北京冬季五輪の「外交的ボイコット」について、岸田政権の態度表明が遅れています。
12月 8日、11日の2回、この話題に触れさせていただいていましたが、未だに岸田政権は、日本の姿勢を表明出来ていません。
バイデン大統領が「外交的ボイコット」を表明、各国に判断を託した当初、岸田氏は「「国益の観点から自ら判断する」と述べたのですが、未だに態度を示していません。
安倍氏は 9日、「ウイグルでの人権状況について政治的な姿勢とメッセージを出すことがわが国には求められている」「日本の意思を示すときは近づいているのではないか」と、判断の遅い岸田政権に早期決断を促していましたが、未だに日本政府の姿勢を示せていません。
米国は、この日本の姿勢に、疑いを持ち始めていると、ジャーナリストの加賀氏。
スポーツ庁の室伏広治長官や、東京大会組織委員会の橋本聖子会長(参院議員)の派遣の声が聞こえてきますが、自民党の保守派議員連盟「日本の尊厳と国益を護(まも)る会」は、JOCの山下泰裕会長の派遣にとどめるよう要請したのだそういです。
北京冬季五輪 外交的ボイコット騒動 - 遊爺雑記帳
安倍元首相が、岸田政権に「外交的ボイコット」の早期決断を促した - 遊爺雑記帳
岸田氏は、外務大臣を長期に渡り務めた事で、自分は優秀な外務大臣だと誇っていますが、それ、大きな誤解。
内弁慶で、対面した相手に翻弄されっぱなし!
ここでは詳細は触れませんが、安倍氏の傘があってこその外相でしたが、ご本人はお気づきなのかどうか。
12月11, 12日、英中部リバプールで開催されたG7外相会議。来年 2月の北京冬季五輪に政府代表を派遣しない「外交的ボイコット」も議題となったとジャーナリストの加賀氏。
日本政界屈指の「親中派」である林芳正外相は「適切な時期に、諸般の事情を総合的に勘案して判断する」という岸田文雄政権の方針を伝えた。一体、いつまで決断を先送りにするのかと。
各紙様々に報じていますが、外事警察関係者は、以下の様に語ったのだそうです。
バイデン米政権は 6日午後(日本時間 7日未明)、北京冬季五輪の「外交的ボイコット」を発表。続いて、英国、オーストラリア、カナダなどが賛同し、足並みをそろえた。
岸田首相は10日の参院本会議代表質問で、「適切な時期に、五輪・パラリンピックの趣旨、精神や外交上の観点など、諸般の事情を総合的に勘案し、(私)自ら判断したい」と、答弁。まったく理解できないと。
自民党の高市早苗政調会長が「(外交的ボイコット)に賛同する。しっかりとした姿勢を日本としていち早く打ち出すべきだ」といい、安倍晋三元首相が「政治的メッセージを出すことが求められている」「日本の意思を示すときは近づいている」と突き上げても、岸田政権は決断を先送りしてきたと加賀氏。
実は、米国で 2つの大きな疑惑が浮上しているのだそうです。
ひとつ目は、バイデン政権主催で、オンライン形式で 9、10日に行われた「民主主義サミット」。バイデン大統領はここに、日本をはじめ世界111の国・地域の首脳を招待し、中国と、ウクライナ侵攻を画策するロシアに対して、民主主義陣営が敢然と対決姿勢を表明するつもりだった。中国は半狂乱だった。
どうなったか。
「失敗だ。バイデン氏にとって屈辱だ。共同声明も出せなかった。米国は、日本がサミット前に『外交的ボイコット』を表明すれば、サミットの流れは決まると期待していた。米中ともに『日本がすべてのカギだ』と、すさまじい工作を行っていた。岸田首相は決断せず、サミットでも『中国』という言葉を出さなかった。中国は大喜びだ。米国は、岸田政権を疑っている」
「米国は、岸田首相が6日に行った所信表明演説も問題視している。岸信夫防衛相は事前に『台湾問題は、日本の安全保障にとって最重要だ。国際社会の関心も高い。日本政府の姿勢を国民に所信表明演説で伝えるべきだ』と申し入れた。これを岸田首相は無視した。『親米対中強硬派の高市潰し』に続く、『米国が信頼する対中強硬派の岸潰し』の疑惑がある」
と!
