【わんちゃんの独り言】

毎日の生活の中で見たこと、聞いたこと、感じたこと、思いついたこと等々書き留めています
(コメント大歓迎デス・・・・・)

植物観察会:京都府宇治田原方面

2012-10-07 | 木津川市植物同好会
その日は朝から雨模様「雨が降ってても、花は咲いてますからね」って・・・
合羽を着て、長靴履きました。ソレは正解でした。
小さな川を渡る場面があったからです。

M先生を講師としてお招きしました
行先は宇治田原湯屋谷方面
大滝方面をちょこっと右へ入ってずぅ~っと山道を歩いて行きます、途中小さな川をジャブジャブはいって向こうへ渡ったり・・・観察する対象植物が無く引っ返したり・・・
けど、足元には

ミニチャワンタケ


ジャケツイバラ(蛇結茨)マメ科

2012.5.11 天ケ瀬森林公園にて撮影
遠くに見える高い木のてっぺん近くに咲いていた黄色い花たちがジャケツイバラ

迂闊にもジャケツイバラの罠にはまってしまったわんちゃんでした
ジャケツイバラの枝に引っ掛かったモノ(ペットボトルのホルダー)を取ろうとして自らジャケツイバラの罠の中へ・・・
枝には棘がいっぱい、その棘が逆さま方向に・・・タイヘンでした、動くと棘が合羽に食い込んでいきます。
皆さんの手を借りて、どうにかジャケツイバラから逃れることができました。
スゴイですジャケツイバラ・・・


けど、何に見とれててジャケツイバラの罠に気が付かなかったのかしら?わんちゃんは・・・

午後は田原川(一級河川)に沿って林道を歩いて大滝へ・・・
道々、カリガネソウ、ミカエリソウ、マツカゼソウ等々観察しながら・・・
それに、シダ類が競うように生えてました、相変わらずシダはみ~んな一緒に見えてしまうわんちゃんです。先生ゴメンナサイ。

カリガネソウ(雁草、雁金草)クマツヅラ科


 

日本の山地に自生する青紫色の花が清楚な山草です。高さは1mくらいになり、広卵形の葉が対生し、その上部の葉腋から、長い柄を持つ集散花序が出て、小さな花を咲かせます。株全体に強い不快な臭気があります⇒確かに・・・

ミカエリソウ(見返草) シソ科


 

ミカエリソウは、あまりの美しさに旅人が振り返るので見返草だとか・・・
「そうかなぁ、まだこれから咲くというのに葉っぱはボロボロやんかぁ~葉っぱをボロボロにした虫はなんぼ探しても居ないのよ~・・・」



マツカゼソウ(松風草) ミカン科
 

山地の林縁とくに石灰岩地帯に見られる(ハイそうでした)
強烈な臭いを有する多年草⇒確かに

ベニバナボロギク(紅花襤褸菊)キク科
 

アフリカ原産の帰化植物
戦争中、台湾にいたので、よくベニバナボロギクを食べました。少し強すぎるけどシュンギクのような香り、あくも苦味も無く、おひたしには上等です。
いったいコレは何だろう、と話し合いながら食べるのはまったく楽しいけれど、生命をつなぐために食べる時代は二度と来ませんように(喜)←検索入門野草図鑑より。

 

ヒメクグ(姫莎草)カヤツリグサ科
よく育っても高さ30cm程度の小型の草で、湿ったところに生える多年草。花茎の先端に、丸っこいくす玉のような穂を、1個だけつけるのが特徴です。

イヌコウジュ(犬香需)シソ科
高さ20~60cm、一年草。全体に細毛が多い。四角の茎は直立して枝分かれし、細毛が生え、しばしば紅紫色を帯びる。

林道の突き当りには5段構えの大滝が⇒落差30m 段瀑 旧名:大威徳の滝




鷲峰山(じゅうぶざん・じゅうぶせん)系からの清流が落差三十数メートルの滝となっている大滝は町内でも最大級の滝で、その周囲の景観とともに昭和56年に町の名勝に指定されました。
古くから「大威徳之滝」として絵図にも見られ、不動明王がまつられて「大滝大明神」とも呼ばれていました。





毎年9月1日には「大滝大明神祭」が行われます
「大滝大明神祭」とは、五穀豊穰・災害除けとして催され、滝の一角に水の神をまつり、滝の上部から滝壺へ、うなぎ3匹に御神酒を飲ませて放つ。このうなぎが天までのぼり、雲を呼ぶと言い伝えられていることから、雨乞いの儀式ともされています。