Casa Galarina

映画についてのあれこれを書き殴り。映画を見れば見るほど、見ていない映画が多いことに愕然とする。

ハッピー・デス・デイ

2020-06-04 | 外国映画(は行)
★★★ 2017年/アメリカ 監督/クリストファー・ランドン

ホラーコメディは主演の振り切れた演技が肝。ジェシカ・ロースが気持ちよくビッチを演じているのがいい。何度もループするが少しずつ設定が変わるため飽きさせないし、テンポも良く笑させてくれる。だが自分の生き方を見直すという予測通りの展開で巷の評判ほどはハマらず。

(名作と比較するのも野暮だが)元ネタ「恋はデジャ・ブ」のすばらしさは「自分を変える」ことより「退屈と思っていた日常こそすばらしい」というところに着地点を持ってきたことだと思う。そうした別の価値観まで踏み込めていたらもっと良かったなあ。でも、そこまで描くなら96分じゃ収まらないよね。