安倍総理の辞任の理由とタイミングには、一般人の私でさえ信じられない納得出来ないものがあります。
インド洋での海上自衛隊の補給活動で職を賭すとし、ブッシュ大統領との面談で約束し国内外に継続実現に向けた姿勢を明確に示しました。
小沢氏に会えないから、私が辞めて党首会談が出来るようにすることが国のためと、所信表明を済まし代表質問が始まるところを、時間延期しての辞意会見でした。
唐突な辞職は、国政の停止・混乱と海外への日本国の信用失墜を招き、御手洗経団連会長他、国内各界の識者や海外のメディアに至るまで首をかしげています。
それが、どうしてもこのタイミングで辞めざるを得なかったのは、週間現代の記事だと言う説があり、今日(15日)発売ということで、買ってみました。
週刊現代が暴いた“安倍スキャンダル”の全容 - ビジネススタイル - nikkei BPnet
政界を大混乱に巻き込んだ安倍首相電撃辞任の真相 - ビジネススタイル - nikkei BPnet
週間現代は、大昔は出張の車内などで読んだりしていましたが、買って読むのは何十年ぶりかといったレベルでの久しぶりのことでした。ビジネス誌といったイメージがありましたが、すっかり様変わりした記事が多く載っていました。
「本紙が追いつめた安倍晋三首相 「相続税3億円脱税」疑惑」
「このスクープで総理は職を投げ出した!」
肝心の記事は、上記の様な見出しだけで 1頁半近くを割いて、計 4頁余りの短いものでした。
ベテラン政治記者から聞いた、父の安倍晋太郎外相(当時)が総理総裁を目指して用意した巨額の資金の行方が不明との話がきっかけで、1年に渡る調査を行い、多くの政治団体の連結収支報告書を完成させたのだそうです。
晋太郎氏は、資金を政治資金規正法の指定団体に寄付(合法)し、この政治団体が息子の晋三氏に引き継がれたのです。ところが、この寄付された資金は政治団体を引き継いだときに相続税がかかるのだそうですが、実際は、6億3千万円の資金に対する相続税、3億円の相続税逃れに政治団体を使っているというものです。
財務主計局の相続税担当幹部へ連結収支報告書の数字を示しながら取材したところ「政治団体に個人献金した資金が使われずに相続されれば、それは相続税法上の課税対象資産に該当します。政治団体がいくつもある場合は、合算した資産残高のうち献金された分が課税対象になります。たとえ首相でも、法律の適用は同じです」、「この通りなら、これは脱税ですね」との回答だったそうです。
週刊現代が、今日(15日)の発売誌への記事掲載に先立ち、安倍事務所に資料を示しA4で 5枚の質問状を送っていたのだそうですが、回答期限が迫った12日の午後 2時に安倍総理が辞任表明をしたのだそうです。
安倍事務所は否定の情報発信はしている様ですが、週刊現代への回答はしていないそうです。
脱税疑惑が事実なのだとしたら、12日には毎日新聞が夕刊で報道しているのですから、12日の早い内に辞任表明して入院し、国会答弁や記者団に逢う機会を避けたことの説明がつくのですが...?
