Casa Galarina

映画についてのあれこれを書き殴り。映画を見れば見るほど、見ていない映画が多いことに愕然とする。

バーバレラ

2006-04-29 | 外国映画(は行)
★★★★ 1967年/仏・伊・米 監督/ロジェ・ヴァディム
「オープニングが最高にカッコイイ」

全編みなぎる、ゆるゆるモード。冒頭のジェーン・フォンダが宇宙服を脱ぎ捨てるシーンがあまりにもカッコ良すぎて、後半観てるのつらかった。でも、このストリップシーンだけでも観る価値あると思う。無重力でふわふわ浮かんでるジェーン・フォンダが、いちま~い、にま~いと宇宙服を捨てていくんだけど、まあ美しいこと。そのナイスバディに女のアタシもうっとりしちまったよ。
ここ、何回も巻き戻して観た。

まあ、その後はおバカシーンの連続で、セックス拷問マシーンやら、人形責めやらB級通り越してもはやC級…。しかし、こんな映画を撮ったロジェ・ヴァディムはスゴイ。しかも、自分のスィート・ハートを主演にして、こんなの撮っちまう懐の深さに脱帽。

未来人間は、肉体的なセックスをしないで、薬を飲んで手と手を合わせる。そうすると、エクスタシーがやってきて、髪の毛がぶるんぶるんとふるえだして、しまいにゃ髪の毛爆発状態って、まじドリフコント?的シーンの連発。しかも、シーンつながっていようが、何だろうが、ジェーン・フォンダの衣装がコロコロ変わる。いいの、いいの、かわいい洋服いっぱい着せちゃうのって、まるでバービー人形遊び。でも、またこの衣装がキッチュでかわいいの。

それにしてもロジェ・ヴァディムが付き合った女優って、ブリジット・バルドー、カトリーヌ・ドヌーブ、ジェーン・フォンダ、って何それ?一体どんな男だったのか、そっちにも興味あるなあ。