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国会は、野田氏が政治生命を懸けるという消費税値上げに関する三党合意が衆議院を通過し、参議院での早期成立後の動向が注目されていましたが、突然、内閣不信任案や問責決議案提出騒動で、全政党が政局を最優先に動き始め、消費増税関連法案の採決が危うくなっています。
余波で、最高裁が違憲とする一票の格差是正法案など多くの法案が棚ざらしになる政治空白を生んでいますが、今、国論が大きく揺れている原発の動向の鍵となる「原子力規制委員会」の人事が由に浮いて、委員会の設立・始動が大幅に遅れています。
小沢、輿石の私利私欲を追求する仕掛けに、自民、みんなが踊らされているのがきっかけの様ですが、既存政党は全て国家の危機より、自党や自身の利益のための政局を優先する亡国の事態に陥っています。
増税法案あす採決を自民容認=与党、不信任協力して否決 - WSJ日本版 - jp.WSJ.com
自民、不信任・問責提出は8日判断 解散確約見極め :日本経済新聞
三党合意で衆議院を通過した増税法案。自民党が合意を破棄し政局に走り始めたのが主因ですが、その元は輿石氏の法案採決の先送り行動です。造反・離党者を引き留め解散総選挙を遅らせる。解散総選挙で野党に転落後も、参議院での多数党の地位を守り、影響力を維持したい。などの党利、私利でのみ動いていて政府の法案成立を妨げているのですね。
もうひとつが、みんなの党が主導していることになっている、野党 6党による不信任案の提出と、7会派による問責決議案。小沢氏民主が党を追いだされ執念を燃やす民主党打倒に載せられたパフォーマンスで、自民党を踏絵作戦で追い込んでいます。
輿石氏は自民党とのチキンレースと発言していて、小沢氏とどこまで連携しているかは不明ですが、民主党はもとより、全政党が両氏の思惑通りに踊らされています。
遊爺が特に落胆したのは、これが政局に凝り固まったベテラン議員によるものではなく、自民は新次郎(父君が野党が解散権を持つ稀有のチャンスと張り切っているらしいのも情けない)、中小野党ではみんなの党が先鞭をつけたということです。そのレベルまでが政策より政局を優先しているということです。
自民党は、三党合意で衆議院を通過させたのですから、輿石の策略にはめられてその合意=自党の政策を破棄することが矛盾している道理は解るはずです。道理を曲げて解散を急いでも、民主党の数々のオウンゴールにも関わらず支持率を上げることが出来なかったのに、選挙でマイナス要因にこそなれ、勝てると思っているのでしょうか?
増税反対の一点が合うからと言って、小沢氏や共産党、社民党と基本政策が一致しているとは思えない政党と徒党を組んで、重要法案をたな晒しにして政局に走ることが、アジェンダ重視の政党との評価が得られると、渡辺、江田氏は考えているのでしょうか?
百歩ゆずったとしても、原子力規制委員会の人事放置・設立指導の遅延行為は、全ての国会議員は日本国民の安全な生活のことより、自身の利益を優先しているとしか考えられません。
それに、一票の格差が違憲のまま解散総選挙しても、選挙が違憲になるのにどうするのでしょう。国会議員全員で、法律無視・違反を強行している。日本は、法治国家ですが。
とすると、現国会議員は法律違反者として罰され、現国会議員以外の立候補者が当選することになる...???
いずれにしても明日(8日)の自民党の決断が、日本の国会議員の質を決めることになりそうですね。つまり、既存議員と新生議員の勝負にも影響が出る。
# 冒頭の画像は、横路衆院議長(中央)に内閣不信任決議案を提出する中小野党の幹事長ら
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余波で、最高裁が違憲とする一票の格差是正法案など多くの法案が棚ざらしになる政治空白を生んでいますが、今、国論が大きく揺れている原発の動向の鍵となる「原子力規制委員会」の人事が由に浮いて、委員会の設立・始動が大幅に遅れています。
小沢、輿石の私利私欲を追求する仕掛けに、自民、みんなが踊らされているのがきっかけの様ですが、既存政党は全て国家の危機より、自党や自身の利益のための政局を優先する亡国の事態に陥っています。
増税法案あす採決を自民容認=与党、不信任協力して否決 - WSJ日本版 - jp.WSJ.com
自民、不信任・問責提出は8日判断 解散確約見極め :日本経済新聞
規制委人事メド立たず 与野党対立 原発再稼働に影響 (8/7 読売朝刊)
政府が9月発足を目指す新たな原子力規制組織「原子力規制委員会」の人事が由に浮いている。社会保障・税一体改革関連法案の採決をめぐる与野党対立のあおりで、国会での同意手続でのメドが立たなくなったためだ。発足が遅れれば、原子力発電所の安全基準見直しや再稼働手続きに支障が出るのは必至で、関係者は懸念を募らせている。
「政局がより重要な局面に来ている。『二兎を追わず』ということだ」 自民党の茂木政調会長は6日の記者会見で、政府が国会に示した規制委人事案への対応について、当面見合わせる考えを示した。茂木氏は「局面を打開する案を首相にきちんと示してもらったうえで、その他の問題については協議する」と述べ、首相が早期の衆院解散を確約しない限り、人事案の議決にも応じない意向を強調した。
政府は7月26日に委員長と委員4人の規制委人事案を示し、衆参両院は今月1日、委員長候補の田中俊一・前内閣府原子力委員会委員長代理から所信聴取した。今週中には衆参両院の人事案の同意を得られると想定していた。