林外相と、アントニー・ブリンケン国務長官は11日、訪問先の英中部リバプールで、初の対面による日米外相会談を約25分間行った。両外相は「日米同盟の強化」を確認し、「岸田首相の早期訪米と、日米首脳会談実現に向けた調整で一致した」と発表された。
お笑いだ。米国は、林外相が「中国共産党に近い親中派のドン」と知っている。岸田政権は、本当に大丈夫なのかと加賀氏。
自民党内からも、岸田内閣の、「外交ボイコット」姿勢について声が上がっています。
外交的ボイコットで、表明時期も内容もはっきりしない岸田内閣。
ボイコットともとれ、要人(中国の東京五輪への出席者と同格)派遣ともいえる、北京五輪への日本の派遣者について、「日本の尊厳と国益を護(まも)る会」の青山繁晴参院議員らは、話題にのぼっている、「政府の一員」である室伏氏や、「現職の国会議員で」ある橋本氏ではなく、政治とは無縁の、日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕会長の派遣にとどめるよう要請したのですね。
林外相は、「適切な時期に、申し入れも勘案して判断する」と述べるにとどめたのだそうです。
米中相手に二股外交。しかも、世界を揺るがす大きな米中の面目がかかっている課題。二兎を追うものは、一兎を得られない課題。
優柔不断で決められない岸田氏。日本をどこからも信頼されない国にしてしまいそうです。。
# 冒頭の画像は、橋本氏と山下氏
この花は、原種クリスマスローズ
↓よろしかったら、お願いします。
12月 8日、11日の2回、この話題に触れさせていただいていましたが、未だに岸田政権は、日本の姿勢を表明出来ていません。
バイデン大統領が「外交的ボイコット」を表明、各国に判断を託した当初、岸田氏は「「国益の観点から自ら判断する」と述べたのですが、未だに態度を示していません。
安倍氏は 9日、「ウイグルでの人権状況について政治的な姿勢とメッセージを出すことがわが国には求められている」「日本の意思を示すときは近づいているのではないか」と、判断の遅い岸田政権に早期決断を促していましたが、未だに日本政府の姿勢を示せていません。
米国は、この日本の姿勢に、疑いを持ち始めていると、ジャーナリストの加賀氏。
スポーツ庁の室伏広治長官や、東京大会組織委員会の橋本聖子会長(参院議員)の派遣の声が聞こえてきますが、自民党の保守派議員連盟「日本の尊厳と国益を護(まも)る会」は、JOCの山下泰裕会長の派遣にとどめるよう要請したのだそういです。
北京冬季五輪 外交的ボイコット騒動 - 遊爺雑記帳
安倍元首相が、岸田政権に「外交的ボイコット」の早期決断を促した - 遊爺雑記帳
岸田氏は、外務大臣を長期に渡り務めた事で、自分は優秀な外務大臣だと誇っていますが、それ、大きな誤解。
内弁慶で、対面した相手に翻弄されっぱなし!
