遊爺雑記帳

ブログを始めてはや○年。三日坊主にしては長続きしています。平和で美しい日本が滅びることがないことを願ってやみません。

ロシアのウクライナ征服 米国に自由を守るためになすべきことをする指導者が必要

2023-03-26 01:33:55 | ウクライナ全般
 長期戦の様相を示すプーチンのウクライナ侵攻。習近平首席がロシアを訪問し、プーチン大統領と面談しました。
 2024年米大統領選に共和党から出馬表明した、ニッキー・ヘイリー氏が、ロシアがウクライナで勝利すれば、中国も勝利することになる。
 習氏がロシアのウクライナ征服を望むのは、中国が台湾を侵略しやすくなるためだ。
 米国はウクライナを支援することで、今すぐ中国の野望を阻止できる。
 中国に対抗するために、われわれにはやらなければならないことがたくさんあると、バイデン氏は及び腰とし、右派の厭戦傾向共々批判しているのは、ニッキー・ヘイリー氏。
 
【寄稿】ロシアのウクライナ征服、中国の勝利に - WSJ By Nikki Haley 2023 年 3 月 22 日

 ――筆者のニッキー・ヘイリー氏は、2024年米大統領選に共和党から出馬表明。2011~17年にサウスカロライナ州知事、17~18年に国連大使を務めた

   ***

 
モスクワで今週行われている中国の習近平国家主席とロシアのウラジーミル・プーチン大統領の会談は、中国がロシアの親友であり最大の支援者であることを改めて示すものだ。    ジョー・バイデン米大統領と一部の共和党議員は気づいていないが、それには周知の事実が伴う。ロシアがウクライナで勝利すれば、中国も勝利するということだ

 
中国は軍事的・経済的・文化的に米国を追い抜くことを目指している。習氏がモスクワに赴いているのは、プーチン氏を支援することで自らの邪悪な構想を実現できるからだ。習氏がロシアのウクライナ征服を望むのは、中国が台湾を侵略しやすくなるためだ。また、習氏はロシアが欧州の他地域を脅かすことも望んでいる。米国の注意をアジアからそらせるからだ

 
なぜ多くの米政治家はこのことに気づかないのか。なぜ彼らはウクライナに中国の友好国を打倒してもらいたいと思わないのか。ウクライナが勝てば、米兵士を1人も危険にさらすことなく米国の安全を高められる

 
バイデン氏は、米国はウクライナの味方だと言っているが、絶えずロシアに主導権を握らせている同氏はアフガニスタンで降伏し、ウクライナへの「小規模な侵攻」であれば問題ないと発言し、侵攻を促した。同氏はウクライナが必要としているときに、必要な支援を提供していない。武器や軍備品を送るべきときに、説明責任もなくウクライナに資金を供与している。ウクライナ人には明らかに勝つ意志がある。しかし、バイデン氏は、ロシアを撃退するのではなく、進軍を遅らせるだけの支援しか与えていない

 
バイデン氏はこれまでも国家安全保障に関して常に及び腰だった驚くべきは、右派の一部が弱腰なことだ。この戦争はわれわれの戦いではないため、米国はウクライナに構うべきではない、というのが彼らの言い分だ。単なる「領土問題」に過ぎないと言う人もいる。中国に集中できるよう、ウクライナを無視すべきだと

 
それは逆だウクライナが勝てば、中国は負ける。それを誰よりも理解しているのが習氏だ習氏は、米国の注意を短期的にウクライナからそらしたいと考えている。そうすれば、ロシアと中国が長期的に欧州、アジア、そして世界で優位に立てるからだ。しかし、米国はウクライナを支援することで、今すぐ中国の野望を阻止できる。白紙の小切手を送ったり、米軍を危険にさらしたりする必要もない。

