ドイツのメルケル首相は、ドイツの首相としては初めて、チベット仏教最高指導者のダライ・ラマ14世と、23日、ベルリンで会談するのだそうです。
独経済界の中には、会談実施によって独中間の経済交流に支障が出ると懸念する声があるのだそうですが、独裁国家の旧東ドイツで育ち、人権を重視するメルケル首相は、中国政府の顔色をうかがう外交姿勢を変更し、中国政府に人権の重要性を認識させるべく、五輪を控えた今の機に圧力をかけようとしているのだそうです。
チベットを軍隊の力で治めた功績で出世したのは、胡錦濤主席そのひとです。
だからこそ、メルケル首相はダライ・ラマとこの時期に面談し、EU諸国や世界にその事を思い起こし注目させようとしているのですね。
胡政権としては猛反発するのでしょうが、ダライ・ラマが分離活動をしているのではなく、中国が軍事力で占領していることは、反日の日本人以外の世界中のだれもが知っていることです。
YouTube - 胡錦濤はチベット虐殺の張本人だった!
【超入門 チベット問題】チベット問題って何?
チベットでは、厳しい中国政府の締め付けの中、今でも独立とダライ・ラマの帰国を願う人々が絶えません。
近年の日本政府もチベットへの支援の姿勢は、中国への及び腰が減ってきていたと記憶しています。
アジアの自由主義陣営のリーダーを自負する日本ですが、メルケル首相にお株を奪われています。
親中の福田さん(朝貢外交派でないことを願っていますが...。)、中国抜きでのアジア外交や、アジアの友好・発展はないと言っていますが、台湾海峡や、東シナ海をどうするのか。当選までは八方美人策で、具体論を控え、持論を出すのを控えていましたが、日本国の総理となった暁の決断力と行動力のお手並みを期待しながら、拝見していきたいと考えています。
協調とか共生とかいいながら、優柔不断での先送りは、小泉さんがぶちこわしたことで、今日の政府や政権には許されませんし、そんなゆったりした世界情勢でもありません。
おまけに、「自立と共生」は、二番煎じと小沢さんや、鳩山由紀夫さんから軽く見下されている。
asahi.com:「自立と共生、僕の言葉」 福田氏公約に小沢氏が皮肉 - 政治
メルケル首相の中国に対する姿勢は、最近の弱体化した米国をも凌ぐもので、自国にとらわれず世界平和の為を考えられたものですね。
それに引き替え、国内問題を、国連にまで持ち込んで助けて貰わねばならない、衆参ねじれで国際的な考えや行動に手が回らない、自分の為の政局に使う輩がハバをきかせている後進国に成り下がった日本は、むこう3 or 6年間もちこたえられるのでしょうか...?
福田さん、反日日本人組織とか、社保庁のあきれたお仕事ぶりを推進する団体が主要支持母体のひとつである民社党がマニュフェストに言う、外国人(今日以降は人口過多の中国を年頭に考えるべき)の参政権を認める法制づくりをしたいとか...。余談に脱線しました。この話は、新政府の新たな動きが出てくると思われますので、今日は止めてその機会に譲ります。
↓ よろしかったら、お願いします。
独経済界の中には、会談実施によって独中間の経済交流に支障が出ると懸念する声があるのだそうですが、独裁国家の旧東ドイツで育ち、人権を重視するメルケル首相は、中国政府の顔色をうかがう外交姿勢を変更し、中国政府に人権の重要性を認識させるべく、五輪を控えた今の機に圧力をかけようとしているのだそうです。
ダライ・ラマ 独首相府に招待 中国側が猛反発 人権問題議題 会談中止求め圧力 (9/23 産経朝刊)
【ベルリン=黒沢潤】ドイツのメルケル首相は23日、ベルリンでチベット仏教最高指導者のダライ・ラマ14世と会談する。ドイツの首相がダライ・ラマと会談するのは初めてで、中国の人権問題が主要議題になるとみられる。独政府は今回の会談を「私的な意見交換の場」と位置付けているが、これまで数回訪独しているダライ・ラマを、初めて独首相府に招き入れる。これに対し、中国政府は反発を強め、受け入れをキャンセルするようドイツ側に圧力をかけている。
