【わんちゃんの独り言】

毎日の生活の中で見たこと、聞いたこと、感じたこと、思いついたこと等々書き留めています
(コメント大歓迎デス・・・・・)

お花見のうんちくを・・・・・~桜、最終章 2009年~

2009-04-19 | 折々の花~桜編~
国道24号木津川沿いの井手町、
小高い丘に立つ地蔵院の境内に咲く3本の枝垂れ桜は南山城随一の桜の名所です
鐘楼の横にある約280年のしだれ桜


2009年4月9日 13:45

京都府の天然記念物、府の、名木10選に指定されています。
一段低い畑にはそのこどもの桜が2本(夫婦桜)、それでも樹齢はもう100年とか・・・・・



また境内から井手町の集落や木津川が一望できます。


2009年4月9日 14:00

ここ、地蔵院の枝垂れ桜は、京都・円山公園にあるしだれ桜と深い関わりがあります。


2007年4月8日 20:02

この地蔵院の母桜からが円山公園の先代・枝垂れ桜です
しかし、1947年に枯れてしまいました。
(この枯れたしだれ桜がこの地蔵院の枝垂れ桜と兄弟木にあたります。)
その後1949年に、京都の植木職人佐野藤右衛門(現代桜守)さんのお父様が藤右衛門さんの誕生祝いに植樹した枝垂れ桜を円山公園に移植しました。
この枝垂れ桜は先代(1947年に枯れた)の子桜にあたります。
ですから、現在の円山公園の枝垂れ桜は佐野藤右衛門さんと同い年、81歳ぐらいになるでしょうかね。
と、ここまで一気に住職の奥様がお話されました。
そこで私は
「嵯峨野の大覚寺・広沢の池のそばに佐野藤右衛門さんのお家がありますよね、茅葺ですよね、たくさんの植木を養生されてますよね」
「ご存じでしたんか?」「ええ」
「大きな枝垂れ桜がおますやないか?」
「そうですね、見事な枝垂れ桜ですよね」
「見せてもらえるということやないですか?私ね、いっぺん行ってみたいと思とりますねん」
「次の年のお楽しみ、ってとこですね」
「そうやわ、長生きせんとねぇ」
「ところで、14~5年前は、ここの枝垂れ桜も、もうちょっと満開の時期が遅かったようなカンジでしたけど・・・」
(この頃から何回か訪ねてましてね)
「そうでっしゃろ?今年みたいに3月末ごろから桜桜ってけったいでっせ」
「そうですよねぇ」と、住職の奥様と妙に意気投合した、わんちゃんでした。

【おまけ】
花見は、酒を飲みに行くだけでもよろしいんですけど、帰りぎわに「おおきにありがとさん」と言うて帰るといいんです。
酔っ払って、酒を適当にまくのはよろしい。
わしはいつも言いますねん、へど吐いとるやつは、あれはもう、褒めてやれ、て。
土に戻るのやからね。
けどナイロンやら敷いてるもんは放り出せというんですわ。
その間、根が息できひん。
ナイロン敷いてるのんは、人間は濡れへんさけいいけど、桜にしたら息がでけへんのですわ。ゴザとかムシロやったら大丈夫ですわ。
人間の尻は冷たいけど、桜は息ができますわな。
そういう配慮がないですね、近ごろは・・・・
と、佐野藤右衛門さんはおっしゃってます。