衆議院解散総選挙に際し、民進党からは候補者を立てず、議員が個別に「希望の党」の公認を得るか、無所属などで立候補する事になるという、前原代表の案が28日の両院議員総会で承認されました。
小池氏は、全員まるごとの受け入れはないと強調し、個別に選別するとしていますね。
解党する民進党が意気揚々とし、電撃解散に打って出た安倍首相が悲壮な表情という現象が生じる、奇妙な風景が生じ、野党再編が一気に進むこととなりましたね。
【衆院解散】民進党両院総会詳報 出席者は党の“消滅”をどう受け止めたのか 安住淳氏、馬淵澄夫氏、原口一博氏、江田憲司氏、玉木雄一郎氏…(1/11ページ) - 産経ニュース
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野党は「希望の党」結集で何を目指すのか :日本経済新聞
二大政党制を実現し、政権政党になるという政局だけが一致して烏合の衆が集まり、アンチ自民の偏向メディアが吹かせた風に国民が乗せられて誕生した民主党政権。
その時の再現の夢を、小池人気を頼って、名を捨てて(プライドも捨てて)「希望の党」の公認を得て当選の実をとろうという仰天の策。両院議員総会では、全員一致で前原代表の提案が了承されたのだと。党としては珍しく全員一致との内部の声も。
二大政党を再現し、安倍政権を打倒するという政局の為に、名を捨てて実を取る。
すなわち、「希望の党」の公認を申請・承認を得ることに耐えて、「希望の党」の人気でなんとか選挙で当選したい。当選してしまえば、「希望の党」内の国会議員団で多数派を占めて、「希望の党」を民進党派で占領して実を得られるという狙いですね。
小池氏側は、立候補資金や選挙資金は自己負担での候補者を募っているので、民進党の資金で立候補してくれれば大助かり。選挙運動での組織も、全国組織の連合が請け負ってくれれば、このうえない力が得られる。但し、民進党議員がまるごと来られたのでは、占領されてしまうとは承知しているので、個別に公認審査し選別する制限をかけることで対抗。
後は、最大の武器の小池人気を活かす為に、小池氏が知事を辞めて、立候補して欲しい。。
つい先だってまで、五輪施設や築地の豊洲移転の都政で、小池バッシングをしていた、アンチ安倍の偏向TVのワイドショー番組や、新聞は、政権対抗勢力となった、小池・新党(中身は民進党議員が多勢)を、急きょ掌返しで応援を始めています。
【衆院解散】「反安倍でとにかくOK」 朝日、毎日の「希望の党」報道に橋下徹氏がツイッターで批判 - 産経ニュース
小池氏は、公約の都政改革に着手したばかりで実績は未だのままの都政を投げ出して、今回国政に転じるのか、築地移転やオリンピック・パラリンピックを終えてから国政に転じるのかが注目されています。
くだんの、偏向ワイドショー番組とその偏向コメンテータや新聞は、小池氏の出馬の風を吹かせようとやっきですが、小池氏は慎重姿勢。
ただ、反安倍のメディアの吹かせる風はしつこく、今回国政に出馬しても、しなくても小池批判が高まる環境を整えつつありますね。
小泉新次郎氏は、安倍首相と面談後、小池氏の出馬を煽り、反安倍で出馬させて叩き落とす作戦。
小泉進次郎氏、小池百合子氏に「選挙に出てほしい」と出馬を呼びかける - ライブドアニュース
今回ではなく、都政にめどをつけて、次参院選等を推奨する声も聞こえますね。
日々激しく動き始めた野党再編。小池、松井、大村の3知事会談が注目されていますが、何か動きがあるのでしょうか?
