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菅の内閣支持率については触れることを止めていました。今回も糠に釘の感はいなめず、気は乘らないのですが、日本の総理大臣は何処まで椅子にしがみつけるかの歴史に残る実験進行中でもあり、また、さすがにもう耐えきれなくなったので、実験の経過メモとして書いておくことにしました。
産経・FNNの最新調査で16.3%というのは、鳩の退陣時よりも低いのは勿論、過去5年の安倍、福田、麻生の各氏と比べても、退陣に追い込まれる直前の支持率で診ると、最低になったのだそうですね。
今の狂人と化したかのような菅には、それがどうした、まだ下があると全然意に介さないそぶりをするだけでしょうね。
過去の内閣支持率については、以下で各社のデータをまとめられていました。
近年の内閣の退陣直前の支持率 - white deer park
その中で、解りやすいのが、時事の池田内閣以降の歴代内閣の退任時支持率。菅の2011年7月も入っています。
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エーデルワイス(虫がたくさんたかっていますが、7月初旬撮影)
↓よろしかったら、お願いします。
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産経・FNNの最新調査で16.3%というのは、鳩の退陣時よりも低いのは勿論、過去5年の安倍、福田、麻生の各氏と比べても、退陣に追い込まれる直前の支持率で診ると、最低になったのだそうですね。
16・3%が持つ意味 (7/30 産経)
産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が23、24の両日に実施した合同世論調査で、菅直人内閣支持率がついに2割を下回り、16・3%にまで落ち込んだ。菅内閣発足以来最低の数字である。支持率が低いからといって、その内閣がすぐに倒れると決めつけるわけにはいかないが、これは相当危うい水準だと言っていい。
過去5年間の歴代内閣の支持率と退陣の関係を振り返ってみたい。鳩山由紀夫内閣の場合は、昨年5月、支持率19・1%に落ち込んだところで退陣に追い込まれた。その前の麻生太郎内閣の退陣直前の支持率は14・9%。さらにさかのぼると、福田康夫内閣は11・5%、安倍晋三内閣は20・0%で終焉(しゅうえん)を迎えた。
今の菅内閣支持率は、かろうじて福田、麻生両内閣の最後の支持率を上回っている。ただ、福田内閣最後の調査は福田首相の辞意表明後で、麻生内閣最後の調査は衆院選大敗後という、いずれも首相交代が確定した後のもの。当然、姿を消すことが決まっている内閣に対して、支持率は低めに出ている。むしろ、退陣に追い込まれる直前の支持率という意味では、福田内閣は辞意表明前の29・3%(平成20年8月)、麻生内閣は衆院選前の20・5%(21年8月)と比較した方がいい。現在の菅内閣はこれを下回っている。
この結果によって、民主党内の「菅降ろし」の動きは加速するとみていいだろう。民主党議員の多くが、菅首相が民主党のトップのままでは、次の国政選挙に勝てないと判断するからだ。
「議員は選挙に落ちたらただの人」と、よく言われる。身もふたもない言い方だが、やはり議員心理として、自分自身の落選は何よりも避けたい。
この理屈は民主党も自民党も同じだが、とりわけ民主党には、前回21年秋の衆院選で、「政権交代」を求める世論の「民主党ブーム」に乗ったからこそ当選できたという議員が多い。自身の力量が認められて当選を勝ち得た人はそれほど多くないはずだ。だから、現政権への世論の低評価は、民主党議員にとって重大問題だ。
首相は国民に人気のない施策でも必要なら実行すべきだし、内閣支持率だけが政治を動かすわけでもない。それは百も承知だが、それでもなお政治記者として、今回の調査結果が菅内閣の寿命に与える重大な影響を考えざるを得ない。16・3%というのは、そういうレベルの数字である。(政治部長 五嶋清)
産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が23、24の両日に実施した合同世論調査で、菅直人内閣支持率がついに2割を下回り、16・3%にまで落ち込んだ。菅内閣発足以来最低の数字である。支持率が低いからといって、その内閣がすぐに倒れると決めつけるわけにはいかないが、これは相当危うい水準だと言っていい。
過去5年間の歴代内閣の支持率と退陣の関係を振り返ってみたい。鳩山由紀夫内閣の場合は、昨年5月、支持率19・1%に落ち込んだところで退陣に追い込まれた。その前の麻生太郎内閣の退陣直前の支持率は14・9%。さらにさかのぼると、福田康夫内閣は11・5%、安倍晋三内閣は20・0%で終焉(しゅうえん)を迎えた。
今の菅内閣支持率は、かろうじて福田、麻生両内閣の最後の支持率を上回っている。ただ、福田内閣最後の調査は福田首相の辞意表明後で、麻生内閣最後の調査は衆院選大敗後という、いずれも首相交代が確定した後のもの。当然、姿を消すことが決まっている内閣に対して、支持率は低めに出ている。むしろ、退陣に追い込まれる直前の支持率という意味では、福田内閣は辞意表明前の29・3%(平成20年8月)、麻生内閣は衆院選前の20・5%(21年8月)と比較した方がいい。現在の菅内閣はこれを下回っている。
