遊爺雑記帳

ブログを始めてはや○年。三日坊主にしては長続きしています。平和で美しい日本が滅びることがないことを願ってやみません。

普天間移転は結局"現行案"

2010-05-20 00:25:31 | 日本を護ろう

 日米で合意し、地元も100メートルの移動条件付ながら受け入れの方向にあったものを、鳩山氏本人が認める勉強不足で覆した普天間移転問題は、キャンプシュアブ沖合い埋め立てでの日米合意に向け、交渉が進んいるのだそうですね。
 選挙の票目当てで言った「国外」最低でも「県外」は、具体的な実現に向けた策のない、「気持ち」だけのものであり、自民党批判の無責任な野党根性の中身のない発言であったことが、証明されましたね。
 挙句、当初の目的の、普天間の危険の除去、沖縄の負担軽減軽減のグアムへの一部移転が固定化されかねない状況への逆戻りと、日米同盟のひび割れを招いて、東南アジアの安全保障にも不安を招いてしまっていることは、諸兄が既にご承知の通りです。
 

迷走・・・ほぼ現行案 普天間移設 「自民の合意」政府なを修正固執 (5/19 読売朝刊)

 米軍普天間飛行場設問題は結局、2006年の日米合意に基づく元の計画に大筋戻る方向となった。日本の安全保障の観点よりも、「自民党政権時代の否定」に固執したあげく、最終的には米軍の抑止力維持や技術面での条件を満たす現行計画に戻るしかなかった。だが、沖縄県民の反基地感情は再燃しており、地元が容易に受け入れるかどうかは不透明だ。鳩山政権の場当たり的対応が招いた代償は大きい
<中略>

 地元の名護市では、現行計画には一定の理解を示す住民はいるが、桟橋方式には一様に反対する。背景には、高度な技術が必要となる桟橋方式は、実現したとしても本土の大手ゼネコンが受注するため、地元の経済活性化にはつながりにくい事情などがあるようだ。

民主党の体質?
 普天間問題をめぐる一連の迷走は、
一貫した日本の安全保障政策を十分練り上げないまま政権についた民主党の体質に起因するとの見方が少なくない。しかも、首相自身が「最低でも県外移設」と繰り返し、沖縄県民の期待をあおったことで、収拾がつかなくなった
 首相は、海面の埋め立てを伴う現行計画を「自然への冒濱」と言い切り、全面的に葬ったかにみえた。そのために、鹿児島県・徳之島などに普天間飛行場のヘリコプター部隊を移転することなどで「県外移設」の体裁を整える道を探った。これに先だち、政権内では米軍嘉手納基地(沖縄県嘉手納町など)との統合案や、シュワブ陸上部への滑走路建設案などが次々と浮上した。
 だが、
米軍の運用面などで適用可能かどうかなど、本格的に検討した形跡はほとんどない。日米関係筋は「安全保障論より、『自民党と同じことはできない』、その一点で現行計画からの脱却を目指してきた」と語る。結局、問題点が次々と浮上しては頓挫した。
 過去の日米協議で一度は却下された桟橋方式が「埋め立てを伴わない」との理由で再浮上したのはそうした中だった。現行計画に近づくとはいえ、工法を変えれば、「見直し」にこだわる鳩山政権の体面を保てる--との期待もあったようだ。だが、5月末を目前に、それすらついえそうだ。
 「『部隊移転』は厳しい。『訓練移転』を全国に呼びかけるしかない」「やはり普天間が優先だ。訓練は二の次だ」。首相周辺は18日、残された選択肢がほとんどない窮状を周囲に訴えた。

米側と開き
 政府は今後、5月末に向け、徳之島を含む全国への訓練分散などとあわせ、埋め立て方式を念頭に米側の理解を求めていく考えだ。
 それでも、政府内では、全長1800メートルの滑走路2本をV字形に配置するなどとした
現行計画への"全面回帰"には消極論が強い。滑走路の形状変更や、埋め立て面積の圧縮など、「少しでも自民党政権との違いを出す」ことにこだわっており、優先したはずの米側との交渉さえ暗礁に乗り上げる恐れがある。


 具体的な施策がなく、専門的な検討もなく、一時は見え透いた「腹案がある」発言までした「思いつきの案」の正体は、旧政権の案と違うもという政局発想が最優先で、地元の民意、環境という掛け声も変遷した案の履歴から口先だけの詭弁であったことは、国内外の多くの人々が知るところとなりましたね。
 この期に及んでも、埋め立ての土の種類だとか、水路を設け自然に配慮するとかで現行案と差別化するとか言っているようですが、かえって自民党案と違うことにこだわっている姿勢を浮き彫りにさせ、嘲笑を誘うぱかりです。
 そこまで言うのだったら、自民党政府が合意に持ち込んでいなかった、県知事が求めていた100m沖合いへの移動を鳩山政権が米国を説得し成し遂げましたという手で十二分なのだと思いますが?

 鳩山氏は、沖縄に近々再訪問するとのことですが、失政を侘び、「県外「国外」発言の延期を要請すべきでしょう。それでも、現行案受け入れ容認の地元でも、混乱を招いた責任をとり辞任のしめしをつけないと、ここまで鳩山氏が盛り上げた、「県外「国外」の地元の声の中、いまさらはいそうですかとはいかないでしょう。
 「辺野古「浅瀬」案 地元は条件次第で受け入れの動きも 首相への不信ますます 」:イザ!

 このままでは、史上最悪の総理大臣の名を残す鳩山氏。9月の代表選でどうなるかは解りませんが、引き際だけでも綺麗にけじめをつけていただきたいものです。




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