民主党の獲得議席数の予測は日を追う毎に増加度を加速させていて、300議席越えは確実で、3分の2の320議席が現実味をおびてきています。もう、どうにもとまらない♪♪♪
愚痴ばかりになるので、筆を暫く置こうとしているのですが、一筆。
この現象が異常だと、日本が崩壊すると考えるひとは多いのです。それなのに何故民主党政権に予測票の増加が加速しているのでしょう?
“直球”で各党首に疑問をぶつける
23日、『サンデー・プロジェクト』に6党の党首に参加してもらって討論をやった。
しかし今さら討論をしても意味がない。そう私は思って、この番組を「“鳩山新首相”に聞く。政権を取ったらどうするのか」という内容にした。
番組での鳩山さんの発言は、今朝の各紙朝刊も取り上げていた。
これは批判ではないが、総選挙が公示されて以来、マスコミ、特にテレビは非常に臆病になってきた。
日曜(23日)の朝、『サンデー・プロジェクト』を含め3局が政治討論番組をやった。
ところが、『サンデー・プロジェクト』以外の2局では、一切、「民主党が300議席超」といった各紙の記事を出さなかった。
実は『サンデー・プロジェクト』のテレビ朝日でも、これについては随分もめた。「これを出すと公職選挙法に引っかかるのではないか」と。
つまり、今後の選挙の流れを誘導することになるのではないか、というのだ。
しかし私は、公職選挙法に引っかかるならば、それは報道した新聞のほうだろうと言い、いろいろ議論したうえで、朝日、読売、日経、毎日の4紙の1面を番組で紹介することになった。
私は、マスコミが防御的というか守りになっている、という思いがしている。
そして肝心なことを言わなくなっている。
<中略>
「密約」問題では鳩山代表が決意表明
<中略>
当時の外務事務次官であった村田良平さんが、その密約を見たとまで言っている。
その密約をどうするのか、麻生さんに聞くと「ない」。何人もの人が証言しているにも関わらずだ。
そこで鳩山さんに、密約はないのかと聞くと、「あるという蓋然性が高い」、つまり、あるだろうと言った。
そこで、「あるとしたらどうするのか。核持ち込みを認めるのか。あるいは、アメリカに改めて、核を持ち込まないと言わせるのか」と聞くと、鳩山さんは秋にオバマ大統領と会って話し合う、と言った。
他の番組はここで終っている。
だが、私は話し合ってどうするのかを聞いた。「核持ち込みは認めるが、ただし今後は『持ち込ませない』と表面的には言ってください」と言うのか。
鳩山さんは、核の持ち込みはしない、ということをきちんと約束させると言う。
では、言わせるまでは帰ってこないのか。「帰ってきません」とまで言った。
他の番組ではそこまでは言わない。突っ込みが甘い。肝心なことは何も突っ込んでいない。
私はいつも、番組でかなり突っ込んで聞いている。すると、これに対してよくやったという電話は一本もない。代わりに「田原は政治家をいじめ過ぎだ」と何本もの電話が入る。「福島みずほ氏にもっとしゃべらせろ」というものもあった。
私は日曜の番組の冒頭で、「民主300議席超、と各紙が書いているので、私は少し、麻生さんの応援をしたい。残酷な応援だけどね」としゃべったが、これに対するクレームがすごかった。「田原は自民党の犬か」とまで言われた。
テレビも含めてマスコミは今、守りに入ってきている。問題を起こすのを避ける空気が強くなっている。クレームが来るのを、嫌がっている。
しかも最近は、まともに突っ込むと批判が多くなる。何となくいやな時代だなと感じる。
異常現象の生みの親に、マスコミの姿勢をあげておられるのです。
300議席超を番組で取り上げると、公職選挙法に引っかかるといってとりあげるのに尻込みするテレビ朝日。守りにはいっているとの指摘ですが、楽勝ムードを引き締めようとする民主党の方針に従っているのだと考えてしまう遊爺は、かんぐりすぎなのでしょうか。
マスコミの選挙結果への影響力については、相反する2つのかんがえかたがあるのだそうで、上記の様に優勢を伝えると逆効果というものと、流れに乗る風潮があり優勢を加速させるものとがあり最近の日本は後者だと...。
メディアの事前予測が選挙結果に与える影響
メディアの事前予測と選挙結果の関係を示すものとして、アナウンスメント効果がいわれてきた。これには2種類ある。バンドワゴン効果とアンダードッグ効果と呼ばれる。
バンドワゴンとは楽隊の先頭に位置する車のことだ。メディア予測をそのまま受け入れ、勝ち馬に乗る心理が働いて、予測をさらに加速させる現象をいう。アンダードッグは「負け犬」だ。これは判官びいきが働き、あるいは、そういう予測なら自分が選挙に行かなくてもいいなと思わせる現象が生じる。その場合はメディア予測と逆の結果となる。
政治記者として選挙報道にたずさわってきた経験からいえば、かつては後者が圧倒的に多かったように思う。
<中略>
このごろの投票行動は、バンドワゴン効果が生ずることのほうが多いように感じている。一定の予測が出ると、その流れに飛び込んで一緒に楽しもうといった心理が有権者に作用する。今回のケースだと、「民主300」という劇的な予測を受けて、その流れを確実にさせようという投票者が増えることになる。
