企業の連携があることを示すかのように、共産党機関紙・人民日報系の国際問題専門紙は昨年9月、「今が南シナ海で武力行使する良い機会だ」と主張するエネルギー戦略研究者の論文を載せた。
今年秋の共産党大会で、胡錦濤氏に代わって党総書記に就任する習近平・国家副主席が、経済とともに増大する軍の力を制御するのは、容易ではない。
軍需産業が政権に一定の影響力を持つのは、米国でも見られる現象ですね。米国に追い付き追い越そうとする中国ですが、このあたりの社会構造も米国に似てきているのでしょうか。
と言うより、軍関係者が軍需産業を掌握し、利益を得て各方面へ影響力を強め、政策を振り回す恐れが出てきたことは、軍が政策を動かすと言うことになり、シビリアンコントロールが危ういことになります。
もともと中国にシビリアンコントロールがあるのかという話になりますが、小平氏の台頭による解放経済政策の推進は、人民解放軍の政府から一皮むけた政権が誕生したと、遊爺は考えています。
とは言え、軍の力は大きく、その掌握は政権の課題でもあり、胡錦濤政権では発足当初から終始苦労してきました。
その弱点が、軍の甘やかしにもなり、軍が要求する国防費の拡大の一因でもあったと考えます。
開放経済により国が富む。その富から国防費を拡大する。拡大を続ける国防費で軍需産業が発展する。その軍需産業が軍関係者によって抑えられる。そこで利益を得た軍関係者が政治に影響力を強める。と、ぐるっと一周して人民解放軍が国をリードするという、中国共産党発祥時代に戻っていく...?
しかしそれは、是非は別にしてそれなりの理念で産まれ勢力を拡大した中国共産党とは異なり、平たく言えば汚職で得た利益で誕生しその利権を守る政権となり、全く異なる政府です。勿論、米国の軍需産業と政府の関係(軍が主導していない)とも全く異なります。
GDP世界第二位となり、世界経済に大きな影響力を持つ国が、今、崩壊を始めた軍事独裁国に回帰することになれば、世界の平和は大きく崩れます。
誕生に向け、内部の葛藤が進んでいるとされる習近平政権の動向が注目されますね。
この花の名前は、リンドウ 撮影場所=六甲高山植物園
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朝鮮では今や朝鮮人民軍が力をつけてしまい、金正恩をはじめとした朝鮮労働党には力がないように思えてきます。
URLを見てください。1分10秒当たりに金正恩が子供を無理やり座らせようとしますが座りません。
それどころか朝鮮の最高指導者であるはずの金正恩が再び立っています。
韓国の李大統領が座ったら韓国国民はきっと空気を読んでやめようとするでしょう。
朝鮮では軍部が大政翼賛会を操って天皇を国民の崇拝の対象にして蜜を吸った戦前の日本の軍部と同じように朝鮮では労働党を操っている軍部が褒め殺す形で金正恩を操っていると思っています。
そして金正恩は今年初めのように指導者としての誇り『国民の生活水準向上、資本主義導入』などを失っており、私には今や墜落した指導者であると思います。
中国は胡錦濤の命令を無視したり、胡錦濤が事前に知らされることがないのに勝手に行動したりしています。
今後の中国軍部は朝鮮のようになっていくと思います。
日本のすべての政党も含めて言いますが、利権や蜜を知った集団というのはそれを維持しようと考えるものです。
たとえどれだけの国民が飢えようとも自分の特権や階級、財産だけを守ろうとするのです。
自民党が今年初めに出した憲法改悪案もその流れであると思います。
しかし日本人や中国人はそのような利権にはうんざりしています。
だから自らが腐敗した政治を変えていく人間になると思わなければならないのです。
独裁政治は朝鮮を見れば理解できます。すべての国家権力を握った権力者が次に行うのは思想統制です。
国民を洗脳してしまうのです。朝鮮の政治犯収容所ではそこで生まれた若者は自殺しません。しかし捕まった高齢者は自殺するらしいのです。
それを不思議に思った脱北者が洗脳とはどのようなものかというのを韓国で話しているらしいです。
人間は自分が体験したことのある世界を基準とします。
だから食べ物が少ない国の人はそれが当たり前だと思っているのです。
私たちからしたら可哀想だと思うこともアフリカの方は当たり前の日常なのです。
私が危惧しているのは日本人が自民党や利権集団に洗脳されないか心配しています。
朝鮮国民は政府に対抗する力さえもありません。
中国軍部や日本利権集団も国民を奴隷として扱うためにどうすればいいのかと考えているでしょう。
韓国では朝鮮と統一するときの北部へ経済支援する必要があるとして統一税という名目で増税しています。
しかし韓国政府はその金で国債などの借金を返還しているのです。
関係のない話をしてしまい申し訳ありません。
私は一度考えると考えずにはいられない人間なので意味不明な文章をお許しください。
日本人や中国人が立ち上がり利権集団を解体できるように祈っています。
中国では六四(天安門)事件から国を変えるのは自分達だと思う人が出てきています。
中国の高速鉄道事故で共産党の弾圧に反対する人間が中国ジャスミン革命を掲げた時に利権集団は身震いしたでしょう。
日本人も生活や誇りを維持するために日本の利権集団に対して宣戦布告する必要があると思います。
私は自民党のA級戦犯の奴らがまた天皇を操り人形にしようとすることが許せません。
だから大人の皆さんが私達が選挙権を得るまで少しでも誇りを持てる国にしていることを祈っています。
私は自分の子孫が誇りを持ち続けるように選挙の一票を投じたいと思っています