ドイツはシュレーダー前政権時代、国連安全保障理事会常任理事国入りを目指していたことに加え、中国が世界最大の市場を持つことから、中国政府の顔色をうかがいながら対中外交を進めてきた。しかし、独裁国家の旧東ドイツで育ち、人権の重要性を肌で知るメルケル首相はこうした外交姿勢を修正し、先月末に訪中した際も中国政府に人権の大切さを訴えた。
今回の会談は、来夏の北京五輪を控え、自国の成熟度を世界にアピールしたい中国に対し、さらに圧力をかける狙いもある。
これに対し、中国側は激しく反発、同国外務省は14日、シェーファー駐北京ドイツ大使を呼びつけ、詳細な説明を求めた。18日も「ダライ・ラマは(中国からの)分離活動を行う政治亡命者だ」と、改めて会談中止を呼びかけた。
独誌シュピーゲルによれば、独経済界の中では今回の会談実施によって、独中間の経済交流に支障が出ると懸念する声も出始めている。だが、ウィルヘルム独政府報道官は「人権問題は、中国側といつも話し合っている議題だ。独中間だけでなく、欧州連合(EU)と中国との間の議題(でもあり重要)だ」と強調している。
在独チベット関連団体代表は「チベットは今ほど、国際社会の支持を必要としているときはない。ドイツは重要な役割を果たし得る」と話す。
ダライ・ラマはシュピーゲル誌に対し、「ドイツの指導者は要職に就く前は私に会いたがるのだが、要職就任後は、中国をいら立たせないよう私を避けるのが一般的だった」と語り、メルケル首相に期待感を表明している。
【ベルリン=黒沢潤】ドイツのメルケル首相は23日、ベルリンでチベット仏教最高指導者のダライ・ラマ14世と会談する。ドイツの首相がダライ・ラマと会談するのは初めてで、中国の人権問題が主要議題になるとみられる。独政府は今回の会談を「私的な意見交換の場」と位置付けているが、これまで数回訪独しているダライ・ラマを、初めて独首相府に招き入れる。これに対し、中国政府は反発を強め、受け入れをキャンセルするようドイツ側に圧力をかけている。
ドイツはシュレーダー前政権時代、国連安全保障理事会常任理事国入りを目指していたことに加え、中国が世界最大の市場を持つことから、中国政府の顔色をうかがいながら対中外交を進めてきた。しかし、独裁国家の旧東ドイツで育ち、人権の重要性を肌で知るメルケル首相はこうした外交姿勢を修正し、先月末に訪中した際も中国政府に人権の大切さを訴えた。
今回の会談は、来夏の北京五輪を控え、自国の成熟度を世界にアピールしたい中国に対し、さらに圧力をかける狙いもある。
これに対し、中国側は激しく反発、同国外務省は14日、シェーファー駐北京ドイツ大使を呼びつけ、詳細な説明を求めた。18日も「ダライ・ラマは(中国からの)分離活動を行う政治亡命者だ」と、改めて会談中止を呼びかけた。
独誌シュピーゲルによれば、独経済界の中では今回の会談実施によって、独中間の経済交流に支障が出ると懸念する声も出始めている。だが、ウィルヘルム独政府報道官は「人権問題は、中国側といつも話し合っている議題だ。独中間だけでなく、欧州連合(EU)と中国との間の議題(でもあり重要)だ」と強調している。
在独チベット関連団体代表は「チベットは今ほど、国際社会の支持を必要としているときはない。ドイツは重要な役割を果たし得る」と話す。
ダライ・ラマはシュピーゲル誌に対し、「ドイツの指導者は要職に就く前は私に会いたがるのだが、要職就任後は、中国をいら立たせないよう私を避けるのが一般的だった」と語り、メルケル首相に期待感を表明している。
チベットを軍隊の力で治めた功績で出世したのは、胡錦濤主席そのひとです。
だからこそ、メルケル首相はダライ・ラマとこの時期に面談し、EU諸国や世界にその事を思い起こし注目させようとしているのですね。
胡政権としては猛反発するのでしょうが、ダライ・ラマが分離活動をしているのではなく、中国が軍事力で占領していることは、反日の日本人以外の世界中のだれもが知っていることです。
YouTube - 胡錦濤はチベット虐殺の張本人だった!
【超入門 チベット問題】チベット問題って何?
