遊爺雑記帳

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優先順位誤った「石破外交」トランプ氏との会談先送りのまま…「中国すり寄り」は外交オンチどころか〝確信犯〟に見える

2025-01-09 01:33:55 | 米中新冷戦時代
 石破政権と、トランプ次期大統領政権との関係が危惧されている。
 唯一の同盟国である米国のドナルド・トランプ次期大統領との対面会談を実現できていない。一方、岩屋毅外相は昨年12月に訪中し、数多くの懸案事項の具体的進展もないまま、中国人向けビザの発給要件大幅緩和を打ち出した。「外交の優先順位」に識者からも疑念が指摘されると、夕刊フジ。
 
優先順位誤った「石破外交」トランプ氏との会談先送りのまま…「中国すり寄り」は外交オンチどころか〝確信犯〟に見える - zakzak:夕刊フジ公式サイト 2025.1/8

 石破茂政権の外交能力が懸念されている。日本は、中国とロシア、北朝鮮という核を保有する権威主義国家に囲まれているが、唯一の同盟国である米国のドナルド・トランプ次期大統領との対面会談を実現できていない。一方、岩屋毅外相は昨年12月に訪中し、数多くの懸案事項の具体的進展もないまま、中国人向けビザの発給要件大幅緩和を打ち出した。「外交の優先順位」に識者からも疑念が指摘される。石破政権の「対中融和」姿勢も影響したのか、ジョー・バイデン米大統領は今月初め、「安全保障の懸念」があるとして日本製鉄によるUSスチール買収に禁止命令を出した。今年は「戦後80年」の節目だが、石破政権に任せていて、日本の国益は守られるのか。

            ◇

孫氏と会食

 「首相から『日米関係が大事だ。いろいろ教えてほしい』といわれ、忌憚のない話をした」

 ソフトバンクグループの孫正義会長兼社長は7日夜、石破首相らと東京都内の日本料理店で会食した後、記者団にこう語った。孫氏は昨年12月、米国でトランプ氏と会談している。

 石破首相は6日の年頭記者会見で、「わが国が現在直面する安全保障環境は戦後最も厳しく複雑なものだ。わが国の平和と安全、人々の安全を守り抜くにあたっての基本は、十分な抑止力を確保しつつ、関係国との対話を重ねていくことにある」と語った。

 ならば、真っ先に同盟国の次期リーダーと対面会談に臨むのは常識だ。石破首相が後ろから弾を撃ち続けた安倍晋三元首相の妻、昭恵さんも、トランプ氏との就任(20日)前の会談を後押しした。

 ところが、石破首相は6日夜のBSフジの番組で次のように語った。

 「(トランプ氏が)大統領になっていろいろな発言をされ、人事をやられた後の方が、私はやりやすい」「日本として何を言うべきかは、本当にきちんと戦略を練ってやっていかないといけない」

 石破首相は昨年11月、ペルーの首都リマでのアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議で各国首脳があいさつを交わすなか、スマホの画面に見入っていた。カナダのジャスティン・トルドー首相らがあいさつに訪れた際も、いすに腰掛けたままで握手を交わした。さらに、各国首脳との集合写真にも遅刻して欠席した。

 日本政治史に残る「外交醜態」をさらしたトラウマでもあるのか。

 石破首相の今年最初の外遊(9~12日)は米国ではなく、東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国のマレーシアとインドネシアだ。

 元駐オーストラリア大使で外交評論家の山上信吾氏は「石破首相の東南アジア歴訪は優先順序を誤っている。昭恵さんが、トランプ夫妻の夕食会に招待された後、トランプ氏から就任前の会談に前向きな発言が出たにもかかわらず、石破首相は『きちんと戦略を練って』などといって先送りした。対米外交では、『おいで』と言っているときに会うのが常識だ。石破首相には、国益のために他国と競争しようとする姿勢が見えない。日本製鉄のUSスチール買収問題も、石破首相のような『評論家的な姿勢』ではダメだ。日米が連携して鉄鋼の供給網で中国に対峙(たいじ)する経済安全保障の視点もない。首相や閣僚が前面に出るべきだ。これでは、喜ぶのは中国だけだ」と苦言を呈する。

 一方で対中外交では、「すり寄り」のような姿勢も目立つ。

 日中間には、中国軍による日本の排他的経済水域(EEZ)への弾道ミサイル撃ち込みや、中国軍機や艦船による領空侵犯や領海侵入、日本のEEZ内でのブイ設置、在留邦人への相次ぐ殺傷事件、複数の日本人拘束事件、日本産水産物を輸入禁止、駐日大使による暴言、靖国神社での乱暴狼藉(ろうぜき)など、懸案事項が多々ある。