この結果によって、民主党内の「菅降ろし」の動きは加速するとみていいだろう。民主党議員の多くが、菅首相が民主党のトップのままでは、次の国政選挙に勝てないと判断するからだ。
「議員は選挙に落ちたらただの人」と、よく言われる。身もふたもない言い方だが、やはり議員心理として、自分自身の落選は何よりも避けたい。
この理屈は民主党も自民党も同じだが、とりわけ民主党には、前回21年秋の衆院選で、「政権交代」を求める世論の「民主党ブーム」に乗ったからこそ当選できたという議員が多い。自身の力量が認められて当選を勝ち得た人はそれほど多くないはずだ。だから、現政権への世論の低評価は、民主党議員にとって重大問題だ。
首相は国民に人気のない施策でも必要なら実行すべきだし、内閣支持率だけが政治を動かすわけでもない。それは百も承知だが、それでもなお政治記者として、今回の調査結果が菅内閣の寿命に与える重大な影響を考えざるを得ない。16・3%というのは、そういうレベルの数字である。(政治部長 五嶋清)
今の狂人と化したかのような菅には、それがどうした、まだ下があると全然意に介さないそぶりをするだけでしょうね。
過去の内閣支持率については、以下で各社のデータをまとめられていました。
近年の内閣の退陣直前の支持率 - white deer park
その中で、解りやすいのが、時事の池田内閣以降の歴代内閣の退任時支持率。菅の2011年7月も入っています。
歴代内閣の退任時支持率(池田内閣以降)時事
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順位 内閣 支持率(単位%)
1 細川 46.2
2 海部 44.2
3 池田 43.4
4 小泉 43.2
5 羽田 40.7
6 中曽根 40.6
7 福田赳夫 34.3
8 小渕 32.4
9 村山 28.9
10 大平 27.3
11 安倍 25.5
12 橋本 23.4
13 三木 19.4
14 鳩山 19.1
15 佐藤 17.3
16 鈴木 15.8
17 福田康夫 15.6
18 麻生 13.4
( 菅 12.5 2011年7月)
19 森 10.8
20 田中 10.6
21 宮沢 10.3
22 宇野 10.1
23 竹下 4.4
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順位 内閣 支持率(単位%)
1 細川 46.2
2 海部 44.2
3 池田 43.4
4 小泉 43.2
5 羽田 40.7
6 中曽根 40.6
7 福田赳夫 34.3
8 小渕 32.4
9 村山 28.9
10 大平 27.3
11 安倍 25.5
12 橋本 23.4
13 三木 19.4
14 鳩山 19.1
15 佐藤 17.3
16 鈴木 15.8
17 福田康夫 15.6
18 麻生 13.4
( 菅 12.5 2011年7月)
19 森 10.8
20 田中 10.6
21 宮沢 10.3
22 宇野 10.1
23 竹下 4.4
菅より低いのは、森、田中、宮沢、竹下といったそうそうたるお歴々。か、宇野氏。鳩と並んで、歴史に残る大失政を犯した菅は、森、田中、宮沢、竹下といった重鎮と並ぶことを目指すと言うかもしれませんが、宇野氏とは違った内容ですが同様の間違ってなってしまった(鳩と小沢が引いた時に反小沢風のドサクサで)総理として名を残すことになるのでしょう。
なかなかやめさせられない民主党。小沢氏が民主党から不信任案提出を言うと、菅おろしにあれだけ熱心な安住氏は自分の在職中は絶対に却下すると、内輪もめで対野党以上に党内で亀裂を生じさせる国対委員長ぶり。とても政権与党として国を担っていける党ではありません。
かと言って、自民党はどうかと言うと、民主党ともども支持率を下げている始末。
【世論調査】自民浮上できず 支持率18・9%に低迷 「菅降ろし」不評? - MSN産経ニュース
「菅降ろし」が不評というか、「菅おろし」が出来ないこつぶ揃いの頼りなさが不満だし、民主党のオウンゴールの失点に、解散総選挙論をもちだす古だぬき大島の空振り暗躍など、次の政権を担うための改革がなされていないことが支持率下落の理由でしょう。解散総選挙に持ち込みたいために、菅を追い込む手綱を調整している論まで報道される様では、国家の難局をなんと心得ているのか、民主党と同じ穴のむじなとみなされ支持率は同じように下がる(むしろ差が詰まっている)のは当然です。
自民党も、若返りが必要です。
# 冒頭の写真は、7/29 に、内容の空虚な会見をする菅です
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エーデルワイス(虫がたくさんたかっていますが、7月初旬撮影)
↓よろしかったら、お願いします。
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