チベットでは、厳しい中国政府の締め付けの中、今でも独立とダライ・ラマの帰国を願う人々が絶えません。
中学生「独立」落書きで拘束 チベット族自治州 (9/22 産経朝刊)
国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ(本部ニューヨーク)は20日、中国甘粛省甘南チベット族自治州の男子中学生7人が9月上旬、「チベット独立」などの落書きをしたとして警察当局に拘束されたと発表した。
中学生は村の警察施設の壁などに「独立」や、チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世の帰還を求める落書きをしたという。当初生徒約40人が拘束されたが、7人以外は既に釈放された。
一部の中学生は拘束された際に当局から暴行を受けたという。(北京 共同)
国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ(本部ニューヨーク)は20日、中国甘粛省甘南チベット族自治州の男子中学生7人が9月上旬、「チベット独立」などの落書きをしたとして警察当局に拘束されたと発表した。
中学生は村の警察施設の壁などに「独立」や、チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世の帰還を求める落書きをしたという。当初生徒約40人が拘束されたが、7人以外は既に釈放された。
一部の中学生は拘束された際に当局から暴行を受けたという。(北京 共同)
近年の日本政府もチベットへの支援の姿勢は、中国への及び腰が減ってきていたと記憶しています。
アジアの自由主義陣営のリーダーを自負する日本ですが、メルケル首相にお株を奪われています。
親中の福田さん(朝貢外交派でないことを願っていますが...。)、中国抜きでのアジア外交や、アジアの友好・発展はないと言っていますが、台湾海峡や、東シナ海をどうするのか。当選までは八方美人策で、具体論を控え、持論を出すのを控えていましたが、日本国の総理となった暁の決断力と行動力のお手並みを期待しながら、拝見していきたいと考えています。
協調とか共生とかいいながら、優柔不断での先送りは、小泉さんがぶちこわしたことで、今日の政府や政権には許されませんし、そんなゆったりした世界情勢でもありません。
おまけに、「自立と共生」は、二番煎じと小沢さんや、鳩山由紀夫さんから軽く見下されている。
asahi.com:「自立と共生、僕の言葉」 福田氏公約に小沢氏が皮肉 - 政治
メルケル首相の中国に対する姿勢は、最近の弱体化した米国をも凌ぐもので、自国にとらわれず世界平和の為を考えられたものですね。
それに引き替え、国内問題を、国連にまで持ち込んで助けて貰わねばならない、衆参ねじれで国際的な考えや行動に手が回らない、自分の為の政局に使う輩がハバをきかせている後進国に成り下がった日本は、むこう3 or 6年間もちこたえられるのでしょうか...?
福田さん、反日日本人組織とか、社保庁のあきれたお仕事ぶりを推進する団体が主要支持母体のひとつである民社党がマニュフェストに言う、外国人(今日以降は人口過多の中国を年頭に考えるべき)の参政権を認める法制づくりをしたいとか...。余談に脱線しました。この話は、新政府の新たな動きが出てくると思われますので、今日は止めてその機会に譲ります。
↓ よろしかったら、お願いします。
ドイツのメルケル首相の行動を見るたびに、その信念に強さにビックリします。世界の政治家の中で中国に対しこのような毅然として自分の信念に従って行動している政治家はこのドイツ首相は最右翼だと思います。
それで驚いた事に、経済活動にもちゃんと教書を交換しております。
これらの事から人権弾圧がいかにつよう国でその信念を培ったのだと思うと、今回もダライラマ14世を首相府に招き入れた事は尊敬に値します。
中国の胡錦濤政権はどんなにか悔しい思いをしているかしら・・・でもいまやドイツはEUの中心国ですし・・・
その影響力が大きいだけに、我慢しているのかなぁ中国さん・・・
> 世界の政治家の中で中国に対しこのような毅然として自分の信念に従って行動している政治家はこのドイツ首相は最右翼だと思います。
昨今の米国は、すっかり自信喪失でトラがネコになってしまった様子です。
日本の政権は、ドイツの信念を貫き世界をリードする高まりを示す姿勢とは逆で、国際貢献を政局の道具にし、自分の都合しか考えない低次元の国に成り下がってきていて、泣けてきます。
座して凋落を甘んじて良いのでしょうか?
ささやかれている政界再編が、自己保身より国益を優先するひとびとの集団が与党になる形で成し遂げられることを願うばかりです。
このメルケル首相ほどではなくとも、少なくとも首相たるもの国益を考え毅然と対処するだけの気迫を求めるのですが・・
残念ながら福田首相には、摩擦を嫌い穏便に事を収めようという姿勢が感じられます。いはゆる能史ではあっても、政治家には感じられません。
果たして小沢党首との戦い無事乗り切れるでしょうか?心配です。
福田氏は党4役を決める際も、首相が用意した総務会長の役をおり船体委員長に自分からなったと聞きました。こうなりと幹事長と仕事が重複してこの私の大嫌いな古賀氏に実を取られてた思いです。
小泉さんが、町村派の総会であいさつをして、「民主党はいま、自民党の反主流と考えてもいいのではないか」と持論をぶったのだそうですね。
小沢さんのグループは昔の自民党の主流派だったが、小泉さんがぶちこわした今の自民党は、4代続いて総理を出している町村派が主流だということだそうです。
小沢さんへの小泉さんの対抗意識は相当強いものなのだそうで、小沢さんに対抗できるのは小泉さんしかいないとご本人もその役割を意識しているのだそうです。
選挙では戦うが、国会で政策論争する場合は協力政党と思った方がよいということなのだそうで、久々の小泉流解釈を聞き、感心してしまいました。