3日の参院予算委員会で立憲民主党の小西洋之参院議員が公表した放送法の「政治的公平」に関する文書に関して、当時総務相だった高市早苗経済安全保障担当相とやりとりがあり、メディアで姦しく取沙汰されていますね。
総務省は、行政文書であるが、内容の精査を進めているとコメント。
元官僚の高橋洋一氏が、官僚経験者の立場から文書について解説しておられます。
元々の議論の焦点は、放送法の公平性は、会社全体を評価するか、個別の番組を評価するかが論点。放送法の改定には至っておらず、省内の派閥争いか、地方選挙への影響を及ぼさせようというプロパガンダかとの見方も。。
総務相「行政文書」認める 「大臣が言ってもいないことが記録されているなら、大問題」放送法解釈巡る記載を巡り、辛坊治郎が指摘 – ニッポン放送 NEWS ONLINE
立憲民主党の小西洋之参院議員が公表した放送法の「政治的公平」に関する文書の内容については、当事者が一部否定している。高市氏は 3日の参院予算委で「放送法について私は安倍氏と打ち合わせをしたことはない」と明言した。安倍氏は放送法に強い関心がなかったともいう。礒崎氏も一部否定していると、高橋氏。
内容については当事者間で食い違いがある以上、両当事者を呼ばないかぎり、解明は難しいだろうと。
文書の形式面では、一部に違和感があったと高橋氏。
まず、文書のはじめの 2枚は全体の目次のようになっており、後から付け加えたのだろう。その中で、右上に「厳重取扱注意」と書かれているが、普通の役人なら「取扱厳重注意」と書く。それに、人名での誤記もあったと。
次に、2015年 2月13日の高市大臣レク結果。
配布先に注目すると、メモ内容の確認のために、大臣室を入れておかないとおかしい。大臣室のチェックがないので、筆記者の思い込みや独断に基づくものであることは否定できないと、高橋氏。
その次に、15年 3月 9日付<高市大臣と総理の電話会談の結果>という資料。
タイトルは《総理と高市大臣の電話会談結果》とするべきだろう(上位の総理が先が常識)。しかも、高市大臣から総理に電話となるが、日時不明となっている。これでは情報メモの価値はないと。
本件はかなり些末な話だ。
そもそも、放送法の解釈変更はなかったので問題ではない。文書からは、旧自治省官僚出身と、旧郵政省出身の総務省官僚による、つまらない「権力闘争」に見えなくもないとも。
安倍氏も高市氏も、総務省内のバトルの再燃というのは直感的に分かったので一歩距離を置いて見ていたのではないか。この程度の話に巻き込まれて、2人がまともに電話会談するとも考えにくい。
8年前のくだらない案件だが、今の時期に出てきたのは政治的な背景もある。高市氏と礒崎氏の評判を落とせば、今春の奈良県知事選と参院大分補選で有利になる人がいるとも考えられると、高橋氏。
なを、奈良県知事選は、自民党の分裂選挙になりますが、立憲民主は関係なく、漁夫の利の可能性があるのは、維新の会との記事もあります。高市攻撃になっていることに違いはありませんが。
舞台は奈良県知事選…!奈良の女帝・高市早苗vs自民党本部 候補者を巡る水面下の暗闘 | FRIDAYデジタル
# 冒頭の画像は、参院予算委で立憲民主党の小西洋之氏(右)の質問を聞く高市早苗経済安保相
この花の名前は、ユキワリイチゲ
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総務省は、行政文書であるが、内容の精査を進めているとコメント。
元官僚の高橋洋一氏が、官僚経験者の立場から文書について解説しておられます。
元々の議論の焦点は、放送法の公平性は、会社全体を評価するか、個別の番組を評価するかが論点。放送法の改定には至っておらず、省内の派閥争いか、地方選挙への影響を及ぼさせようというプロパガンダかとの見方も。。
総務相「行政文書」認める 「大臣が言ってもいないことが記録されているなら、大問題」放送法解釈巡る記載を巡り、辛坊治郎が指摘 – ニッポン放送 NEWS ONLINE