もしも事実だとしたら、既に時効になっていることですし、直前まで連発していたお金にまつわる事件で、ミスは辞任に相当しないと新内閣発足時の表現に対し基準を設けたことでもあり、脱税の意思はなく見解の相違でしたと謝る方法も選択肢として数えられるかも知れませんが、総理と言う立場では、辞めるタイミングが異常で、各方面で生じる混乱や信用失墜と比べるべくもなく、急ぎ辞任表明せざるをえなかったいう説と符合する点があります。
1年をかけた調査は、かつて北朝鮮系からの持ち込みネタで、安倍官房副長官の北への密使疑惑について記事にした週刊現代が、今回の同様な聞き込みネタからの出発にたいし慎重に対応したとも考えられますが、事実なのかどうかは今後の進展を見守るしかないですね。
素人もプロも、誰もが信じられない辞任のタイミングと理由は、日本の国際的な信頼にまで繋がることですので、注目していきたいと考えます。
インド洋での海上自衛隊の補給活動は、小沢流の国際貢献より自分の政局優先という妨害で、一時中断することがあっても、新法等で衆議院の2/3で可決再開・継続出来るわけですし、対話を呼びかけていることを広く公にPRすることで、対話を拒否する小沢民主党の政権能力の欠如を顕在化させる絶好の機会であったとも言えたのですが、逆に海自の活動を遅らすこととなり、最大限の努力をするというブッシュさんや各国首脳との約束を守らず中途で投げ出した結果と評価となってしまっています...。
次期総裁・総理は、立候補受付開始前に、政策論争もなく派閥の雪崩現象で福田さんに決まりのようです。
福田さんでは、小泉改革以前の旧態に逆戻りのイメージで、事実テレビで元気に映し出されるのは、山拓や、古賀とか、そんなメンバーが多くみられます。
福田さんは、小泉チルドレンの取り込みにも配慮し、小泉改革は正しいが更なる追加が必用と、かつて袂を分かって去ったことは棚上げにして、昔に戻るとの評判の打ち消しに躍起です。
小沢さんも、自民党総裁が変わっても、民社党の主張は買えないと言いながら、新総裁との党首会談は受けると、前述の政局優先で政権能力が無いと評価される状況の修復を果たしてしまっています。
衆参ねじれ現象は続く訳ですので、その中で国民を護ることと、国益を優先に考える人、忘れられていますが、悲惨なバブル後の経済状況を回復させ始めているのですが、定着させる実は大事な時期にある経済への諸改革政策を進められる人が、次の政権を担っていただきたいと願っています。
今朝のテレビで、菅さんが、自民党の新総裁について、小泉チルドレンが桝添さんを担ぎ出して来るのが一番怖かったが安心したと言っていました。
小泉さんも、今回はパスで、次の政界再編や大連立を睨んでいるとの話も聞こえて来ます。
写真は、洞爺湖です。
↓ よろしかったら、お願いします。
インド洋での海上自衛隊の補給活動で職を賭すとし、ブッシュ大統領との面談で約束し国内外に継続実現に向けた姿勢を明確に示しました。
小沢氏に会えないから、私が辞めて党首会談が出来るようにすることが国のためと、所信表明を済まし代表質問が始まるところを、時間延期しての辞意会見でした。
唐突な辞職は、国政の停止・混乱と海外への日本国の信用失墜を招き、御手洗経団連会長他、国内各界の識者や海外のメディアに至るまで首をかしげています。
それが、どうしてもこのタイミングで辞めざるを得なかったのは、週間現代の記事だと言う説があり、今日(15日)発売ということで、買ってみました。
週刊現代が暴いた“安倍スキャンダル”の全容 - ビジネススタイル - nikkei BPnet
政界を大混乱に巻き込んだ安倍首相電撃辞任の真相 - ビジネススタイル - nikkei BPnet
週間現代は、大昔は出張の車内などで読んだりしていましたが、買って読むのは何十年ぶりかといったレベルでの久しぶりのことでした。ビジネス誌といったイメージがありましたが、すっかり様変わりした記事が多く載っていました。
「本紙が追いつめた安倍晋三首相 「相続税3億円脱税」疑惑」
「このスクープで総理は職を投げ出した!」
肝心の記事は、上記の様な見出しだけで 1頁半近くを割いて、計 4頁余りの短いものでした。
ベテラン政治記者から聞いた、父の安倍晋太郎外相(当時)が総理総裁を目指して用意した巨額の資金の行方が不明との話がきっかけで、1年に渡る調査を行い、多くの政治団体の連結収支報告書を完成させたのだそうです。
晋太郎氏は、資金を政治資金規正法の指定団体に寄付(合法)し、この政治団体が息子の晋三氏に引き継がれたのです。ところが、この寄付された資金は政治団体を引き継いだときに相続税がかかるのだそうですが、実際は、6億3千万円の資金に対する相続税、3億円の相続税逃れに政治団体を使っているというものです。
財務主計局の相続税担当幹部へ連結収支報告書の数字を示しながら取材したところ「政治団体に個人献金した資金が使われずに相続されれば、それは相続税法上の課税対象資産に該当します。政治団体がいくつもある場合は、合算した資産残高のうち献金された分が課税対象になります。たとえ首相でも、法律の適用は同じです」、「この通りなら、これは脱税ですね」との回答だったそうです。
週刊現代が、今日(15日)の発売誌への記事掲載に先立ち、安倍事務所に資料を示しA4で 5枚の質問状を送っていたのだそうですが、回答期限が迫った12日の午後 2時に安倍総理が辞任表明をしたのだそうです。
安倍事務所は否定の情報発信はしている様ですが、週刊現代への回答はしていないそうです。
脱税疑惑が事実なのだとしたら、12日には毎日新聞が夕刊で報道しているのですから、12日の早い内に辞任表明して入院し、国会答弁や記者団に逢う機会を避けたことの説明がつくのですが...?
