Casa Galarina

映画についてのあれこれを書き殴り。映画を見れば見るほど、見ていない映画が多いことに愕然とする。

来る

2020-07-01 | 日本映画(か行)
★★★★ 2018年/日本 監督/中島哲也

これはハマった! 妻夫木聡のクソイクメンっぷりへのツッコミでご飯三杯はいける。途中退場が残念すぎる。

あと冒頭のタイトルバックがカッコイイ。邦画はもっとタイトルバックに力入れるべき。ニッポンの家族の闇をオカルト仕立てに見せて、ラストは全世界宗教者参加のお祓いフェス。大いに盛り上がる。痛快。

エヴォリューション

2020-07-01 | 外国映画(あ行)
★★★ 2015年/フランス 監督/ルシール・アザリロビック

女性と少年が暮らす島。その生活ぶりは不可解さしかない。不穏なムード。美とグロテスクで構成された映像。 怖いもの見たさだとショックシーンで途中退席しかねない問題作。出産・育児を背負わされる女の肩の荷がこんな形で降りることがエボルーションとは凄い事思いつくもんだ。

エコールも胸糞映画だったが、それ以上の胸糞ぶり。何に神経を逆撫でされているのかを自問自答。そういう意味では内省的ジェンダー考察映画とも言えるのかもしれないが、なんでこんなに落ちこまされて考え事しなきゃならねーんだよと鉛筆を折りたくなる。持ってないけど。監督の思うツボなのが悔しい。