10月のある日のことでした、ちょっと用事があって車を走らせていると
「コスモスまつり」という幟が・・・(コスモスは何処に??)
う~ん、用事が終わってから帰りしなに寄ってみよかなぁ
木津のR24から東に入ってR163に抜ける道のちょっと入った田んぼ一面がコスモス畑になってました
「もうコスモスは終わりかけやなぁ」とか言いながら
「キレイなコスモスは?なかなか無いなぁ」とも言いながら
コスモス祭りなのに、もう誰もいないコスモス畑で・・・
夕暮れ間近なひととき、飽きもしないで撮ってました。
向こうの山のてっぺんに見える鉄塔群は生駒山
こんな看板が立ってました
狛山に鳴くほととぎす泉河渡りを遠みここに通はず
(万葉集巻6-1058)
【通釈】
対岸の狛山で鳴く時鳥は、泉川の川幅があまりに広いので、渡ることができず、こちらへは通って来ない。
ここを流れる木津川は万葉歌では「泉川(いずみがわ)」「泉の川(いずみのかわ)」または「泉河(いずみがわ)」として登場しています。
大和の野には見られない雄大な水景は万葉びとに愛でられ、幾つもの歌の題材となってます。
時代が遷(うつ)ったのちも歌枕として残り、百人一首にも歌われています。
ここは奈良を中心に考えると「山の背」となるため山背(やましろ)の名が発生し、のち京都の国名となる「山城」の起源となったのです。
この日撮ったコスモスたちの表情あれもこれも・・・
「こすもす」 八木重吉
こすもすはやさしいうでをのばしている
そのひとつひとつのうでのさきには
ひとのこころをなごむるものをもっている
やわらかなあきぞらのもとにうすももいろのまるいものらよ
↑ 道草さんよりいただきました。
あした咲く(希望の)お花たち
こんな歌に出合いました
あさみちゆき/秋櫻の頃
秋櫻の頃:あさみちゆき
作詞:高田ひろお 作曲:杉本真人 編曲:宮崎慎二
いくつかの盆が過ぎ いくつかの齢を取る
秋の日和の陽だまりのなかを
亡き父は縁側にいつも湯呑を置いていた
コスモスが咲いている 風がきて揺れている
そんな風情に目を細めながら
一服の茶を啜る静けさ好む父でした
取り越し苦労をしてきたような 父の目元の笑い皺
過ぎた昔を懐かしむように 湯呑を包む父の手を
おもいだします 今も今も・・・
こつこつと働いて愚痴さえもこぼさずに
妻を愛して子供を愛して ささやかな人生を
ひたむきに生きた父だけど
手にとれば重たくて古びてる欠けている
茶渋のついた湯呑茶碗に
亡き父は何を思い 何を語っていたのでしょう
取り越し苦労をしてきたような 父の目元の笑い皺
揺れるコスモス慈しむような 静かな父のまなざしを
おもいだします 今も今も・・・
「コスモスまつり」という幟が・・・(コスモスは何処に??)
う~ん、用事が終わってから帰りしなに寄ってみよかなぁ
木津のR24から東に入ってR163に抜ける道のちょっと入った田んぼ一面がコスモス畑になってました
「もうコスモスは終わりかけやなぁ」とか言いながら
「キレイなコスモスは?なかなか無いなぁ」とも言いながら
コスモス祭りなのに、もう誰もいないコスモス畑で・・・
夕暮れ間近なひととき、飽きもしないで撮ってました。
向こうの山のてっぺんに見える鉄塔群は生駒山
こんな看板が立ってました
狛山に鳴くほととぎす泉河渡りを遠みここに通はず
(万葉集巻6-1058)
【通釈】
対岸の狛山で鳴く時鳥は、泉川の川幅があまりに広いので、渡ることができず、こちらへは通って来ない。
ここを流れる木津川は万葉歌では「泉川(いずみがわ)」「泉の川(いずみのかわ)」または「泉河(いずみがわ)」として登場しています。
大和の野には見られない雄大な水景は万葉びとに愛でられ、幾つもの歌の題材となってます。
時代が遷(うつ)ったのちも歌枕として残り、百人一首にも歌われています。
ここは奈良を中心に考えると「山の背」となるため山背(やましろ)の名が発生し、のち京都の国名となる「山城」の起源となったのです。
この日撮ったコスモスたちの表情あれもこれも・・・
「こすもす」 八木重吉
こすもすはやさしいうでをのばしている
そのひとつひとつのうでのさきには
ひとのこころをなごむるものをもっている
やわらかなあきぞらのもとにうすももいろのまるいものらよ
↑ 道草さんよりいただきました。
あした咲く(希望の)お花たち
こんな歌に出合いました
あさみちゆき/秋櫻の頃
秋櫻の頃:あさみちゆき
作詞:高田ひろお 作曲:杉本真人 編曲:宮崎慎二
いくつかの盆が過ぎ いくつかの齢を取る
秋の日和の陽だまりのなかを
亡き父は縁側にいつも湯呑を置いていた
コスモスが咲いている 風がきて揺れている
そんな風情に目を細めながら
一服の茶を啜る静けさ好む父でした
取り越し苦労をしてきたような 父の目元の笑い皺
過ぎた昔を懐かしむように 湯呑を包む父の手を
おもいだします 今も今も・・・
こつこつと働いて愚痴さえもこぼさずに
妻を愛して子供を愛して ささやかな人生を
ひたむきに生きた父だけど
手にとれば重たくて古びてる欠けている
茶渋のついた湯呑茶碗に
亡き父は何を思い 何を語っていたのでしょう
取り越し苦労をしてきたような 父の目元の笑い皺
揺れるコスモス慈しむような 静かな父のまなざしを
おもいだします 今も今も・・・