Casa Galarina

映画についてのあれこれを書き殴り。映画を見れば見るほど、見ていない映画が多いことに愕然とする。

捜査官X

2014-01-07 | 外国映画(さ行)
★★★☆ 2011年/香港・中国 監督/ピーター・チャン
(DVDにて鑑賞)

「邦題ひどすぎ」

1912年の中国ののどかな山村が舞台で、
後半はドニー・イェンのアクションがてんこ盛りで
タイトルの「捜査官X」はないでしょうが。
まず、その時代、捜査官って言わないし!
「X」の意味が全くもってわからんし!
どこをどう見たら、こんな邦題になるのでしょうか?
付けた人は映画を観たのでしょうか?
近年まれに見る悲惨な邦題だな。

タイトルが迷走してしまったことは少なからず理解はできる。
金城武演じる刑事が謎を妄想するときに現場のスローモーション映像が浮かぶくだりは
何だか「シャーロック・ホームズ」みたいだし、
村人が刑事を追い出すようなところは金田一シリーズみたいだし、
後半は一転してバリバリカンフー映画になるし。
何だかもの凄くごった煮なんですよね。
まあ、その辺がこの映画の魅力でもあるんだけど。

中国の田舎の風景はすごく美しくていい。屋根の上で牛を飼うんだね。びっくりしたよ。
ドニー・イェンのアクションは相変わらずカッコ良くて、よかったです。
まあ、B級とも言えなくはない中途半端な映画なんだけど、
やはりアクションシーンのクオリティの高さは凄い。
タン・ウェイも無事に女優業してたんだね(笑)。良かった。