Casa Galarina

映画についてのあれこれを書き殴り。映画を見れば見るほど、見ていない映画が多いことに愕然とする。

舟を編む

2014-01-01 | 日本映画(は行)
★★★★ 2013年/日本 監督/石井裕也
(DVDにて鑑賞)

「夫婦の物語の側面には物足りなさ」

いい話だな。うん。
小さな小さなことを15年間積み上げて、辞書という舟を大海原に放つのさ。
地味な仕事が大きな輝きを見せることに、働くことのすばらしさも感じさせてくれる。
松田龍平のイケテない男もいい演技だ。
オダギリくんのこういう軽い役もいいね。

しかし、宮崎あおいがなあ。。
演技が悪いということではなく、この夫婦の味が伝わってこないのさ。
まじめくんの仕事っぷりのストーリーがいい分、
夫婦の物語にサイドストーリーとしての輝きがないんだよね。
妻が板前という特殊な職業に就いている分、何かそこに面白さを見つけたかったんだけど。