「おはようございます、鹿愛護会のI川と申します、今日、ホルンを吹かしてもらいます。10時に吹かしてもらいます、まだ5分ありますので、公園内の鹿についてご説明させていただきます。公園内には1100頭の鹿が居ます。今日ここに集まって来る鹿はこの辺に棲んでる鹿で、100頭から120~130頭集まってくると思います。大半はあちらの茂みから走ってきます、どうなんや?と言われれば??なんですが、走ってきてくれるとうれしいのですが、たぶん走ってきてくれると思います。
最近公園の鹿で斑点が無いのは何でですか?って言う質問があるのですが、冬のシーズンはこの斑点が無い“冬毛”で斑点の出るのは"夏毛"で5月からだいたい9月までが斑点のある格好になります、斑点も1頭1頭それぞれありまして、人間の指紋のようなモノで、毎年毎年、一緒の斑点が出てきます。ここに今日集まってくる鹿はだいたい、ちっちゃい子が多いんです、6月に出産しまして今でだいたい8か月、9か月くらいでしょうか、ツノの無いのが牝鹿なんですが、ここらでは、ちっちゃい子と牝鹿らが多く棲んでいます。」
「鹿がこちらの方に集まりますと、皆さんにもドングリをまいてもらいます、ダダ~~ッと鹿が寄ってきてドングリをせがみますが、無いよって手を振れば鹿はそれ以上はせがみませんのでご安心ください」
「そちらの、ホルンはオーケストラなどでお使いになるのと同じモンなんですか?」
「ハイ、そうなんですよ、でも、素人なんで、鳴らすのンでせいいっぱいなんですよ」
ホルンが高く低く、長く短く、響き渡ります
(ベートーベンの交響曲第6番「田園」の一節)
「鹿寄せのホルンひびけり春の芝」新井悠二
↑道草さんからいただきました。
「あぁ~~おぉ~~やってきた、やってきた、ほらほら、ワァ~~スゴイスゴイ、すごいなぁ~~」
ダダァ~~ッと鹿さんたちが向こうの方の茂みの中から、いっぱいいっぱい走ってきました・・・・・
ホルンのお兄さんの籠の中にはドングリがそこそこ入ってます
鹿さんたち、可愛いですね、おねだりしてますねぇ・・・
ドングリがいっぱい入った袋を持った男性が愛護会の皆さんに「これ、鹿さんに差し入れです」って、渡してはりました。
【おまけ】
「お嬢ちゃん?」
「いえ、男の子なんですよ」
【またまた、おまけ・・・】
奈良大和路キャンペーン・イベントの一つだそうです。
2月1日(火)~3月10日(木)午前10時から約15分間
鹿愛護会の方がホルンを吹いて下さって鹿さんを寄せてくれます、
鹿がまいりましたら、よく来たねってご褒美に、愛護会さんの方からドングリをご褒美に食べさせてあげます。
その時、「お腹を空かして可愛そうだわ、せっかく来たんだから、私も何か上げたいわ」と、思ってお手持ちのモノをあげますと、鹿せんべい、ドングリ以外のものは鹿さんお腹を壊してしまいます。紙とかコレは大丈夫だろうと思われるお野菜とかででも、お腹を壊して病気になる鹿、死んでしまう鹿もいます、愛護会さんのまかれるドングリ以外はご遠慮くださいませ。
あのう、それから鹿さんが集まってきた後で鹿愛護会さんの方から鹿募金を皆様方からお志をいただけたらと・・・鹿さんいろいろと保護するのに費用の方もタイヘンですので出来ましたら鹿募金の方もご協力くださいませ」
募金に協力しました
こんなシールがもらえました。
2.5㎝×3.5㎝
鹿寄せの後、雪の奈良公園をちょこっとウロウロ・・・・・ ➱こちら