ここでは詳細は触れませんが、安倍氏の傘があってこその外相でしたが、ご本人はお気づきなのかどうか。
<【スクープ最前線】「外交的ボイコット」決断先送り、岸田首相の2大疑惑 「バイデン氏は屈辱…」習中国と密約?揺らぐ日米同盟 米が問題視する“岸潰し” - zakzak:夕刊フジ公式サイト 2021.12/14
日本や米国を含むG7(先進7カ国)外相会合が11、12日、英中部リバプールで開催された。中国当局による新疆ウイグル自治区などでの人権弾圧を受けて、来年2月の北京冬季五輪に政府代表を派遣しない「外交的ボイコット」も議題となった。米国は旗振り役としてボイコットへの同調拡大を狙ったが、政界屈指の「親中派」である林芳正外相は「適切な時期に、諸般の事情を総合的に勘案して判断する」という岸田文雄政権の方針を伝えた。一体、いつまで決断を先送りにするのか。ジャーナリストの加賀孝英氏が最新情報に迫った。
「新聞各紙が週末、『北京五輪に高官派遣見送りへ、橋本聖子氏が出席…選手団は派遣』(読売新聞、11日)、『北京五輪へ閣僚派遣せず』(共同通信、11日)、『北京五輪、閣僚派遣見送りへ 室伏長官の派遣可否検討』(朝日新聞、12日)などと、岸田政権での最終調整について報じたが、遅すぎる。米国は岸田政権に不信感を高めている。『岸田政権は二枚舌だ。『親中』政権だ。早く決断しないのは、中国の習近平政権と密約があるのではないか?』と…。日米同盟は揺らいでいる」
外事警察関係者は、こう語った。
ご承知の通り、ジョー・バイデン米政権は6日午後(日本時間7日未明)、北京冬季五輪の「外交的ボイコット」を発表した。米政権は、中国当局による新疆ウイグル自治区での人権弾圧を「ジェノサイド(民族大量虐殺)」と認定している。続いて、英国、オーストラリア、カナダなどが賛同し、足並みをそろえた。
わが日本はどうか。
岸田首相は10日の参院本会議代表質問で、「外交的ボイコット」について聞かれ、「適切な時期に、五輪・パラリンピックの趣旨、精神や外交上の観点など、諸般の事情を総合的に勘案し、(私)自ら判断したい」と、答弁した。
「適切な時期」「五輪の価値」「諸般の事情」…。まったく理解できない。ぜひ、岸田首相に聞いてほしい発言や発信がある。
■米報道「IOCは恥を知るべきだ」
米プロバスケットボールNBAセルティックスのエネス・カンター選手は11月23日、CNNテレビのインタビューで、ウイグルなどでの人権状況を念頭に「今、この瞬間にジェノサイドが起きている」と指摘し、北京冬季五輪ボイコットを呼び掛けた。冬季五輪を推進する国際オリンピック委員会(IOC)については「恥を知るべきだ」と批判した。
米紙ワシントン・ポスト(電子版)は今月7日、世界中の国や企業、市民が「(北京冬季五輪を)『ジェノサイド五輪』と呼ばねばならない」「米国の『外交的ボイコット』は始まりにすぎない」「同盟国は後に続くべきだ」「(スポンサー企業は)習政権が人道に対する犯罪を封印することに手を貸すことに恥を知るべきだ」と厳しく指摘した。
日本でも、自民党の高市早苗政調会長が「(外交的ボイコット)に賛同する。しっかりとした姿勢を日本としていち早く打ち出すべきだ」といい、安倍晋三元首相が「政治的メッセージを出すことが求められている」「日本の意思を示すときは近づいている」と突き上げても、岸田政権は決断を先送りしてきた。
■米が問題視する「岸潰し」の疑惑
実は、2つの大きな疑惑が浮上している。以下、日米情報当局関係者から入手した情報だ。
まず、バイデン政権主催で、オンライン形式で9、10日に行われた「民主主義サミット」だ。バイデン大統領はここに、日本をはじめ世界111の国・地域の首脳を招待し、台湾や沖縄県・尖閣諸島などを視野に軍事的覇権拡大を続ける中国と、ウクライナ侵攻を画策するロシアに対して、民主主義陣営が敢然と対決姿勢を表明するつもりだった。中国は半狂乱だった。どうなったか。
「失敗だ。バイデン氏にとって屈辱だ。共同声明も出せなかった。米国は、日本がサミット前に『外交的ボイコット』を表明すれば、サミットの流れは決まると期待していた。米中ともに『日本がすべてのカギだ』と、すさまじい工作を行っていた。岸田首相は決断せず、サミットでも『中国』という言葉を出さなかった。中国は大喜びだ。米国は、岸田政権を疑っている」