しかし、民主党内から「田中氏は『原子力ムラ』の人間ではないか」どいった異論が相次ぐなどして先行きの不透明感が色濃くなってきたところに、政局の緊迫化が加わり、週内の同意取り付けは難しい情勢となってきた。
規制委人事のもたつきで、事務局である原子力規制庁の発足準備もずれ込みそうだ。規制委設置法によると、規制庁長官人事などは規制委員長が行うことになっているが、委員人事の国会同意から準備に約1か月かかるとされ、設置法で規制委の発足期限とされている9月26日に間に合わないおそれも出てきた。
設置法の付則では、政府が「緊急任命が必要」として衆参両院に同意を求めても10日以内に議決しない場合、首相が任命できるとの「例外規定」はある。しかし、内閣不信任決議案や首相問責決議案の国会提出をにらみ、政府は「これ以上、野党と事を荒立てるわけにはいかない」と、行使には慎重だ。
政府が9月発足を目指す新たな原子力規制組織「原子力規制委員会」の人事が由に浮いている。社会保障・税一体改革関連法案の採決をめぐる与野党対立のあおりで、国会での同意手続でのメドが立たなくなったためだ。発足が遅れれば、原子力発電所の安全基準見直しや再稼働手続きに支障が出るのは必至で、関係者は懸念を募らせている。
「政局がより重要な局面に来ている。『二兎を追わず』ということだ」 自民党の茂木政調会長は6日の記者会見で、政府が国会に示した規制委人事案への対応について、当面見合わせる考えを示した。茂木氏は「局面を打開する案を首相にきちんと示してもらったうえで、その他の問題については協議する」と述べ、首相が早期の衆院解散を確約しない限り、人事案の議決にも応じない意向を強調した。
政府は7月26日に委員長と委員4人の規制委人事案を示し、衆参両院は今月1日、委員長候補の田中俊一・前内閣府原子力委員会委員長代理から所信聴取した。今週中には衆参両院の人事案の同意を得られると想定していた。
しかし、民主党内から「田中氏は『原子力ムラ』の人間ではないか」どいった異論が相次ぐなどして先行きの不透明感が色濃くなってきたところに、政局の緊迫化が加わり、週内の同意取り付けは難しい情勢となってきた。
規制委人事のもたつきで、事務局である原子力規制庁の発足準備もずれ込みそうだ。規制委設置法によると、規制庁長官人事などは規制委員長が行うことになっているが、委員人事の国会同意から準備に約1か月かかるとされ、設置法で規制委の発足期限とされている9月26日に間に合わないおそれも出てきた。
設置法の付則では、政府が「緊急任命が必要」として衆参両院に同意を求めても10日以内に議決しない場合、首相が任命できるとの「例外規定」はある。しかし、内閣不信任決議案や首相問責決議案の国会提出をにらみ、政府は「これ以上、野党と事を荒立てるわけにはいかない」と、行使には慎重だ。
三党合意で衆議院を通過した増税法案。自民党が合意を破棄し政局に走り始めたのが主因ですが、その元は輿石氏の法案採決の先送り行動です。造反・離党者を引き留め解散総選挙を遅らせる。解散総選挙で野党に転落後も、参議院での多数党の地位を守り、影響力を維持したい。などの党利、私利でのみ動いていて政府の法案成立を妨げているのですね。
もうひとつが、みんなの党が主導していることになっている、野党 6党による不信任案の提出と、7会派による問責決議案。小沢氏民主が党を追いだされ執念を燃やす民主党打倒に載せられたパフォーマンスで、自民党を踏絵作戦で追い込んでいます。
輿石氏は自民党とのチキンレースと発言していて、小沢氏とどこまで連携しているかは不明ですが、民主党はもとより、全政党が両氏の思惑通りに踊らされています。
遊爺が特に落胆したのは、これが政局に凝り固まったベテラン議員によるものではなく、自民は新次郎(父君が野党が解散権を持つ稀有のチャンスと張り切っているらしいのも情けない)、中小野党ではみんなの党が先鞭をつけたということです。そのレベルまでが政策より政局を優先しているということです。
自民党は、三党合意で衆議院を通過させたのですから、輿石の策略にはめられてその合意=自党の政策を破棄することが矛盾している道理は解るはずです。道理を曲げて解散を急いでも、民主党の数々のオウンゴールにも関わらず支持率を上げることが出来なかったのに、選挙でマイナス要因にこそなれ、勝てると思っているのでしょうか?
増税反対の一点が合うからと言って、小沢氏や共産党、社民党と基本政策が一致しているとは思えない政党と徒党を組んで、重要法案をたな晒しにして政局に走ることが、アジェンダ重視の政党との評価が得られると、渡辺、江田氏は考えているのでしょうか?
百歩ゆずったとしても、原子力規制委員会の人事放置・設立指導の遅延行為は、全ての国会議員は日本国民の安全な生活のことより、自身の利益を優先しているとしか考えられません。
それに、一票の格差が違憲のまま解散総選挙しても、選挙が違憲になるのにどうするのでしょう。国会議員全員で、法律無視・違反を強行している。日本は、法治国家ですが。
とすると、現国会議員は法律違反者として罰され、現国会議員以外の立候補者が当選することになる...???
いずれにしても明日(8日)の自民党の決断が、日本の国会議員の質を決めることになりそうですね。つまり、既存議員と新生議員の勝負にも影響が出る。
# 冒頭の画像は、横路衆院議長(中央)に内閣不信任決議案を提出する中小野党の幹事長ら
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この花の名前は、チェイランサンサス(エリシマム)
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