そうした一方で、投票行動にはバッファープレーヤーの存在も重要な要素として指摘されている。最近の選挙は無党派層の動向が結果を左右するが、同じ無党派でも政治意識の高い層と、無関心層に分けられる。その意識の高い無党派層が、選挙全体の構図を見て、たとえば「民主党政権はいいとしても、勝ちすぎるのはまずい」と考え、それを踏まえた行動に出る。これがバッファープレーヤーだ。
バンドワゴンかアンダードッグか、はたまた、バッファープレーヤーはどの程度の位置づけとなるか。そうした側面を中心に、この総選挙は格好のケーススタディーとなりそうだ。
民主党の政策が支持されているわけではない
<中略>
<公示直前に実施した世論調査でも、子ども手当など民主党の目玉政策への評価の低さが浮き彫りになっている。有権者による「政権交代願望」の強さは情勢調査結果でも表れたが、それが民主党の政策や政権運営への期待の反映とはいえないようだ>
とかく民主党びいきと思われている朝日にして、こういうことまで書かなくてはならないほど、調査結果には不可解な要素が残るということになる。
産経世論調査(25日付)でも興味深い結果が出ている。比例投票先は民主45・8%、自民24・4%と民主党がダブルスコア近くまで引き離しているのだが、こういう質問には自民のほうに軍配が上がるのだ。
「頼りになるのは」自民28・6%、民主27・3%
「人材が優れているのは」自民32・4%、民主27・4%
つまり、「民主300」を引き出した要因は、政権交代そのものへの期待であって、民主党の政策や政権運営を全面的に支持して、ではないということになる。
「政権交代」だけが一人歩きしている
<中略>
(4年前に小泉自民圧勝を導いた)同じ無党派がまったく異なる選択をしようとしている。おそらくは、その底に流れる心理は共通しているものがある。「ばらまきオンパレード」のマニフェストを掲げようが、鳩山由紀夫代表の発言がぶれようが、そういうことは投票選択の基準にはならないのだ。「政権交代?おもしろいじゃないの」といったあたりの感覚だ。
民主党はこれをとらえて、「政権交代」「チェンジ」に照準をしぼった選挙戦を展開してきた。そこに流れるポピュリズムを無視するわけにはいかない。郵政民営化にしろ、政権交代にしろ、「単一イシュー」のほうが、白か黒かのステレオタイプを生むのであって、それが国民受けするのだ。
そう考えていけば、小沢一郎前代表の政治資金疑惑にからむ「天の声」も、鳩山代表の「故人献金」問題も、ほとんど影響を与えていない不可解さを理解できるようにも思える。政権交代という今回の劇場の「演目」にとって、そうした次元のことはどうでもいいのである。
民主党の政策が支持されているのではなく、政権交代という「ポピュリズム」が急加速し民主党への300超の議席を呼んでいるとの指摘です。アンダードッグではなくバンドワゴン、勝ち馬にのる心理だと。
まさに「政権交代」という政局だけを唱える民主党、その政局を姦しく取り上げるマスコミの効果で民主党票が伸び続けているのです。
ただ、小泉郵政選挙の見解は、遊爺に言わせると郵政改革という政策の是非を国民に問うた、日本では希有の総選挙であり評価すべき選挙であったと考えています。劇場型であったとか、改革のつけが今日の差別社会を招いたとか、いろいろあり、それに対しても遊爺の見解はありますがここでは置いておきます。ひとこと、失われた10年=日本企業も、国民も自信を失いかけていた10年から復活出来たのは、民の力に負うところが大きいと言えるかも知れませんが、小泉改革が世界に評価されたことも大きかったことを、多くの人々は思い起こすべきです。
連立でなく、誰も止められない、単独で衆議院2/3以上の議席を持ち、独自の政権運営が可能となる民主党は、解散はしなくてよくなりますので、4年は継続することとなります。参議院選の民主党大勝で生じたねじれ国会により、日本は国際社会で大きく遅れを生じました。
民主党単独政権となった日本はどうなるのでしょう。
「民主党の正体」でくぐっていただければ、諸兄の教えを学ぶことが出来ますね。
一例では、以下。
民主党の正体 博士の独り言
また、以下は完全といえるまでにまとめてあります。
民主党が約束する売国・反日政策一覧 ~日本を滅ぼすための政策一覧表~|アジアの真実
古い自民党体質の、政治資金疑惑の小沢、故人献金(近隣国からの資金との噂もある)の鳩山がトップで仕切る日本だなんて、恥ずかしくて諸外国のひとと会えなくなります。
バッファープレーヤーの力で、せめて解散が可能な2/3未満のできるだけ少ない議席にとどまることを願っています。
旧社会党と古い自民党の、政局だけで集まっている集団ですから、政権を担った瞬間から政策課題に直面し、ほとんど身動きが出来なくなり分裂し、多くの国民も目覚め、解散へ進むこととなる道が残れば、日本国や国民が近隣の国の属国になることから救われる可能性が残ります。
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