もしも事実だとしたら、既に時効になっていることですし、直前まで連発していたお金にまつわる事件で、ミスは辞任に相当しないと新内閣発足時の表現に対し基準を設けたことでもあり、脱税の意思はなく見解の相違でしたと謝る方法も選択肢として数えられるかも知れませんが、総理と言う立場では、辞めるタイミングが異常で、各方面で生じる混乱や信用失墜と比べるべくもなく、急ぎ辞任表明せざるをえなかったいう説と符合する点があります。
1年をかけた調査は、かつて北朝鮮系からの持ち込みネタで、安倍官房副長官の北への密使疑惑について記事にした週刊現代が、今回の同様な聞き込みネタからの出発にたいし慎重に対応したとも考えられますが、事実なのかどうかは今後の進展を見守るしかないですね。
素人もプロも、誰もが信じられない辞任のタイミングと理由は、日本の国際的な信頼にまで繋がることですので、注目していきたいと考えます。
インド洋での海上自衛隊の補給活動は、小沢流の国際貢献より自分の政局優先という妨害で、一時中断することがあっても、新法等で衆議院の2/3で可決再開・継続出来るわけですし、対話を呼びかけていることを広く公にPRすることで、対話を拒否する小沢民主党の政権能力の欠如を顕在化させる絶好の機会であったとも言えたのですが、逆に海自の活動を遅らすこととなり、最大限の努力をするというブッシュさんや各国首脳との約束を守らず中途で投げ出した結果と評価となってしまっています...。
次期総裁・総理は、立候補受付開始前に、政策論争もなく派閥の雪崩現象で福田さんに決まりのようです。
福田さんでは、小泉改革以前の旧態に逆戻りのイメージで、事実テレビで元気に映し出されるのは、山拓や、古賀とか、そんなメンバーが多くみられます。
福田さんは、小泉チルドレンの取り込みにも配慮し、小泉改革は正しいが更なる追加が必用と、かつて袂を分かって去ったことは棚上げにして、昔に戻るとの評判の打ち消しに躍起です。
小沢さんも、自民党総裁が変わっても、民社党の主張は買えないと言いながら、新総裁との党首会談は受けると、前述の政局優先で政権能力が無いと評価される状況の修復を果たしてしまっています。
衆参ねじれ現象は続く訳ですので、その中で国民を護ることと、国益を優先に考える人、忘れられていますが、悲惨なバブル後の経済状況を回復させ始めているのですが、定着させる実は大事な時期にある経済への諸改革政策を進められる人が、次の政権を担っていただきたいと願っています。
今朝のテレビで、菅さんが、自民党の新総裁について、小泉チルドレンが桝添さんを担ぎ出して来るのが一番怖かったが安心したと言っていました。
小泉さんも、今回はパスで、次の政界再編や大連立を睨んでいるとの話も聞こえて来ます。
【衝撃 安倍退陣】(上)絶たれた最後の望み「私が障害、局面打開へ決断」 (9/13 産経朝刊)
12日午後0時10分、首相官邸の正面玄関に横付けされた車から降りたのは自民党の大島理森国対委員長、小坂憲次国対筆頭副委員長。これに先立ち、安倍晋三首相は大島氏を通じて民主党の小沢一郎代表との党首会談を申し入れていた。だが、民主党の返事は「ノー」。これを電話で首相に伝えた大島氏に対して、首相が「すぐ来てくれ」と呼んだのだ。
首相は執務室で、2人を硬い表情で迎えた。
「海上自衛隊の補給活動を中断することは避けたい。大きな決断をしないといけない」
こう話す首相の表情をみて、大島氏は、これは首相の「辞意」だと気づき、うろたえた。
「総理!これからの段取りもあります」と、突然の辞意表明を思いとどまらせようとする大島氏。しかし、首相は半分腰を浮かせながら口調を強めた。「私の決意は固いんだ」。大島氏には返す言葉がなかった。