 ところが、岩屋氏は昨年12月に訪中すると、懸案事項での具体的進展もないなかで、中国人向けの短期滞在ビザの緩和措置を発表した。2月には王毅外相兼政治局員の来日案も浮上している。

 山上氏は「日本外交は本来、同盟国・米国との関係を固めたうえで、中国に向き合うものだ。ペルーでの日中首脳会談で石破首相は習近平国家主席と両手で握手して『戦略的互恵関係』の推進を確認しながら、トランプ氏との会談は先送りしている。これでは、同盟国(米国)を〝向こう岸〟に置いて、脅威のある国家(中国)の軍門に下ったような姿勢だ。『外交オンチ』どころか『確信犯』に見える。マレーシアとインドネシアへの訪問も、『日本同様、中国にすり寄ってもいい』と悪いメッセージを与えかねない」と警告する。

八幡和郎氏「旧安倍派議員を尊重しない限りトランプ政権との関係構築は難しい」

 さらに、自民党の森山裕幹事長と、公明党の西田実仁幹事長は13~15日の日程で中国を訪問する。トランプ氏の大統領就任直前というタイミングだ。

 こうしたなか、石破政権は国家安全保障局の秋葉剛男局長を近く交代させる方向で調整に入った。日米関係が微妙な時期に、「外交・安全保障政策の司令塔」が官邸を去ることになる。後任には、岡野正敬外務事務次官の起用が有力視されている。

 評論家の八幡和郎氏は「石破首相は国益を守るためにも、早くトランプ氏と対面会談すべきだ。『安倍元首相の敵』という悪印象を払拭するため、トランプ氏と盟友関係を築いた安倍氏を評価したうえで、第1次トランプ政権と付き合ってきた旧安倍派議員を尊重しない限り、トランプ政権との関係構築は難しい。『アジア版NATO(北大西洋条約機構)』などの持論も封印すること。中国の習主席も、石破首相が日中国交回復に尽力した田中角栄元首相の系譜だからといって重視するほどウエット(感傷的)な人物ではない。ともかく、昭恵さんにもらったチャンスを逃さないよう必死に取り組むべきだ」と語った。

 石破首相が、唯一の同盟国である米国のトランプ次期大統領との対面会談を実現できていない中。一方では、岩屋毅外相は昨年12月に訪中し、数多くの懸案事項の具体的進展もないまま、中国人向けビザの発給要件大幅緩和を打ち出した。「外交の優先順位」に識者からも疑念が指摘される。
 石破政権の「対中融和」姿勢も影響したのか、ジョー・バイデン米大統領は今月初め、「安全保障の懸念」があるとして日本製鉄によるUSスチール買収に禁止命令を出した。今年は「戦後80年」の節目だが、石破政権に任せていて、日本の国益は守られるのか。

 中国企業「500.com」(現ビットマイニング)との収賄事件で米司法省が関与を公表している岩屋外相(本人は否定)。
 日本の国会議員にIR事業で賄賂か、米司法省が中国企業元CEOを起訴 : 読売新聞

 石破首相は6日の年頭記者会見で、「わが国が現在直面する安全保障環境は戦後最も厳しく複雑なものだ。わが国の平和と安全、人々の安全を守り抜くにあたっての基本は、十分な抑止力を確保しつつ、関係国との対話を重ねていくことにある」と語った。

 ならば、真っ先に同盟国の次期リーダーと対面会談に臨むのは常識だ。石破首相が後ろから弾を撃ち続けた安倍晋三元首相の妻、昭恵さんも、トランプ氏との就任(20日)前の会談を後押しした。

 ところが、石破首相は6日夜のBSフジの番組で次のように語った。

 「(トランプ氏が)大統領になっていろいろな発言をされ、人事をやられた後の方が、私はやりやすい」「日本として何を言うべきかは、本当にきちんと戦略を練ってやっていかないといけない」

 石破首相は昨年11月、ペルーの首都リマでのアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議で各国首脳があいさつを交わすなか、スマホの画面に見入っていた。カナダのジャスティン・トルドー首相らがあいさつに訪れた際も、いすに腰掛けたままで握手を交わした。さらに、各国首脳との集合写真にも遅刻して欠席した。

 日本政治史に残る「外交醜態」をさらしたトラウマでもあるのか。

 一連の石破氏のド素人外交には、外務省の責任も大きいと素人の遊爺は考えます。
 APECでの遅刻は最たるもので、何故外交デビューの重要会議が控えているのに、ラッシュアワーの中をフジモリ氏の墓参りに行くのか!石破氏が望んでも、ラッシュアワーでの遅刻の懸念で、会議後などへの助言をしなかったのか!
 会議場で、各国首脳は会議前に足を運び、それそけれが挨拶を交わしているのに、席に座ったままで挨拶にくる各国首脳に座ったまま応じる石破に、せめて立ち上がって挨拶するよう助言しないのか。むしろ、遅刻し記念写真撮影で迷惑をかけたのだから、自ら謝罪して回る様助言すべきだが、何故放置したのか?