【日本の解き方】総務省「行政文書」への違和感 省内の権力闘争の構図浮かぶ 8年前のくだらない案件に政治的背景も - zakzak:夕刊フジ公式サイト 2023.3/10 元内閣参事官・嘉悦大教授、高橋洋一
3日の参院予算委員会で立憲民主党の小西洋之参院議員が公表した放送法の「政治的公平」に関する文書に関して、当時総務相だった高市早苗経済安全保障担当相とやりとりがあった。
文書は、2014~15年にかけて官邸の礒崎陽輔首相補佐官と総務省担当者とのやりとり、当時の安倍晋三元首相と高市総務大臣の電話会談などが含まれる内部文書とされ、計78ページだ。
内容については、当事者が一部否定している。高市氏は3日の参院予算委で「放送法について私は安倍氏と打ち合わせをしたことはない」と明言した。安倍氏は放送法に強い関心がなかったともいう。礒崎氏も一部否定している。
内容については当事者間で食い違いがある以上、両当事者を呼ばないかぎり、解明は難しいだろう。
文書の形式面では、筆者は一部に違和感があった。
まず、文書のはじめの2枚は全体の目次のようになっており、後から付け加えたのだろう。その中で、右上に「厳重取扱注意」と書かれているが、普通の役人なら「取扱厳重注意」と書く。それに、人名での誤記もあった。
次に、2015年2月13日の高市大臣レク結果だ。これは、一番上の配布先に注目すると《桜井総審、福岡官房長、今林括審、局長、審議官、総務課長、地上放送課長←放送政策課》とある。
メモ内容の確認のために、大臣室を入れておかないとおかしい。大臣室のチェックがないので、筆記者の思い込みや独断に基づくものであることは否定できない。
次に、15年3月9日付の≪高市大臣と総理の電話会談の結果≫という資料だ。
このタイトルは《総理と高市大臣の電話会談結果》とするべきだろう。しかも、高市大臣から総理に電話となるが、日時不明となっている。これでは情報メモの価値はない。
それ以外の文書で、形式面での違和感は少ない。その内容が正しいとすると、本件はかなり些末な話だ。
そもそも、放送法の解釈変更はなかったので問題ではない。文書からは、旧自治省官僚出身と、旧郵政省出身の総務省官僚による、つまらない「権力闘争」に見えなくもない。
安倍氏も高市氏も、総務省内のバトルの再燃というのは直感的に分かったので一歩距離を置いて見ていたのではないか。この程度の話に巻き込まれて、2人がまともに電話会談するとも考えにくい。
8年前のくだらない案件だが、今の時期に出てきたのは政治的な背景もある。高市氏と礒崎氏の評判を落とせば、今春の奈良県知事選と参院大分補選で有利になる人がいるとも考えられる。
ともに旧自治省系に対する旧郵政系への意趣返しという見方もある。
3日の参院予算委員会で立憲民主党の小西洋之参院議員が公表した放送法の「政治的公平」に関する文書に関して、当時総務相だった高市早苗経済安全保障担当相とやりとりがあった。
文書は、2014~15年にかけて官邸の礒崎陽輔首相補佐官と総務省担当者とのやりとり、当時の安倍晋三元首相と高市総務大臣の電話会談などが含まれる内部文書とされ、計78ページだ。
内容については、当事者が一部否定している。高市氏は3日の参院予算委で「放送法について私は安倍氏と打ち合わせをしたことはない」と明言した。安倍氏は放送法に強い関心がなかったともいう。礒崎氏も一部否定している。
内容については当事者間で食い違いがある以上、両当事者を呼ばないかぎり、解明は難しいだろう。
文書の形式面では、筆者は一部に違和感があった。
まず、文書のはじめの2枚は全体の目次のようになっており、後から付け加えたのだろう。その中で、右上に「厳重取扱注意」と書かれているが、普通の役人なら「取扱厳重注意」と書く。それに、人名での誤記もあった。