閣僚の相次ぐ不祥事や失言、そして7月の参院選での大敗。政権運営に苦しみ続けた首相が最後に執着したのは海上自衛隊のインド洋での補給活動の継続だった。しかし、民主党は反対姿勢を譲らない。膠着(こうちゃく)状態を打開するために、首相が最後にかけたのは小沢氏との党首会談だったが、その望みも絶たれた。
0時半過ぎ、自民党の麻生太郎幹事長の携帯電話が鳴った。首相からだった。
「代表質問の衆院本会議には出ない。辞任するつもりだ」
一方、大島氏はすばやく動いた。国対委員長の職務として、午後1時から始まる予定の衆院本会議を止めなければならないからだ。その本会議では、首相の続投を前提に、所信表明演説に対する各党の代表質問が行われる予定だった。
1時直前、衆院議長室に駆け込んだ大島氏は、河野洋平議長に事の経緯を説明。さらに、民主党の山岡賢次国対委員長に電話で事態の急変を告げた。「首相は辞任する。代表質問には答えられなくなった。申し訳ない」
× × ×
9日8日、首相が外遊先の豪州・シドニー市内のホテルで開いた同行記者団との懇談会。解散総選挙の可能性を問われた首相は10秒以上沈黙した。首相はその間、悩んでいるふうでもなく、険しい表情というわけでもなく、まったくの無表情だった。懇談後、記者団の間では、「大丈夫なのか。自殺するんじゃないか」と心配する声もあがった。このとき、すでに首相の脳裏には「辞任」の2文字があったのかもしれない。
「麻生さん、ちょっと…」。
帰国後の10日午後5時24分。国会3階の党総裁室で開かれた役員会が終わり、部屋を出ようとする麻生氏を首相は呼び止めた。2人はエレベーターで2階に降りると、院内大臣室へと消えた。けげんそうな表情の麻生氏に首相は静かに辞意を語り始めた。麻生氏はそれを2日間、胸の内にしまい続けた。
× × ×
12日午後0時45分から始まる予定だった自民党代議士会。午後1時からの代表質問を前に議事日程などが報告されるはずだった。そのとき、室内のテレビが伝えたのは、「首相、辞意」の緊急速報だった。遅れて駆けつけた大島氏は額に汗を浮かべながら、首相の辞意を正式に報告した。
午後10時、国会近くのグランドプリンスホテル赤坂の39階。小泉純一郎前首相の飯島勲元秘書官は「小泉チルドレン」と呼ばれる1回生議員に声をかけ、会合を開いた。31人が集まった。同席したのは自民党の中川秀直前幹事長、安倍首相とたもとを分かった小池百合子前防衛相ら。飯島氏はすごんでみせた。
「50人以上集まったらおれの責任で小泉を出馬させる」
同じころ、このホテルから近い赤坂の日本料理店には、二階俊博総務会長らの姿があった。どういう思惑か、ここにも中川氏は姿をみせた。激震もつかの間、無情にも、すでに自民党議員の関心は安倍首相の次の首相(自民党総裁)選びへと移っているのだ。
× × ×
首相の突然の辞意表明で激動した政界のあわただしい動きを追った。
12日午後0時10分、首相官邸の正面玄関に横付けされた車から降りたのは自民党の大島理森国対委員長、小坂憲次国対筆頭副委員長。これに先立ち、安倍晋三首相は大島氏を通じて民主党の小沢一郎代表との党首会談を申し入れていた。だが、民主党の返事は「ノー」。これを電話で首相に伝えた大島氏に対して、首相が「すぐ来てくれ」と呼んだのだ。
首相は執務室で、2人を硬い表情で迎えた。
「海上自衛隊の補給活動を中断することは避けたい。大きな決断をしないといけない」
こう話す首相の表情をみて、大島氏は、これは首相の「辞意」だと気づき、うろたえた。
「総理!これからの段取りもあります」と、突然の辞意表明を思いとどまらせようとする大島氏。しかし、首相は半分腰を浮かせながら口調を強めた。「私の決意は固いんだ」。大島氏には返す言葉がなかった。