 もっと致命傷なのは、トランプ氏への就任祝い電話も、通訳を挟んでの会話が 5分と各国首脳の中では最短クラス。
 首脳会談を南米での会議の途上(先方の都合と調整し、わざわざ訪米するのではなく手前の日程のついでを強要)で申し込むと不成立。就任前の要人との面談禁止の建前を理由(他国とは面談あり)にことわられるのは当然。外務省の担当は、そのあたりの交渉を計画、実現が異例なタイミングかどうかは熟知しているはずだし、計画時に助言すべき!

 最悪なのが、そうしたギクシャクしているトランプ氏と石橋の関係(安倍氏との敵対関係はトランプ氏側は承知済。昭恵さんが訪問・面談時に緩和努力)のなか、対中接近外交(トランプ新政権は、反中強硬派で固めている)で、米司法省が収賄疑惑で指摘している岩屋外相を訪中させ、米中新冷戦下なのに、ビザ緩和の、中国側の日米関係への楔戦術にまんまと嵌められる失態!

 石破首相は6日の年頭記者会見で、「わが国が現在直面する安全保障環境は戦後最も厳しく複雑なものだ。」と。
 ならば、真っ先に同盟国の次期リーダーと対面会談に臨むのは常識だ。石破首相が後ろから弾を撃ち続けた安倍昭恵さんも、トランプ氏との就任(20日)前の会談を後押ししました。
 トランプ氏から、石橋へと本のプレゼントをあずったのでしたね。
 安倍昭恵さん、イーロン・マスク氏とも会う トランプ氏は石破総理に「本」贈る

 石破首相の今年最初の外遊(9~12日)は米国ではなく、東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国のマレーシアとインドネシアなのだそうです。
 元駐オーストラリア大使で外交評論家の山上信吾氏は「石破首相の東南アジア歴訪は優先順序を誤っている。昭恵さんが、トランプ夫妻の夕食会に招待された後、トランプ氏から就任前の会談に前向きな発言が出たにもかかわらず、石破首相は『きちんと戦略を練って』などといって先送りした。対米外交では、『おいで』と言っているときに会うのが常識だ。石破首相には、国益のために他国と競争しようとする姿勢が見えない。日本製鉄のUSスチール買収問題も、石破首相のような『評論家的な姿勢』ではダメだ。日米が連携して鉄鋼の供給網で中国に対峙(たいじ)する経済安全保障の視点もない。首相や閣僚が前面に出るべきだ。これでは、喜ぶのは中国だけだ」と苦言を呈しておられるのだそうです。

 現職の外務省官僚には、この発想はないのでしょうか!

 それとも、助言をしても、「党高政低」化して「岸破」化させられている石破氏は、助言を聞き入れないのでしょうか。

 ふとおもいだしたのは、岸田内閣誕生の頃、北京五輪への政治的ボイコットをバイデン氏が提唱した際、岸田氏は米中間で躊躇しバイデン氏に各国が同調する中、後れをとりバイデン大統領の不興を買ったこと。

 諸兄がご承知の通り、トランプ氏は、大統領選前に、安倍ロスの日本の政界に対し、麻生氏との面談を要請し、麻生氏が 2度訪米していますね。
 今回の昭恵さんのトランプ氏宅訪問とその時のトランプ氏から石破氏への本のプレゼントのおみやげ。
 石破氏は、岸破と揶揄されても甘んじざるを得ないのでしょうか!
 同盟国の対米外交で、トランプ氏との面談が遅れる中、山上元駐オーストラリア大使の様な助言をする外務省官僚や、内閣府官僚はいないのでしょうか?



 # 冒頭の画像は、仕事始めで挨拶した石破首相



 この花の名前は、スキミア


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遊爺さんの写真素材 - PIXTA


月刊Hanada2024年2月号 - 花田紀凱, 月刊Hanada編集部 - Google ブックス



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