大義がないとか、モリカケ隠しとか、北朝鮮情勢の中の解散の是非が話題となっていましたが、どこかへすっとんで(すっ飛ぶくらいの価値しかないネタの証拠)、小池一色となった総選挙。
国民は、民主党政権誕生の時の様に、メディアの吹かす風に騙される過ちを再び犯すのか、小池氏もメディアにアブリ出されて翻弄されるのか、要注目ですね。
マグノリア・エリザベすの蕾
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小池氏は、全員まるごとの受け入れはないと強調し、個別に選別するとしていますね。
解党する民進党が意気揚々とし、電撃解散に打って出た安倍首相が悲壮な表情という現象が生じる、奇妙な風景が生じ、野党再編が一気に進むこととなりましたね。
【衆院解散】民進党両院総会詳報 出席者は党の“消滅”をどう受け止めたのか 安住淳氏、馬淵澄夫氏、原口一博氏、江田憲司氏、玉木雄一郎氏…(1/11ページ) - 産経ニュース
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野党は「希望の党」結集で何を目指すのか :日本経済新聞
民進「解党」の舞台裏 「反安倍」結束 首相によぎる悪夢 (9/29 産経)
「どんな手段を使っても安倍政権を止めなければならない。もう一度政権交代を実現して身勝手で政治をゆがめる安倍政権を退場に追い込みたい。私は皆さんが大好きだ。これからも皆さんと一緒に行動し、もう一度われわれの理想の社会を創る。そのために名を捨てて実を取る。その決断をぜひご理解いただきたい」
28日午後、民進党本部で開かれた両院議員総会。民進党代表の前原誠司が熱っぽくこう語ると、万雷の拍手がわいた。
ここで前原が示した方針は、前原を一人民進党に残して全員が離党し、東京都知事の小池百合子が率いる「希望の党」に公認申請するという内容だった。事実上の「解党宣言」と言えるが、特に異論もなく了承され、所属議員はむしろ高揚感にあふれていた。
この少し前、首相の安倍晋三は国会内で開かれた自民党両院議員総会で厳しい表情でこう語った。
「いよいよ厳しい戦いが始まります。この日本を守り抜くのか、国民の命と平和な暮らしを守り抜くのかを問う選挙です。選挙のためだけに看板を替える政党に日本の安全を、子供たちの未来を任せるわけにはいきません。皆さん、まなじりを決して戦い抜いていこうではありませんか」
解党する民進党が意気揚々とし、電撃解散に打って出た安倍が悲壮な表情なのはなぜか。安倍の脳裏に平成21年夏の衆院選の悪夢がよぎったからだろう。
この衆院選で現副総理兼財務相の麻生太郎率いる自民党は大敗し、鳩山由紀夫率いる民主党が政権を発足させた。当時は政権交代への期待感が異様に強かったこともあるが、最大の敗因は野党が「反自民」で一致結束したことにある。
「1強」と言われる自民党だが、反自民勢力が一つにまとまると意外なほどもろい。希望の党創設に伴う、ここ数日の電撃的な動きは8年前のあの日を彷彿(ほうふつ)とさせた。
つい1週間前まで絶望に打ちひしがれていた民進党議員の表情が急に明るくなったのはこのためだ。希望の党に衣替えした元民進党議員は今後3週間にわたり、ひたすら「安倍政権打倒」を訴えるに違いない。
水面下で一体何が起きていたのか-。
前原が希望の党合流に向け、動き出したのは9月18日。産経新聞が17日付朝刊1面で「首相、衆院解散を決断」と報じたのがきっかけだった。
小池新党の動きを受け、民進党では離党者が続出していた。前原は、離党者に「刺客」を立てる方針を示す一方、裏では共産党との選挙協力を進めていたが、内心忸怩(じくじ)たる思いだった。
「共産党と選挙協力したところで小池新党と『刺し合い』になれば、自民党に漁夫の利となるだけ。民進党は存亡の機を迎える」
前原と小池は、平成5年に細川護煕率いる日本新党から初当選した。その後、疎遠となっていたが、前原が側近を介して小池との接触を試みたのは自然な流れだといえる。
■小池氏「私が代表ならどう?」 前原氏に直談判、若狭・細野氏は蚊帳の外
小池にとっても、前原のアプローチは「渡りに船」だった。安倍の電撃解散により、新党の準備は整っておらず、組織も資金も不足していたからだ。
実は小池は7月から、前代表の蓮舫にも接触していた。「女ツートップでどうかしら」などと持ちかけると蓮舫も乗り気だったというが、蓮舫の辞任により頓挫してしまった。