閣僚の相次ぐ不祥事や失言、そして7月の参院選での大敗。政権運営に苦しみ続けた首相が最後に執着したのは海上自衛隊のインド洋での補給活動の継続だった。しかし、民主党は反対姿勢を譲らない。膠着(こうちゃく)状態を打開するために、首相が最後にかけたのは小沢氏との党首会談だったが、その望みも絶たれた。
0時半過ぎ、自民党の麻生太郎幹事長の携帯電話が鳴った。首相からだった。
「代表質問の衆院本会議には出ない。辞任するつもりだ」
一方、大島氏はすばやく動いた。国対委員長の職務として、午後1時から始まる予定の衆院本会議を止めなければならないからだ。その本会議では、首相の続投を前提に、所信表明演説に対する各党の代表質問が行われる予定だった。
1時直前、衆院議長室に駆け込んだ大島氏は、河野洋平議長に事の経緯を説明。さらに、民主党の山岡賢次国対委員長に電話で事態の急変を告げた。「首相は辞任する。代表質問には答えられなくなった。申し訳ない」
× × ×
9日8日、首相が外遊先の豪州・シドニー市内のホテルで開いた同行記者団との懇談会。解散総選挙の可能性を問われた首相は10秒以上沈黙した。首相はその間、悩んでいるふうでもなく、険しい表情というわけでもなく、まったくの無表情だった。懇談後、記者団の間では、「大丈夫なのか。自殺するんじゃないか」と心配する声もあがった。このとき、すでに首相の脳裏には「辞任」の2文字があったのかもしれない。
「麻生さん、ちょっと…」。
帰国後の10日午後5時24分。国会3階の党総裁室で開かれた役員会が終わり、部屋を出ようとする麻生氏を首相は呼び止めた。2人はエレベーターで2階に降りると、院内大臣室へと消えた。けげんそうな表情の麻生氏に首相は静かに辞意を語り始めた。麻生氏はそれを2日間、胸の内にしまい続けた。
× × ×
12日午後0時45分から始まる予定だった自民党代議士会。午後1時からの代表質問を前に議事日程などが報告されるはずだった。そのとき、室内のテレビが伝えたのは、「首相、辞意」の緊急速報だった。遅れて駆けつけた大島氏は額に汗を浮かべながら、首相の辞意を正式に報告した。
午後10時、国会近くのグランドプリンスホテル赤坂の39階。小泉純一郎前首相の飯島勲元秘書官は「小泉チルドレン」と呼ばれる1回生議員に声をかけ、会合を開いた。31人が集まった。同席したのは自民党の中川秀直前幹事長、安倍首相とたもとを分かった小池百合子前防衛相ら。飯島氏はすごんでみせた。
「50人以上集まったらおれの責任で小泉を出馬させる」
同じころ、このホテルから近い赤坂の日本料理店には、二階俊博総務会長らの姿があった。どういう思惑か、ここにも中川氏は姿をみせた。激震もつかの間、無情にも、すでに自民党議員の関心は安倍首相の次の首相(自民党総裁)選びへと移っているのだ。
× × ×
首相の突然の辞意表明で激動した政界のあわただしい動きを追った。
飯島秘書 小泉氏に辞職願 不仲・福田氏支持に反発か (9/15 産経朝刊)
小泉純一郎前首相の飯島勲元秘書官が、13日付で小泉事務所に辞職願を提出したことが14日、分かった。同事務所によると、飯島氏は辞職理由について「燃え尽きた」と説明した。ただ、小泉事務所では辞職願を預かり扱いとし、正式に受理していない。
安倍晋三首相の後継を選ぶ自民党総裁選にあたって飯島氏らの出馬要請に小泉氏が応じなかった上、飯島氏と不仲とされる福田康夫元官房長官を推す姿勢を示したことが要因との見方もある。
飯島氏は、小泉氏が「8月15日の靖国参拝」の公約を破った際などにも辞意を漏らしたことがあり、小泉氏周辺は真意を測りかねている。