 テクノロジー・貿易・諜報(ちょうほう)面で中国に対抗するために、
われわれにはやらなければならないことがたくさんある。しかし、ロシアを無視して中国に対抗できると考えるのは甘い。危険な世界でウクライナへの支援から手を引けば、米国の利益を損なうことをもくろむ者をつけあがらせることになる。中国だけでなくイランや北朝鮮も、ウクライナが敗北すれば、それを悪へのいざないと見なすだろう。そうなればイスラエル、韓国、日本は、はるかに大きなリスクにさらされることになる。米国民も例外ではない。敵はわれわれの友人たちを脅かすことで、最終的にわれわれを打ち負かし、滅ぼす構えだ

 
私は国連大使として、米国が強い態度を示せば、敵が引き下がることを目の当たりにした。われわれは、ウクライナの友人たちとともに断固たる姿勢を示す必要がある彼らがロシアに勝利すれば、その影響はウクライナだけにとどまらないとなればなおさらだ。習氏とプーチン氏はそれを分かっている。だからこそ、今週モスクワで会談しているのだ米国にも、それを理解し、米国民やわれわれが大切にする自由を守るためになすべきことをする指導者が必要だ


 習氏がロシアのウクライナ征服を望むのは、中国が台湾を侵略しやすくなるためだ。また、習氏はロシアが欧州の他地域を脅かすことも望んでいる。米国の注意をアジアからそらせるからだと、ヘイリー氏。
 
 なぜ多くの米政治家はこのことに気づかないのか。なぜ彼らはウクライナに中国の友好国を打倒してもらいたいと思わないのか。ウクライナが勝てば、米兵士を1人も危険にさらすことなく米国の安全を高められる。

 バイデン氏は、米国はウクライナの味方だと言っているが、絶えずロシアに主導権を握らせている。同氏はアフガニスタンで降伏し、ウクライナへの「小規模な侵攻」であれば問題ないと発言し、侵攻を促した。同氏はウクライナが必要としているときに、必要な支援を提供していない。
 バイデン氏は、ロシアを撃退するのではなく、進軍を遅らせるだけの支援しか与えていないと、ヘイリー氏。

 バイデン氏はこれまでも国家安全保障に関して常に及び腰だった。驚くべきは、右派の一部が弱腰なことだ。この戦争はわれわれの戦いではないため、米国はウクライナに構うべきではない、というのが彼らの言い分だ。単なる「領土問題」に過ぎないと言う人もいる。中国に集中できるよう、ウクライナを無視すべきだと。

 それは逆だ。ウクライナが勝てば、中国は負ける。それを誰よりも理解しているのが習氏だ。習氏は、米国の注意を短期的にウクライナからそらしたいと考えている。そうすれば、ロシアと中国が長期的に欧州、アジア、そして世界で優位に立てるからだ。しかし、米国はウクライナを支援することで、今すぐ中国の野望を阻止できる。白紙の小切手を送ったり、米軍を危険にさらしたりする必要もないとも。

 われわれにはやらなければならないことがたくさんある。しかし、ロシアを無視して中国に対抗できると考えるのは甘い。危険な世界でウクライナへの支援から手を引けば、米国の利益を損なうことをもくろむ者をつけあがらせることになる。中国だけでなくイランや北朝鮮も、ウクライナが敗北すれば、それを悪へのいざないと見なすだろう。
 
 そうなればイスラエル、韓国、日本は、はるかに大きなリスクにさらされることになる。米国民も例外ではない。敵はわれわれの友人たちを脅かすことで、最終的にわれわれを打ち負かし、滅ぼす構えだと、ヘイリー氏。

 私は国連大使として、米国が強い態度を示せば、敵が引き下がることを目の当たりにした。われわれは、ウクライナの友人たちとともに断固たる姿勢を示す必要がある。彼らがロシアに勝利すれば、その影響はウクライナだけにとどまらないとも。

 米国民やわれわれが大切にする自由を守るためになすべきことをする指導者が必要だと、ヘイリー氏。
 
 2024年大統領選挙の共和党予備選挙で、ドナルド・トランプ前大統領の最大のライバルと目されているのはフロリダ州のロン・デサンティス知事ですが、ニッキー・ヘイリー氏もやるき十分で、いい闘いが期待できそうですね。



 # 冒頭の画像は、ニッキー・ヘイリー元国連大使



  この花の名前は、ベニコブシ


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