【わんちゃんの独り言】

毎日の生活の中で見たこと、聞いたこと、感じたこと、思いついたこと等々書き留めています
(コメント大歓迎デス・・・・・)

植物観察会:けいはんな記念公園PART1 2015.8.24

2015-08-28 | 木津川市植物同好会
集合:けいはんな記念公園西口
もの凄く暑い日でした
合言葉は?“水分補給十分に”

まず、けいはんな記念公園芝生広場をグル~リと周りながら

サルスベリ(百日紅=ヒャクジツコウ)ミソハギ科

サルスベリは百日紅、ず~っと百日咲いてる?いいえ。
咲いては散り、散っては咲き百日にもわたり花が咲いているっということで・・・。

最初にH先生が「さて、サルスベリの雄しべはどれでしょうか?」
雌しべと雄しべについて
真ん中の黄色いのは雄しべですが、生殖能力は無し、この黄色いノンにつられて虫がやってくると周りを取り巻いてるヒョロヒョロっとしているホンマモンの雄しべの花粉がくっついて雌しべに、

じゃ雌しべは?

一本だけプックリと子房のついたのがソレ(矢印)

サルスベリには密腺はありません、が、花粉だけでも虫にとっては大切な蛋白源になります。
サルスベりの花びらのヒラヒラ状態はどんな意味があるのでしょうか?

サルスベリの花をきっかけに観察会は植物の生き抜く戦略が話題になりました。

タチスズメノヒエ、シマスズメノヒエ、キシュウスズメノヒエ等々観察。

見事なV字がキシュウスズメノヒエ(イネ科)

雌しべが先に熟してダメになったら雄しべが出てくる同時に出したら自分で自分の花粉をつけることになってしまうので・・・コレが戦略。

ミソハギ(禊萩)ミソハギ科


場所によって3種類の花が咲く、雌しべが雄しべより長い、雌しべが雄しべと同じぐらいの長さ、雌しべが雄しべより短い、の3つのパターンがある、虫たちとの関係で自家受粉を避けるため3段階になっている。

キキョウ(桔梗)キキョウ科
雌しべを観察、

①雌しべが咲いてない

②雄しべが花粉を出す


③雄しべが乾いてしまってから雌しべが咲く。

自家受粉を避けるための戦略。
一つ一つのキキョウの花を見ながらどの段階なのか観察しました。

エゴノキ:エゴノキ科
果実を口に入れると喉や舌を刺激してえぐい(えごい)ことに由来する。

カワイイ実が成ってます・・・ヤマガラの大好物。

イヌタデ(犬蓼)タデ科

よ~くよく観察すると一つの穂の中で咲いているのは一つぐらい・・・ナルホドです。
赤い小さな果実を赤飯に見立て、アカマンマとも呼ばれる.

オミナエシ(女郎花 )オミナエシ科


オミナエシの語源は?
オミナメシ(女飯)とは、オミナエシの別名、小さな花が粒のように集まって咲いています。
黄色い小粒の花を粟に見立てた、粟のご飯は女性の食べ物とされていたことから、女飯(オミナメシ)と呼ばれ、これが変化して女郎花(オミナエシ)となったという・・・
じゃぁ、男飯は?
近縁種にオトコエシ(男郎花)花の色は白、白米に見立てた
男飯(オトコメシ)が変化して男郎花(オトコエシ)となったという・・・
粟も米も五穀(米・麦・粟・豆・黍(きび)または稗(ひえ))の仲間ですが、粟は米より低くみられていた。
きっと、男尊女卑の時代につけられた名前なんやろね、と思うわんちゃんなのです。



せせらぎの道を歩きながら目線は小川の辺へ、、小川のほとりで白い小さな花
今月から入会されたTさんが「集合時間よりも1時間早く来て散策してたらこの白い花が気になって・・・」
「サクラソウ科ですよ、水辺に関係のある名前、背の高さは膝よりも高くなる、さて?」
水辺に生える思い当たる花たちを言い合ってみるが、どれもハズレ・・・


ヌマトラノオでした。
ヌマトラノオ(沼虎の尾)サクラソウ科

ここでやっと水景園の入り口にたどり着きました。

涼しそうなしつらえが・・・

ミストマシン・下のタンクに水が入ってます、霧状態になる仕掛け。

受付で60歳以上は年齢証明書提示で無料、全員が無料で水景園に・・・
つづく

けいはんな記念公園芝生広場の周りで観察したお花たち
タチスズメノヒエ               シマスズメノヒエ
 

セッカニワゼキショウ          ブタナ
 

ウラジロチチコグサ          ウラジロハハコグサ
 

タチスズメノヒエ(立ち雀の稗)イネ科
シマスズメノヒエ (島雀の稗) イネ科
セッカニワゼキショウ (雪花庭石菖) アヤメ科
ブタナ(豚菜) キク科
ウラジロチチコグサ(裏白父子草) キク科
ウラジロハハコグサ(裏白母子草)キク科