Casa Galarina

映画についてのあれこれを書き殴り。映画を見れば見るほど、見ていない映画が多いことに愕然とする。

永遠の0

2014-01-08 | 日本映画(あ行)
★★★★ 2013年/日本 監督/山崎貴
(映画館にて鑑賞)

「死にたくなかった男の死に様」

現代シーンの演出がね、もうベタすぎて、勘弁。
「三丁目の夕日」で有名な山崎監督ですけど、あんな感じですよね。
もちろん、CGの方の手腕を買われてだろうけど、
現代と戦時中と監督を分ければ良かったんじゃないのと思ってしまう。
特に、三浦春馬演じる孫の心の移り変わりが物足りない。
吹石一恵もなあ。この人、いつ見ても同じ演技に見える。
現代パートでは田中眠の存在感が出色で、この人がいなかったらもうぐずぐず。

一方、戦中シーンは井上真央以外は(笑)とても良かった。
CGも迫力ありました。
とにかく岡田くんがカッコいいね。ラストカットも好きです。
同僚の中では新井浩文が良かったなあ。やっぱ、この人はスクリーンで映えるわ。
濱田岳は最近邦画に出すぎだよ-。飽きてきた。

「家族のために死なない」と決めていたのに、最終的には特攻に散った。
散りざるを得なかった。
それが戦争であるということ。その虚しさ、やるせなさが十分伝わったことに★4つです。
となりのおじさん、号泣してました。