再浮上した連携構想は一気に動き出した。前原と小池は頻繁に電話で連絡を取り合うようになった。
2人の動きを知っていたのは、それぞれの側近数人だけ。民進党幹事長の大島敦でさえ、前原の合流構想を知ったのは25日だった。小池側近を自任する細野豪志や若狭勝らは「蚊帳の外」だった。
20日ごろ、自由党代表の小沢一郎も前原に接触してきた。小沢は「まず民進と自由が合流し、小池の新党と社民を交えて比例代表の統一名簿を作ろう」と持ちかけた。前原は小池との合流話はおくびにも出さず、この構想にも一枚かんだ。
統一名簿構想は社民党の反対で頓挫したが、「反安倍」の足並みは確実にそろいつつあった。
× × ×
それでも前原は小池の合流構想にどこか煮え切らなかった。24日、小池は前原に電話でこう尋ねた。
「若狭や細野が新党の代表なら興味ある?」
前原が「興味ない」と答えると、小池はこうたたみかけた。「じゃあ私なら興味あるの?」
前原は「もちろん興味ある」。25日午後の小池の緊急記者会見を待たずして、ここで小池の代表就任は決まった。
前原にはもう一つ大仕事があった。民進党の支持母体で、選挙の実務の大半を担う連合を説得せねば、構想は水泡に帰す。
前原は25日午後、都内で連合会長の神津里季生とひそかに会い、「安倍政権を打倒するため力を貸してほしい」と頭を下げた。
「民進党の自主再建」を持論とする神津だが、長い沈黙の後、こう言った。
「希望の党が民進党と連合との政策協定を丸のみするなら支援しよう」
神津は翌26日午後、連合本部で開いた中央執行委員会で「厳秘」と前置きした上で、小池新党との合流構想を説明した。左派の強い官公労系幹部は反発したが、神津はなんとか一任を取り付けた。
連合の支持を取り付けた前原は26日午後10時すぎ、都内の料理店で小池と初めて向き合った。
前原は民進党と希望の党の完全合流を求めたが、小池は「第2民進党」と批判されることを恐れ「議員の個別吸収」を譲らなかった。2人が折り合ったのは、日付が変わる少し前だった。
× × ×
民進党と希望の党の合流構想の裏にはもう一つ、民進党の「金庫」をめぐる暗闘があった。
民進党は年に約90億円の政党助成金を受け取っている。「締まり屋」の先々代代表の岡田克也は「来るべき日のために」と最小限しか使わず、前代表の蓮舫は使うすべを知らなかった。このため、民進党の「金庫」には150億円前後の金が眠っているとされる。
これに対し、希望の党はほぼすっからかん。このため、公認希望者には供託金を含めて700万円の拠出を求めていた。細野はなぜか「1人1千万円」を要求していた。
全選挙区での候補者擁立を目指す小池は、この資金はのどから手が出るほど欲しいはず。この資金をめぐり、今後は前原と小池、そして参院民進党による激しい争奪戦が起こる可能性がある。
× × ×
今後の焦点は小池が都知事を辞め、衆院選に出馬するかに移る。
小池は28日午後、日本記者クラブで会見し、「今の国会が変わらない限り、都政でしっかり頑張る」と出馬を否定した。だが、小池が出馬しない限り、希望の党に破壊力は生まれない。世論をじっくり見ながら、待望論が出るのを待っている可能性は十分ある。
小沢の動向も気になる。民進党との合流構想からはじかれたようにも見えるが、28日昼の自由党両院議員総会では上機嫌だった。
「本会議を欠席してたら解散されたそうです。ふっふっふっ。なんやかんや動きがあるけど、われわれも政権交代のため何をすべきか今後のことを決めたい」
こう語るとカツカレーをパクついた。=敬称略(水内茂幸)
「どんな手段を使っても安倍政権を止めなければならない。もう一度政権交代を実現して身勝手で政治をゆがめる安倍政権を退場に追い込みたい。私は皆さんが大好きだ。これからも皆さんと一緒に行動し、もう一度われわれの理想の社会を創る。そのために名を捨てて実を取る。その決断をぜひご理解いただきたい」
28日午後、民進党本部で開かれた両院議員総会。民進党代表の前原誠司が熱っぽくこう語ると、万雷の拍手がわいた。
ここで前原が示した方針は、前原を一人民進党に残して全員が離党し、東京都知事の小池百合子が率いる「希望の党」に公認申請するという内容だった。事実上の「解党宣言」と言えるが、特に異論もなく了承され、所属議員はむしろ高揚感にあふれていた。
この少し前、首相の安倍晋三は国会内で開かれた自民党両院議員総会で厳しい表情でこう語った。
