中国の反日デモが、学生主体でかつ、「5中総会」開催時に行われたことについて考察を続けています。
学生主体であることの理由のひとつは前回アップした、学生の就職難への現役学生の不安・不満と、卒業後就職できていない「蟻族」の同調があげられ、多くの紙面やニュース番組でも取り上げられてきています。
そこで、もう後ひとつの理由です。
胡錦濤氏と江沢民、そして習近平氏の動向に注目していました。偏見ですが、学生に筋肉モリモリマンが多いことにも。
「「胡後継者」習近平氏 上海閥の影響力示す」:イザ!
「「ポスト胡錦濤」決まった 習近平氏、軍事委副主席に就任へ」:イザ!
↓よろしかったら、お願いします。
学生主体であることの理由のひとつは前回アップした、学生の就職難への現役学生の不安・不満と、卒業後就職できていない「蟻族」の同調があげられ、多くの紙面やニュース番組でも取り上げられてきています。
そこで、もう後ひとつの理由です。
胡錦濤氏と江沢民、そして習近平氏の動向に注目していました。偏見ですが、学生に筋肉モリモリマンが多いことにも。
「「胡後継者」習近平氏 上海閥の影響力示す」:イザ!
「「ポスト胡錦濤」決まった 習近平氏、軍事委副主席に就任へ」:イザ!
「ポスト胡」習近平氏 上海閥の影響力示す (10/19 産経)
18日閉幕した中国共産党中央委員会第5回総会(5中総会)で、習近平政治局常務委員(国家副主席)が中央軍事委副主席に選ばれ、2年後の第18回党大会で交代する胡錦濤総書記の後継者としての地位を固めた。第17回党大会で、ポスト胡錦濤を含みに、2階級特進で習氏を常務委入りさせた江沢民前総書記ら上海閥の影響力を示した形だが、これを機に権力闘争が激化するとの見方も少なくない。(中国総局長 伊藤正)
党の最高ポストは総書記だが、実際には中央軍事委主席が最高権力者といわれる。改革・開放後はトウ小平氏が長くその地位にあったが、1989年の天安門事件後は、江沢民氏が総書記、国家主席、軍事委主席の三権を兼ねた。
軍事委副主席は、同委主席、そして総書記になる前提条件であり、習氏が後継者をほぼ確実にしたとみてよい。
現在9人いる政治局常務委員の中で、かつて中央軍事委事務局に所属した習近平氏は唯一、広義の軍歴を持つ。習氏は昨年来、軍事委副主席就任の可能性がいわれてきたが、中国筋によると、胡錦濤氏の意中の人物は、子飼いの李克強副首相で、習氏の副主席就任に消極的だったという。習氏の人事によって、李氏は次期首相になる公算が大きくなった。
中国筋は、習近平氏について「ミニ江沢民」と呼び、江氏同様、思想面では強硬派、経済は成長派と評した。習氏は、昨年秋、新疆ウイグル自治区で発生した騒乱事件で武力鎮圧を主張、温家宝首相ら穏健派と対立したともいう。
習氏は最近、毛沢東思想を強調し、軍を中心にした保守派の支持を集めてきた。中国国内では近年、諸矛盾が深刻化する中で、一党独裁への批判が高まり、政治改革の要求が強まっているが、習氏は政治改革には否定的といわれ、ノーベル平和賞をめぐる西側の中国批判にも強硬対応を主張したとみられている。
中国指導部内では内外政策でしばしば意見が対立するが、一党独裁の下で安定を図り、発展を持続することでは一致している。
軍の支持をバックに習氏が、内外政策で強硬姿勢を取り続ければ、穏健派との衝突は不可避との見方が多い。
18日閉幕した中国共産党中央委員会第5回総会(5中総会)で、習近平政治局常務委員(国家副主席)が中央軍事委副主席に選ばれ、2年後の第18回党大会で交代する胡錦濤総書記の後継者としての地位を固めた。第17回党大会で、ポスト胡錦濤を含みに、2階級特進で習氏を常務委入りさせた江沢民前総書記ら上海閥の影響力を示した形だが、これを機に権力闘争が激化するとの見方も少なくない。(中国総局長 伊藤正)
党の最高ポストは総書記だが、実際には中央軍事委主席が最高権力者といわれる。改革・開放後はトウ小平氏が長くその地位にあったが、1989年の天安門事件後は、江沢民氏が総書記、国家主席、軍事委主席の三権を兼ねた。
軍事委副主席は、同委主席、そして総書記になる前提条件であり、習氏が後継者をほぼ確実にしたとみてよい。
現在9人いる政治局常務委員の中で、かつて中央軍事委事務局に所属した習近平氏は唯一、広義の軍歴を持つ。習氏は昨年来、軍事委副主席就任の可能性がいわれてきたが、中国筋によると、胡錦濤氏の意中の人物は、子飼いの李克強副首相で、習氏の副主席就任に消極的だったという。習氏の人事によって、李氏は次期首相になる公算が大きくなった。
中国筋は、習近平氏について「ミニ江沢民」と呼び、江氏同様、思想面では強硬派、経済は成長派と評した。習氏は、昨年秋、新疆ウイグル自治区で発生した騒乱事件で武力鎮圧を主張、温家宝首相ら穏健派と対立したともいう。
習氏は最近、毛沢東思想を強調し、軍を中心にした保守派の支持を集めてきた。中国国内では近年、諸矛盾が深刻化する中で、一党独裁への批判が高まり、政治改革の要求が強まっているが、習氏は政治改革には否定的といわれ、ノーベル平和賞をめぐる西側の中国批判にも強硬対応を主張したとみられている。
中国指導部内では内外政策でしばしば意見が対立するが、一党独裁の下で安定を図り、発展を持続することでは一致している。
軍の支持をバックに習氏が、内外政策で強硬姿勢を取り続ければ、穏健派との衝突は不可避との見方が多い。
習氏は、太子党とはいえ父親の失脚で不遇の時代を経て、地方からたたき上げで全方向型の人物と評され、中立的立場との見解がありますが、産経の記事では、江沢民の上海派が推挙し2階級特進し後継者争いで優位に立っていたとのことです。
胡錦濤氏は直系の李克強氏に後継をたくしたかったとのことで、この間の争いには、江沢民の上海派が勝利した結果が出たということでしょうか?
「5中総会」開催時に勃発した反日デモは、この政権争いの中で仕掛けられたもので、日本企業への攻撃はどうでも良いことで、デモの騒乱を引き起こすことでの政権争いへの影響が目的なのだそうです。
つまり、この反日でもで利益を得る輩が仕掛けた犯人だと言っていたその犯人は、江沢民の上海派なのでした。
江沢民時代の中国は、「愛国・反日」で国をまとめ、国内の矛盾への不満のはけ口に日本を利用してきたのです。その時代に戻り、それが10年続くのですから、日本企業は撤退・移転を真剣かつ急いで行う必要があります。
暴走する人民解放軍への、国家戦略の緊急構築も必要です。
今後10年、ノーベル平和賞で世界に広まった中国の人権無視と自由の制限の国家体制、南・東シナ海、太平洋、インド洋への覇権拡大の脅威は、現状の体制がもつかは別の話としてありますが...。
↓よろしかったら、お願いします。