「米国は、岸田首相が6日に行った所信表明演説も問題視している。岸信夫防衛相は事前に『台湾問題は、日本の安全保障にとって最重要だ。国際社会の関心も高い。日本政府の姿勢を国民に所信表明演説で伝えるべきだ』と申し入れた。これを岸田首相は無視した。『親米対中強硬派の高市潰し』に続く、『米国が信頼する対中強硬派の岸潰し』の疑惑がある」
林外相と、アントニー・ブリンケン国務長官は11日、訪問先の英中部リバプールで、初の対面による日米外相会談を約25分間行った。両外相は「日米同盟の強化」を確認し、「岸田首相の早期訪米と、日米首脳会談実現に向けた調整で一致した」と発表された。
お笑いだ。米国は、林外相が「中国共産党に近い親中派のドン」と知っている。岸田政権は、本当に大丈夫なのか。
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■加賀孝英(かが・こうえい) ジャーナリスト。1957年生まれ。週刊文春、新潮社を経て独立。95年、第1回編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム大賞受賞。週刊誌、月刊誌を舞台に幅広く活躍し、数々のスクープで知られている。
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日本や米国を含むG7(先進7カ国)外相会合が11、12日、英中部リバプールで開催された。中国当局による新疆ウイグル自治区などでの人権弾圧を受けて、来年2月の北京冬季五輪に政府代表を派遣しない「外交的ボイコット」も議題となった。米国は旗振り役としてボイコットへの同調拡大を狙ったが、政界屈指の「親中派」である林芳正外相は「適切な時期に、諸般の事情を総合的に勘案して判断する」という岸田文雄政権の方針を伝えた。一体、いつまで決断を先送りにするのか。ジャーナリストの加賀孝英氏が最新情報に迫った。
「新聞各紙が週末、『北京五輪に高官派遣見送りへ、橋本聖子氏が出席…選手団は派遣』(読売新聞、11日)、『北京五輪へ閣僚派遣せず』(共同通信、11日)、『北京五輪、閣僚派遣見送りへ 室伏長官の派遣可否検討』(朝日新聞、12日)などと、岸田政権での最終調整について報じたが、遅すぎる。米国は岸田政権に不信感を高めている。『岸田政権は二枚舌だ。『親中』政権だ。早く決断しないのは、中国の習近平政権と密約があるのではないか?』と…。日米同盟は揺らいでいる」
外事警察関係者は、こう語った。
ご承知の通り、ジョー・バイデン米政権は6日午後(日本時間7日未明)、北京冬季五輪の「外交的ボイコット」を発表した。米政権は、中国当局による新疆ウイグル自治区での人権弾圧を「ジェノサイド(民族大量虐殺)」と認定している。続いて、英国、オーストラリア、カナダなどが賛同し、足並みをそろえた。
わが日本はどうか。
岸田首相は10日の参院本会議代表質問で、「外交的ボイコット」について聞かれ、「適切な時期に、五輪・パラリンピックの趣旨、精神や外交上の観点など、諸般の事情を総合的に勘案し、(私)自ら判断したい」と、答弁した。
「適切な時期」「五輪の価値」「諸般の事情」…。まったく理解できない。ぜひ、岸田首相に聞いてほしい発言や発信がある。
■米報道「IOCは恥を知るべきだ」
米プロバスケットボールNBAセルティックスのエネス・カンター選手は11月23日、CNNテレビのインタビューで、ウイグルなどでの人権状況を念頭に「今、この瞬間にジェノサイドが起きている」と指摘し、北京冬季五輪ボイコットを呼び掛けた。冬季五輪を推進する国際オリンピック委員会(IOC)については「恥を知るべきだ」と批判した。
米紙ワシントン・ポスト(電子版)は今月7日、世界中の国や企業、市民が「(北京冬季五輪を)『ジェノサイド五輪』と呼ばねばならない」「米国の『外交的ボイコット』は始まりにすぎない」「同盟国は後に続くべきだ」「(スポンサー企業は)習政権が人道に対する犯罪を封印することに手を貸すことに恥を知るべきだ」と厳しく指摘した。
日本でも、自民党の高市早苗政調会長が「(外交的ボイコット)に賛同する。しっかりとした姿勢を日本としていち早く打ち出すべきだ」といい、安倍晋三元首相が「政治的メッセージを出すことが求められている」「日本の意思を示すときは近づいている」と突き上げても、岸田政権は決断を先送りしてきた。
■米が問題視する「岸潰し」の疑惑
実は、2つの大きな疑惑が浮上している。以下、日米情報当局関係者から入手した情報だ。
