【わんちゃんの独り言】

毎日の生活の中で見たこと、聞いたこと、感じたこと、思いついたこと等々書き留めています
(コメント大歓迎デス・・・・・)

よろしおすなぁ 大事にしましょな 京ことば

2008-09-30 | 京ことば
【きちきち】
「お隣さんにおはぎのおすそわけすんの?」
「う~~ん、けどこのお重では、あんまりきちきちやし、もひとつ、おっきい方のおじゅう出してきてくれはる?」


きちきち・・・これは寸法やら分量がいっぱい過ぎて、もうこれ以上入らへん窮屈なときに使う言葉どす。
「いやぁ~どうしよう、このスカートきちきちで入らんようになってしもた」みたいにどすなぁ~~。
またあまりにも几帳面すぎるような人には「そないにきちきちせんでもよろしおすえ」というように使います。
キッチリを二度重ねてキッチリキッチリを“きちきち”というようになったんどすなぁ~

質問:ところで、“おはぎ”と“ぼたもち”はどう違うのかなぁ??
答え:おはぎ(お萩)と、ぼたもち(牡丹餅)じつは同じ物です

秋には アンコの色が、秋に咲く紫色の萩(はぎ)の花に似ていることから
「おはぎ」と 言うようになったそうです。
もう一説には、邪気を払うといわれる小豆、この小豆の粒が
萩の花の咲き乱れる様に似てるからおはぎ、または牡丹の花に
見立ててぼたもちと言う説に、春はぼたもち、秋はおはぎと、
季節で呼び分けをするとも言われます。
うるち米(ふだん食するお米)を主にしたものと、もち米を主にしたもので呼び分けたり、米粒を残すか半分つぶすかで変わることも。
また、こしあんにするかつぶあんにするか、あんで包むか
きなこをまぶすか、その形と大きさで呼び分けたりするとか…。

私は単純にあんこで包んであるのが“ぼたもち”
あんこを包んで黄な粉をまぶしてあるのが“おはぎ”とず~っと思ってました。
でも、あんこで包んであるのも“おはぎ”と和菓子屋さんにでているし・・・
と、もやもや感が・・・でも解決してスッキリ。

我が家では、このお彼岸もとっくに明けた日曜日におはぎを10個作りました。
なぜか我が家に「手作りおはぎセット」がまわってきました。
お米とあんこがセットになってます。
もち米とうるち米のブレンド米(無洗米)240㌘を炊飯器で普通に炊きます。

ご飯が炊き上がる間に、あんの素550㌘はお好みでお砂糖を加え中火で3~5分焦がさないようによく練り冷まします。
10個分丸めておきます。
ご飯が炊き上がったらすりこぎで適当につぶし、10個分に丸めます
(※ご飯を丸める際、熱いので手のひらを水でぬらすなど注意して下さい)
ここからがポイント
水で濡らして固くしぼったふきんにあんこをのせて平たくのばし丸めたご飯をのせて包んで丸く形を整えてできあがり~~
「なかなか、美味いやんか」と息子たち。
10個でしたからご近所さんにおすそ分け、と、まではいかなかったです・・・・



萩(奈良市 新薬師寺 ) 2007.10.4


牡丹 (奈良県桜井市 長谷寺) 2007.5.7