飯島氏は、三十数年にわたり小泉氏の秘書を務めてきた“懐刀”。政財界やマスコミなどに幅広い人脈を持ち、「閣僚級の大物秘書」(自民党参院議員)として、政界でも一目置かれる存在だった。
小泉純一郎前首相の飯島勲元秘書官が、13日付で小泉事務所に辞職願を提出したことが14日、分かった。同事務所によると、飯島氏は辞職理由について「燃え尽きた」と説明した。ただ、小泉事務所では辞職願を預かり扱いとし、正式に受理していない。
安倍晋三首相の後継を選ぶ自民党総裁選にあたって飯島氏らの出馬要請に小泉氏が応じなかった上、飯島氏と不仲とされる福田康夫元官房長官を推す姿勢を示したことが要因との見方もある。
飯島氏は、小泉氏が「8月15日の靖国参拝」の公約を破った際などにも辞意を漏らしたことがあり、小泉氏周辺は真意を測りかねている。
飯島氏は、三十数年にわたり小泉氏の秘書を務めてきた“懐刀”。政財界やマスコミなどに幅広い人脈を持ち、「閣僚級の大物秘書」(自民党参院議員)として、政界でも一目置かれる存在だった。
写真は、洞爺湖です。
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安倍辞任については、色々な憶測が流れて、心身の病気の裏があるのではと、スキャンダル説も根深いようですね。ではでは。
>朝から秋葉原での麻生演説を放送してましたが、演説は上手いですねえ。
渋谷でも、秋葉でも、若者の人気は福田さんを大きく引き離しているようでしたね。
選対委員長の鳩山法務大臣も、麻生さんの演説のうまさは強調していましたが、福田さんを褒めるのも付け加えていたのは、勝敗がみえているからなのでしょうね。
この記事中々読み応えがありました。安陪首相の突然の辞意が公表されている事ではなんとなく納得出来ませんでしたが、この一見ガセネタのような記事が、今回は信憑性を感じました。
そうでなけれは、どんなに体の状態が悪くとも、あまりに間が悪すぎ、いわば仕事を放り投げるほどの精神的ショックを受けたから・・・・と思えば納得できます。
安陪首相は折角の志も最初の閣僚選びから間違ってました。これだけ短期間に辞任した閣僚の多さでも郡を抜いてました。
でも安陪首相は少なくとも外交面では頑張ったと思います。
> この記事中々読み応えがありました。
長々と書いてしまったのですが、目をとおしていただき、ありがとうございます。
> でも安陪首相は少なくとも外交面では頑張ったと思います。
同感です。
他にも戦後レジュームからの脱却と言うことで、国民投票法、教育基本法改正、海洋基本法など懸案事項に精力的に取り組みました。これを急ぎすぎたことと、全ての官僚を敵に回すことで誰もが手を付けなかった「国家公務員法改正(天下りの制限)」に着手したことも、官僚と官僚に繋がりの強いマスコミも敵に回すこととなり、安倍降ろしの風を強めました。
明日が総裁選ですね。選挙が始まる前に雪崩をうつように圧倒的多数で福田総裁を内定した自民党。
麻生さんも、福田さんも支持するのではないのですが、麻生票が何票になるかで、自民党はますます国民の支持を失いかねませんね。
勝ち馬に乗ることだけ考えている議員ばかりで、内容の政策はバラバラの集団ですから、その多数に押されてなった総裁は、衆参ねじれ現象とあいまって、身動きできずに安倍さんの二の舞になりますし、派閥復帰の自民党は国民の支持を失いますね。
http://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/column/tahara/070920_28th/index9.html