中国の「接近阻止・領域拒否」(A2AD)戦略は、内容のレベルを年々強化させています。
大陸間弾道ミサイル(ICBM)と、対艦弾道ミサイル(ASBM)とで、陸海の攻撃エリアの拡大や、性能の向上を進めていますが、遂にICBMで北米のほぼ全域を射程に収めることが可能となったのだそうです。米国が受ける脅威は拡大することになり、環球時報は「世界の力の構成を変化させる」と豪語しているのだそうです。
もはや、「接近阻止・領域拒否」を越えて、米国本土侵略の域に達したのですね。
この花の名前は、ラティビダ・レッドミジェット
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大陸間弾道ミサイル(ICBM)と、対艦弾道ミサイル(ASBM)とで、陸海の攻撃エリアの拡大や、性能の向上を進めていますが、遂にICBMで北米のほぼ全域を射程に収めることが可能となったのだそうです。米国が受ける脅威は拡大することになり、環球時報は「世界の力の構成を変化させる」と豪語しているのだそうです。
もはや、「接近阻止・領域拒否」を越えて、米国本土侵略の域に達したのですね。
中国 新ミサイル試射 ICBM 北米全域ほぼ射程 (12/20 産経)
【ワシントン=青木伸行】米情報サイト「ワシントン・フリー・ビーコン」は米国防当局者の話として、中国が13日、開発中の大陸間弾道ミサイル(ICBM)「東風(DF)41」の発射実験を行ったと伝えた。北米のほぼ全域が射程に入り、核弾頭保有数も今後、増加するとみられる。中国の海洋覇権拡大のみならず核・ミサイル戦力の増強は、米国とアジア太平洋地域の脅威となっている。
同サイトによると、東風41が打ち上げられたのは山西省五寨のミサイル発射センター。実験は昨年7月に次いで2回目で、射程は約1万1千~約1万2千キロメートル。固体燃料を使った3段式で、発射台付き車両(TEL)による移動型だ。多弾頭型で、最大10個の核爆弾搭載が可能とみられる。
同サイトは中国軍事専門家の話などを引用し、中国は複数の核弾頭が異なる目標を攻撃する技術を開発し、東風41もこれに該当するとの見方を示している。
中国の保有核弾頭数は約250(2013年、ストックホルム国際平和研究所)。ICBMばかりではなく、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の巨浪(JL)2の配備を開始し、多弾頭型も開発するとみられている。
【北京=川越一】中国共産党機関紙、人民日報傘下の国際情報紙、環球時報は19日付社説で「東風41」について「世界の力の構成を変化させる」「中国の国家安全維持の礎になる」とし、米国の中国の力に対する認識を変えると主張した。
【ワシントン=青木伸行】米情報サイト「ワシントン・フリー・ビーコン」は米国防当局者の話として、中国が13日、開発中の大陸間弾道ミサイル(ICBM)「東風(DF)41」の発射実験を行ったと伝えた。北米のほぼ全域が射程に入り、核弾頭保有数も今後、増加するとみられる。中国の海洋覇権拡大のみならず核・ミサイル戦力の増強は、米国とアジア太平洋地域の脅威となっている。
同サイトによると、東風41が打ち上げられたのは山西省五寨のミサイル発射センター。実験は昨年7月に次いで2回目で、射程は約1万1千~約1万2千キロメートル。固体燃料を使った3段式で、発射台付き車両(TEL)による移動型だ。多弾頭型で、最大10個の核爆弾搭載が可能とみられる。
同サイトは中国軍事専門家の話などを引用し、中国は複数の核弾頭が異なる目標を攻撃する技術を開発し、東風41もこれに該当するとの見方を示している。
中国の保有核弾頭数は約250(2013年、ストックホルム国際平和研究所)。ICBMばかりではなく、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の巨浪(JL)2の配備を開始し、多弾頭型も開発するとみられている。
【北京=川越一】中国共産党機関紙、人民日報傘下の国際情報紙、環球時報は19日付社説で「東風41」について「世界の力の構成を変化させる」「中国の国家安全維持の礎になる」とし、米国の中国の力に対する認識を変えると主張した。
発射も陸上からの移動型の発射と、潜水艦からの発射ということで、探知をされ難くしています。
標的は、米本土と太平洋の米空母(ASBM)。
米国はいつかはこうなるとは認識していたとはいえ現実になった今、環球時報が言うように、改めて中国への認識を強めねばならなくなります。
米国は、対抗策としては、空海軍一体となったエアシーバトル構想を進めています。
陸上からの発射と、海中からの発射の監視と抑止力が必要になり、海中からの発射については、東シナ海の制海空権の確立が必要となります。
中国が防空識別圏を設定し、日本や米軍が警戒行動を従来通り変更せずに実施している所以ですね。
日米の一層の連携による、監視と抑止力の強化が必要です。
# 冒頭の画像は、東風41
この花の名前は、ラティビダ・レッドミジェット
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