【わんちゃんの独り言】

毎日の生活の中で見たこと、聞いたこと、感じたこと、思いついたこと等々書き留めています
(コメント大歓迎デス・・・・・)

今日はなんにち? 今、なんじ?

2008-01-05 | 日記
暮れの30日に舅を迎えに行き、ウチの家にご招待・・・・
その日はお寺さんへのご挨拶とお墓参りを済ませて舅の家に行くと、義弟と一緒に待ってました。
ひとまず我が家へ・・・たくさんの荷物は、羽毛掛け布団、着替え、ポータブルトイレ、車椅子等等。

我が家に落ち着いてふと気がつくと、おしっこでズボンまで濡れている。
「おじいちゃん、ちょっと寒いけど、パンツとか、ズボンとかおしっこで濡れてるから換えさしてね?」「そうかぁ?」
両足も自分の意思で動かすわけでもないみたい、棒のようなものに下着やズボンをはかすようなカンジだった・・・・
おしっこもウンチもいつしたか解からない状態。
「ウンチは?」「運賃払うんか?」「違う、ウンコ~」「運送屋さん?」「ちゃうやんか、大便は?」「ミーの予定としては午後やから今はないわ」

夜は舅に用意したベッドの横で寝ました。
夜中に「お~~い」と突然大きな声。「おしっこ?」「そうやねん」
オムツを見ると「パンツやパッチ、パジャマは濡れてるか?」と、たんびたんびに聞く。
濡れてるときとそうでないとき「濡れてないよ、優秀やね、ええよええよ」「そうか、優秀か?」
が、夜中に2~3時間おきに・・・・
そやそや今は、おっさんになってる息子達が赤ちゃんのとき夜中に3時間おきぐらいに授乳してはオムツ換えてたなぁ・・・

「今日は何日や?」「今日はね、一月一日、お正月!」「ええ?正月か?」「そうやで、そやからお雑煮やらお節やら食べるんよ」
年の暮れから黒豆は食べてもらってた。
舅は大の黒豆好き「上手に炊けたなぁ、これやったらいつでも、丹波の里にユーも嫁にいけるなぁ」「黒豆炊けてお嫁さんになれるんやったら、うれしいわ、頑張るわね」「うん、頑張りや」

私は大阪育ちなんで、お雑煮はおすましで・・・が定番、京都生まれで京都育ちの舅は白味噌仕立て。
「おいしいなぁ、この雑煮、たまには違う味もええもんやな」と喜んでくれた、餅をノドにつっかえないように注意を促すと「ミーはわからん、餅なんかでノド詰まらすのんが」と言う。
もちろん細心の注意をはらって、餅は小さく切ってある。

午後になったら「ウンチは?」と聞く、「う~ん 出そうや」おっと、あわてず、ポータブルトイレにお座りしてもらう・・・ぽちょん、ぽちょんと小バナナ2~3本。予告通りやわ・・・
向かい合って私の両肩に舅の両手を置いてもらって、オムツ、パンツ、パッチ、ズボンと上げていく「世話かけるなぁ、なかなか出来ひんことを・・そうや肩でももんでやろ」とその両手で私の肩をモミモミ、ありがたくて、ありがたくて・・・・

南向きの部屋で椅子にもたれて、私と四方山話。
鮮明な記憶が戦争中にボルネオに行ったこと。
そこで、ヘビの蒲焼を食べたとかのエピソードはいつ聞いても面白くて楽しい。

「今、なんじ?」「4時過ぎやわ」「ほな、もうちょっとしたら晩御飯やな?」

2日の午前には義弟の家に送っていった。我が家で3泊4日の滞在。
この日にちだから、ずっと付きっきりで見てあげられた。
ずっと一緒に住んだら、さぞや大変やろなぁ・・・・
とにかく目が離せないのだから。

今は、あっちこっちに老人健康保健施設が建っています。
昔のような暗いイメージの老人ホームとはまた、ちょっと違います
実際に見学に行ったりもしました。
舅にもプロの達人に介護を委ねるということを検討中です。