【わんちゃんの独り言】

毎日の生活の中で見たこと、聞いたこと、感じたこと、思いついたこと等々書き留めています
(コメント大歓迎デス・・・・・)

アオバナ(青花)ツユクサ科

2010-09-14 | 折々の花
その日はかんかん照りの暑い暑い日でした。
そんな日に草津水生植物園に行ってきました。
琵琶湖の烏丸半島です、ここには広大なハス畑もあります、向こうに近江富士が見える・・・という・・・あの・・・



この近江富士の正式な名前は三上山(みかみやま)やということをつい最近知りました




この植物園で、てっきりツユクサと思って写真を撮ってたんですが、

「アオバナやね、友禅染の下絵用染料に使われてますよ」って教えていただき
「へぇ~~」でした、

ツユクサだって、染め物の下絵を描くときにこの花の色素を使うそうです。
水洗いをすると流れるので・・・と教えていただいたことがありましたけど・・・

アオバナ・・・初めて聞きました。

アオバナとは早朝に花が咲き、葉に露がついているうちは綺麗ですが、太陽が高くなると、だんだんとしおれてしまいます。

アオバナは江戸時代から、その青い花の色素を利用して、青紙を作り、友禅染下絵を描く絵具として使用されてきました。
平賀源内(1720~1779年)は物類品隲(ぶつるいひんしつ)という本に、
アオバナ(オオボウシバナ)について
「近江栗本群山田村産、葉の長さ6,7寸、花弁の大きさ寸に近し。土地の人多植して利す。夏に至って花を採る。家あげて野に出て花をとり、汁をしぼり、紙を染め、これを青花紙と称し、四方に売る」と書き残しています。

滋賀県草津市では、現在でも友禅染めの下絵書きに使用する青色色素を花から取る為に栽培しています。
また昭和56年(1981年)1月には、アオバナは滋賀県草津市の「市の花」に指定されました



前に撮っていたツユクサの写真と

今回撮ったアオバナの写真


アオバナって?とネットで調べてみました
ふたむら(二村)さんのHP→アオバナをご覧ください


【おまけ】
この日、水生植物園で撮ったお花たち

アサザ(阿佐佐) ミツガシワ科


オニバス(鬼蓮)スイレン科


パラグァイ・オニバス


スイレンたち