次に、2015年2月13日の高市大臣レク結果だ。これは、一番上の配布先に注目すると《桜井総審、福岡官房長、今林括審、局長、審議官、総務課長、地上放送課長←放送政策課》とある。
メモ内容の確認のために、大臣室を入れておかないとおかしい。大臣室のチェックがないので、筆記者の思い込みや独断に基づくものであることは否定できない。
次に、15年3月9日付の≪高市大臣と総理の電話会談の結果≫という資料だ。
このタイトルは《総理と高市大臣の電話会談結果》とするべきだろう。しかも、高市大臣から総理に電話となるが、日時不明となっている。これでは情報メモの価値はない。
それ以外の文書で、形式面での違和感は少ない。その内容が正しいとすると、本件はかなり些末な話だ。
そもそも、放送法の解釈変更はなかったので問題ではない。文書からは、旧自治省官僚出身と、旧郵政省出身の総務省官僚による、つまらない「権力闘争」に見えなくもない。
安倍氏も高市氏も、総務省内のバトルの再燃というのは直感的に分かったので一歩距離を置いて見ていたのではないか。この程度の話に巻き込まれて、2人がまともに電話会談するとも考えにくい。
8年前のくだらない案件だが、今の時期に出てきたのは政治的な背景もある。高市氏と礒崎氏の評判を落とせば、今春の奈良県知事選と参院大分補選で有利になる人がいるとも考えられる。
ともに旧自治省系に対する旧郵政系への意趣返しという見方もある。
立憲民主党の小西洋之参院議員が公表した放送法の「政治的公平」に関する文書の内容については、当事者が一部否定している。高市氏は 3日の参院予算委で「放送法について私は安倍氏と打ち合わせをしたことはない」と明言した。安倍氏は放送法に強い関心がなかったともいう。礒崎氏も一部否定していると、高橋氏。
内容については当事者間で食い違いがある以上、両当事者を呼ばないかぎり、解明は難しいだろうと。
文書の形式面では、一部に違和感があったと高橋氏。
まず、文書のはじめの 2枚は全体の目次のようになっており、後から付け加えたのだろう。その中で、右上に「厳重取扱注意」と書かれているが、普通の役人なら「取扱厳重注意」と書く。それに、人名での誤記もあったと。
次に、2015年 2月13日の高市大臣レク結果。
配布先に注目すると、メモ内容の確認のために、大臣室を入れておかないとおかしい。大臣室のチェックがないので、筆記者の思い込みや独断に基づくものであることは否定できないと、高橋氏。
その次に、15年 3月 9日付<高市大臣と総理の電話会談の結果>という資料。
タイトルは《総理と高市大臣の電話会談結果》とするべきだろう(上位の総理が先が常識)。しかも、高市大臣から総理に電話となるが、日時不明となっている。これでは情報メモの価値はないと。
本件はかなり些末な話だ。
そもそも、放送法の解釈変更はなかったので問題ではない。文書からは、旧自治省官僚出身と、旧郵政省出身の総務省官僚による、つまらない「権力闘争」に見えなくもないとも。
安倍氏も高市氏も、総務省内のバトルの再燃というのは直感的に分かったので一歩距離を置いて見ていたのではないか。この程度の話に巻き込まれて、2人がまともに電話会談するとも考えにくい。
8年前のくだらない案件だが、今の時期に出てきたのは政治的な背景もある。高市氏と礒崎氏の評判を落とせば、今春の奈良県知事選と参院大分補選で有利になる人がいるとも考えられると、高橋氏。
なを、奈良県知事選は、自民党の分裂選挙になりますが、立憲民主は関係なく、漁夫の利の可能性があるのは、維新の会との記事もあります。高市攻撃になっていることに違いはありませんが。
舞台は奈良県知事選…!奈良の女帝・高市早苗vs自民党本部 候補者を巡る水面下の暗闘 | FRIDAYデジタル
# 冒頭の画像は、参院予算委で立憲民主党の小西洋之氏(右)の質問を聞く高市早苗経済安保相
この花の名前は、ユキワリイチゲ
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