「いよいよ厳しい戦いが始まります。この日本を守り抜くのか、国民の命と平和な暮らしを守り抜くのかを問う選挙です。選挙のためだけに看板を替える政党に日本の安全を、子供たちの未来を任せるわけにはいきません。皆さん、まなじりを決して戦い抜いていこうではありませんか」
解党する民進党が意気揚々とし、電撃解散に打って出た安倍が悲壮な表情なのはなぜか。安倍の脳裏に平成21年夏の衆院選の悪夢がよぎったからだろう。
この衆院選で現副総理兼財務相の麻生太郎率いる自民党は大敗し、鳩山由紀夫率いる民主党が政権を発足させた。当時は政権交代への期待感が異様に強かったこともあるが、最大の敗因は野党が「反自民」で一致結束したことにある。
「1強」と言われる自民党だが、反自民勢力が一つにまとまると意外なほどもろい。希望の党創設に伴う、ここ数日の電撃的な動きは8年前のあの日を彷彿(ほうふつ)とさせた。
つい1週間前まで絶望に打ちひしがれていた民進党議員の表情が急に明るくなったのはこのためだ。希望の党に衣替えした元民進党議員は今後3週間にわたり、ひたすら「安倍政権打倒」を訴えるに違いない。
水面下で一体何が起きていたのか-。
前原が希望の党合流に向け、動き出したのは9月18日。産経新聞が17日付朝刊1面で「首相、衆院解散を決断」と報じたのがきっかけだった。
小池新党の動きを受け、民進党では離党者が続出していた。前原は、離党者に「刺客」を立てる方針を示す一方、裏では共産党との選挙協力を進めていたが、内心忸怩(じくじ)たる思いだった。
「共産党と選挙協力したところで小池新党と『刺し合い』になれば、自民党に漁夫の利となるだけ。民進党は存亡の機を迎える」
前原と小池は、平成5年に細川護煕率いる日本新党から初当選した。その後、疎遠となっていたが、前原が側近を介して小池との接触を試みたのは自然な流れだといえる。
■小池氏「私が代表ならどう?」 前原氏に直談判、若狭・細野氏は蚊帳の外
小池にとっても、前原のアプローチは「渡りに船」だった。安倍の電撃解散により、新党の準備は整っておらず、組織も資金も不足していたからだ。
実は小池は7月から、前代表の蓮舫にも接触していた。「女ツートップでどうかしら」などと持ちかけると蓮舫も乗り気だったというが、蓮舫の辞任により頓挫してしまった。
再浮上した連携構想は一気に動き出した。前原と小池は頻繁に電話で連絡を取り合うようになった。
2人の動きを知っていたのは、それぞれの側近数人だけ。民進党幹事長の大島敦でさえ、前原の合流構想を知ったのは25日だった。小池側近を自任する細野豪志や若狭勝らは「蚊帳の外」だった。
20日ごろ、自由党代表の小沢一郎も前原に接触してきた。小沢は「まず民進と自由が合流し、小池の新党と社民を交えて比例代表の統一名簿を作ろう」と持ちかけた。前原は小池との合流話はおくびにも出さず、この構想にも一枚かんだ。
統一名簿構想は社民党の反対で頓挫したが、「反安倍」の足並みは確実にそろいつつあった。
× × ×
それでも前原は小池の合流構想にどこか煮え切らなかった。24日、小池は前原に電話でこう尋ねた。
「若狭や細野が新党の代表なら興味ある?」
前原が「興味ない」と答えると、小池はこうたたみかけた。「じゃあ私なら興味あるの?」
前原は「もちろん興味ある」。25日午後の小池の緊急記者会見を待たずして、ここで小池の代表就任は決まった。
前原にはもう一つ大仕事があった。民進党の支持母体で、選挙の実務の大半を担う連合を説得せねば、構想は水泡に帰す。
前原は25日午後、都内で連合会長の神津里季生とひそかに会い、「安倍政権を打倒するため力を貸してほしい」と頭を下げた。
「民進党の自主再建」を持論とする神津だが、長い沈黙の後、こう言った。
「希望の党が民進党と連合との政策協定を丸のみするなら支援しよう」
神津は翌26日午後、連合本部で開いた中央執行委員会で「厳秘」と前置きした上で、小池新党との合流構想を説明した。左派の強い官公労系幹部は反発したが、神津はなんとか一任を取り付けた。
連合の支持を取り付けた前原は26日午後10時すぎ、都内の料理店で小池と初めて向き合った。
前原は民進党と希望の党の完全合流を求めたが、小池は「第2民進党」と批判されることを恐れ「議員の個別吸収」を譲らなかった。2人が折り合ったのは、日付が変わる少し前だった。
× × ×
民進党と希望の党の合流構想の裏にはもう一つ、民進党の「金庫」をめぐる暗闘があった。