まず、バイデン政権主催で、オンライン形式で9、10日に行われた「民主主義サミット」だ。バイデン大統領はここに、日本をはじめ世界111の国・地域の首脳を招待し、台湾や沖縄県・尖閣諸島などを視野に軍事的覇権拡大を続ける中国と、ウクライナ侵攻を画策するロシアに対して、民主主義陣営が敢然と対決姿勢を表明するつもりだった。中国は半狂乱だった。どうなったか。
「失敗だ。バイデン氏にとって屈辱だ。共同声明も出せなかった。米国は、日本がサミット前に『外交的ボイコット』を表明すれば、サミットの流れは決まると期待していた。米中ともに『日本がすべてのカギだ』と、すさまじい工作を行っていた。岸田首相は決断せず、サミットでも『中国』という言葉を出さなかった。中国は大喜びだ。米国は、岸田政権を疑っている」
「米国は、岸田首相が6日に行った所信表明演説も問題視している。岸信夫防衛相は事前に『台湾問題は、日本の安全保障にとって最重要だ。国際社会の関心も高い。日本政府の姿勢を国民に所信表明演説で伝えるべきだ』と申し入れた。これを岸田首相は無視した。『親米対中強硬派の高市潰し』に続く、『米国が信頼する対中強硬派の岸潰し』の疑惑がある」
林外相と、アントニー・ブリンケン国務長官は11日、訪問先の英中部リバプールで、初の対面による日米外相会談を約25分間行った。両外相は「日米同盟の強化」を確認し、「岸田首相の早期訪米と、日米首脳会談実現に向けた調整で一致した」と発表された。
お笑いだ。米国は、林外相が「中国共産党に近い親中派のドン」と知っている。岸田政権は、本当に大丈夫なのか。
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■加賀孝英(かが・こうえい) ジャーナリスト。1957年生まれ。週刊文春、新潮社を経て独立。95年、第1回編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム大賞受賞。週刊誌、月刊誌を舞台に幅広く活躍し、数々のスクープで知られている。
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12月11, 12日、英中部リバプールで開催されたG7外相会議。来年 2月の北京冬季五輪に政府代表を派遣しない「外交的ボイコット」も議題となったとジャーナリストの加賀氏。
日本政界屈指の「親中派」である林芳正外相は「適切な時期に、諸般の事情を総合的に勘案して判断する」という岸田文雄政権の方針を伝えた。一体、いつまで決断を先送りにするのかと。
各紙様々に報じていますが、外事警察関係者は、以下の様に語ったのだそうです。
バイデン米政権は 6日午後(日本時間 7日未明)、北京冬季五輪の「外交的ボイコット」を発表。続いて、英国、オーストラリア、カナダなどが賛同し、足並みをそろえた。
岸田首相は10日の参院本会議代表質問で、「適切な時期に、五輪・パラリンピックの趣旨、精神や外交上の観点など、諸般の事情を総合的に勘案し、(私)自ら判断したい」と、答弁。まったく理解できないと。
自民党の高市早苗政調会長が「(外交的ボイコット)に賛同する。しっかりとした姿勢を日本としていち早く打ち出すべきだ」といい、安倍晋三元首相が「政治的メッセージを出すことが求められている」「日本の意思を示すときは近づいている」と突き上げても、岸田政権は決断を先送りしてきたと加賀氏。
実は、米国で 2つの大きな疑惑が浮上しているのだそうです。
ひとつ目は、バイデン政権主催で、オンライン形式で 9、10日に行われた「民主主義サミット」。バイデン大統領はここに、日本をはじめ世界111の国・地域の首脳を招待し、中国と、ウクライナ侵攻を画策するロシアに対して、民主主義陣営が敢然と対決姿勢を表明するつもりだった。中国は半狂乱だった。
どうなったか。
「失敗だ。バイデン氏にとって屈辱だ。共同声明も出せなかった。米国は、日本がサミット前に『外交的ボイコット』を表明すれば、サミットの流れは決まると期待していた。米中ともに『日本がすべてのカギだ』と、すさまじい工作を行っていた。岸田首相は決断せず、サミットでも『中国』という言葉を出さなかった。中国は大喜びだ。米国は、岸田政権を疑っている」
「米国は、岸田首相が6日に行った所信表明演説も問題視している。岸信夫防衛相は事前に『台湾問題は、日本の安全保障にとって最重要だ。国際社会の関心も高い。日本政府の姿勢を国民に所信表明演説で伝えるべきだ』と申し入れた。これを岸田首相は無視した。『親米対中強硬派の高市潰し』に続く、『米国が信頼する対中強硬派の岸潰し』の疑惑がある」
と!