民進党は年に約90億円の政党助成金を受け取っている。「締まり屋」の先々代代表の岡田克也は「来るべき日のために」と最小限しか使わず、前代表の蓮舫は使うすべを知らなかった。このため、民進党の「金庫」には150億円前後の金が眠っているとされる。
これに対し、希望の党はほぼすっからかん。このため、公認希望者には供託金を含めて700万円の拠出を求めていた。細野はなぜか「1人1千万円」を要求していた。
全選挙区での候補者擁立を目指す小池は、この資金はのどから手が出るほど欲しいはず。この資金をめぐり、今後は前原と小池、そして参院民進党による激しい争奪戦が起こる可能性がある。
× × ×
今後の焦点は小池が都知事を辞め、衆院選に出馬するかに移る。
小池は28日午後、日本記者クラブで会見し、「今の国会が変わらない限り、都政でしっかり頑張る」と出馬を否定した。だが、小池が出馬しない限り、希望の党に破壊力は生まれない。世論をじっくり見ながら、待望論が出るのを待っている可能性は十分ある。
小沢の動向も気になる。民進党との合流構想からはじかれたようにも見えるが、28日昼の自由党両院議員総会では上機嫌だった。
「本会議を欠席してたら解散されたそうです。ふっふっふっ。なんやかんや動きがあるけど、われわれも政権交代のため何をすべきか今後のことを決めたい」
こう語るとカツカレーをパクついた。=敬称略(水内茂幸)
二大政党制を実現し、政権政党になるという政局だけが一致して烏合の衆が集まり、アンチ自民の偏向メディアが吹かせた風に国民が乗せられて誕生した民主党政権。
その時の再現の夢を、小池人気を頼って、名を捨てて(プライドも捨てて)「希望の党」の公認を得て当選の実をとろうという仰天の策。両院議員総会では、全員一致で前原代表の提案が了承されたのだと。党としては珍しく全員一致との内部の声も。
二大政党を再現し、安倍政権を打倒するという政局の為に、名を捨てて実を取る。
すなわち、「希望の党」の公認を申請・承認を得ることに耐えて、「希望の党」の人気でなんとか選挙で当選したい。当選してしまえば、「希望の党」内の国会議員団で多数派を占めて、「希望の党」を民進党派で占領して実を得られるという狙いですね。
小池氏側は、立候補資金や選挙資金は自己負担での候補者を募っているので、民進党の資金で立候補してくれれば大助かり。選挙運動での組織も、全国組織の連合が請け負ってくれれば、このうえない力が得られる。但し、民進党議員がまるごと来られたのでは、占領されてしまうとは承知しているので、個別に公認審査し選別する制限をかけることで対抗。
後は、最大の武器の小池人気を活かす為に、小池氏が知事を辞めて、立候補して欲しい。。
つい先だってまで、五輪施設や築地の豊洲移転の都政で、小池バッシングをしていた、アンチ安倍の偏向TVのワイドショー番組や、新聞は、政権対抗勢力となった、小池・新党(中身は民進党議員が多勢)を、急きょ掌返しで応援を始めています。
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小池氏は、公約の都政改革に着手したばかりで実績は未だのままの都政を投げ出して、今回国政に転じるのか、築地移転やオリンピック・パラリンピックを終えてから国政に転じるのかが注目されています。
くだんの、偏向ワイドショー番組とその偏向コメンテータや新聞は、小池氏の出馬の風を吹かせようとやっきですが、小池氏は慎重姿勢。
ただ、反安倍のメディアの吹かせる風はしつこく、今回国政に出馬しても、しなくても小池批判が高まる環境を整えつつありますね。
小泉新次郎氏は、安倍首相と面談後、小池氏の出馬を煽り、反安倍で出馬させて叩き落とす作戦。
小泉進次郎氏、小池百合子氏に「選挙に出てほしい」と出馬を呼びかける - ライブドアニュース
今回ではなく、都政にめどをつけて、次参院選等を推奨する声も聞こえますね。
日々激しく動き始めた野党再編。小池、松井、大村の3知事会談が注目されていますが、何か動きがあるのでしょうか?
大義がないとか、モリカケ隠しとか、北朝鮮情勢の中の解散の是非が話題となっていましたが、どこかへすっとんで(すっ飛ぶくらいの価値しかないネタの証拠)、小池一色となった総選挙。
国民は、民主党政権誕生の時の様に、メディアの吹かす風に騙される過ちを再び犯すのか、小池氏もメディアにアブリ出されて翻弄されるのか、要注目ですね。
マグノリア・エリザベすの蕾
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