林外相と、アントニー・ブリンケン国務長官は11日、訪問先の英中部リバプールで、初の対面による日米外相会談を約25分間行った。両外相は「日米同盟の強化」を確認し、「岸田首相の早期訪米と、日米首脳会談実現に向けた調整で一致した」と発表された。
お笑いだ。米国は、林外相が「中国共産党に近い親中派のドン」と知っている。岸田政権は、本当に大丈夫なのかと加賀氏。
自民党内からも、岸田内閣の、「外交ボイコット」姿勢について声が上がっています。
室伏・橋本氏の北京五輪派遣に反対=「外交ボイコット」で自民保守派
2021/12/15 時事通信
自民党の保守派議員連盟「日本の尊厳と国益を護(まも)る会」の青山繁晴参院議員らは15日、林芳正外相を外務省に訪ね、北京冬季五輪・パラリンピックへの対応としてスポーツ庁の室伏広治長官と東京大会組織委員会の橋本聖子会長(参院議員)を派遣しないよう求めた。室伏氏については「政府の一員」である点、橋本氏は現職の国会議員である点を理由に「ふさわしくない」と指摘した。
また、日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕会長の派遣にとどめるよう要請。「今週中に態度表明すべきだ」と訴えた。林氏は「適切な時期に、申し入れも勘案して判断する」と述べるにとどめた。
2021/12/15 時事通信
自民党の保守派議員連盟「日本の尊厳と国益を護(まも)る会」の青山繁晴参院議員らは15日、林芳正外相を外務省に訪ね、北京冬季五輪・パラリンピックへの対応としてスポーツ庁の室伏広治長官と東京大会組織委員会の橋本聖子会長(参院議員)を派遣しないよう求めた。室伏氏については「政府の一員」である点、橋本氏は現職の国会議員である点を理由に「ふさわしくない」と指摘した。
また、日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕会長の派遣にとどめるよう要請。「今週中に態度表明すべきだ」と訴えた。林氏は「適切な時期に、申し入れも勘案して判断する」と述べるにとどめた。
外交的ボイコットで、表明時期も内容もはっきりしない岸田内閣。
ボイコットともとれ、要人(中国の東京五輪への出席者と同格)派遣ともいえる、北京五輪への日本の派遣者について、「日本の尊厳と国益を護(まも)る会」の青山繁晴参院議員らは、話題にのぼっている、「政府の一員」である室伏氏や、「現職の国会議員で」ある橋本氏ではなく、政治とは無縁の、日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕会長の派遣にとどめるよう要請したのですね。
林外相は、「適切な時期に、申し入れも勘案して判断する」と述べるにとどめたのだそうです。
米中相手に二股外交。しかも、世界を揺るがす大きな米中の面目がかかっている課題。二兎を追うものは、一兎を得られない課題。
優柔不断で決められない岸田氏。日本をどこからも信頼されない国にしてしまいそうです。。
# 冒頭の画像は、橋本氏と山下氏
この花は、原種クリスマスローズ
↓よろしかったら、お願いします。