【わんちゃんの独り言】

毎日の生活の中で見たこと、聞いたこと、感じたこと、思いついたこと等々書き留めています
(コメント大歓迎デス・・・・・)

植物観察会:けいはんな記念公園PART2 水景園 2015.8.24

2015-08-31 | 木津川市植物同好会
けいはんな記念公園芝生広場の周りをグル~リ観察 ⇒こちらの後、水景園へ
水景園でまず、目に入ってきたのがナツズイセンかな?園芸種でリコリス・インカルナタがあっちこっちに・・・

リコリス・インカルナタ:ヒガンバナ科
 

そして、もう咲いてるの?ヒガンバナ
ヒガンバナ(彼岸花)ヒガンバナ科


水田のある里棚田で観察したお花たち
クサネム(草合歓)マメ科
 
実はコルク質で熟して割れると水に浮いて流れて増える、中国では「田阜角」
ネムノキと同じで眠ります ⇒こちら

アメリカミズキンバイ (亜米利加水金梅) アカバナ科 別名:ヒレタゴボウ

名前は茎にヒレがあることから。ゴボウの名前は、 ゴボウ の根に似ることから

アオイに似た植物が栽培されてます、オクラ?トロロアオイ?ワタ?何やろ?
和綿だそうです。秋になるとワタの実が・・・
ワタ(綿)アオイ科


和綿とは日本の国内で昔から栽培されていた綿花から作った綿。外国産に比べて繊維が太く短い。
弾力があり、ふとんに向くという。

背の高い植物が目につきました、
トウモロコシのような、サトウキビのような、茎は竹の節のようになってます、

お尋ねすると「ダンチク(暖竹イネ科)」


イネ科の大形多年草。暖地の海岸に群生し,稈(かん)は高さ3メートル 内外で太く節がある。葉は広線形で長さ70センチメートルに達し,白緑色。秋,大形の花穂に白色または帯紫色の小穂を多数密生する。
秋、再びのダンチク(暖竹)ですね。

ちょっと近道を選んで永谷池の中の飛び石伝いに水景棚を渡って



観月楼を抜けて水辺の小道へ・・・

ヘクソカズラ(屁糞葛)アカネ科 別名:ヤイトバナ、サオトメバナ、サオトメカズラ

葉や茎に悪臭があることから屁屎葛(ヘクソカズラ)の名がある。
古名(万葉集には)はクソカズラ(糞葛・屎葛)。

ヤマハゼ(山黄櫨)ウルシ科


怖そうな蜂に遭遇、木の周りをそぉ~っと遠回りして・・・
オオスズメバチ
 

コナラの虫食い(ナラ枯れ)


カシノキナガキクイムシが大量発生して大きな木ほどやられる、穴が開いてるけど穴をあけるだけじゃなくって虫が持ってる菌が中ではびこる、昔はシイタケにとか活用していて20年ぐらいで伐採してた、木が若い時は成長力が旺盛で菌などやっつけられてたが木も年を取ると力がなくなり、やられてしまう。

池に沿って一番奥まで観察散策、森の小道で観察したのは

タカノツメとコシアブラが隣同士で居ました。
小葉が3枚(タカノツメ)と5枚(コシアブラ)

コシアブラは秋の黄葉のころ穴が開いてホンマに油が漉せるんじゃないかみたいになる、そうです。
コシアブラもタカノツメも春の山菜料理でお馴染み。

クサギ(臭木)シソ科


臭い臭いがするクサギ、いっぺん嗅いだら名前、覚えますね、食べれるそうですよ、葉っぱですけどね、若葉をゆでて和え物に。
葉の臭いはイヤな臭いですが、この花の匂いは?全員で代わる代わる嗅いでみました、良い匂いでした、ジャスミンのような・・・白っぽい花はこの匂いで夜間に蛾を呼ぶそうです。
仕組みは雌しべが下に下がって雄しべが前に出てる、蛾とか蝶が来るとT字型になった葯でどっちからでも揺れてくっつきやすくなって、雄しべがダメになったころ雌しべが開いて前に出てる、雄しべと雌しべの熟する時間をずらしている。
「なかなか植物も考えてるなぁ、よ~できてるなぁ・・・」みんなの感想です。

チヂミザサ(縮み笹)イネ科

雌花,雄花、ノギを観察。

チヂミザサのノギは秋になるとベタベタとくっつく、ほかの引っ付き虫はカギ型で引っ付き虫になるけど、コレはノギの先の細胞が溶け出してネバネバになる、いろんなとこにくっついて運ばせる戦略

リョウブ(令法)リョウブ科


森の中に「令法の谷」っと看板がありました
「リョウブってこんな字なんやね」
「決まり事によってこの木を家の近くに植えなさい」っという意味。
飢饉に備えて若い葉を乾かして家の天井裏に保存していた。
飢饉のときには、米などの穀類に混ぜて炊き、不足を補ったと言う。新芽を入れて炊いた飯をリョウブ飯と言う。

キッコウハグマ(亀甲白熊)キク科

閉鎖花、秋に花が咲くのがあるかもしれない。
自分の中で自分の花粉をつけて受粉するため花は咲かない(ザンネン)

池の周りをぐる~っと回り終えて元の場所まで戻るとナンバンギセルを見ました、ナンバンギセルはススキに寄生っとイメージがあったんですが、ヤブランのそばに居ました

ナンバンギセル(南蛮煙管)ハマウツボ科


水景園の入り口まで戻ってきて解散でした、暑い日でした、水分補給もしっかりしながらの観察会、普段水景園を散策しても短時間で回ってしまいがちですが、ジックリお話し伺いながらの観察会で植物たちが生きていくための戦略大いに学ばせていただきました。
秋になったらクサギの実、ワタの実、ダンチクの穂、アメリカミズキンバイの種の様子、キッコウハグマの花に出会えるかも?等々、再びの水景園

里棚田で撮りました
ミゾカクシ                       ヒメコウホネ
 

タカサブロウ                      セリ
 

オモダカ


山棚田で撮りました
残りモノのカキツバタが凛と・・・
カキツバタ(杜若)アヤメ科


ホトトギス(杜鵑草) ユリ科


ミゾソバ(溝蕎麦)タデ科:別名 ウシノヒタイ(牛の額)

金平糖のようなかわいいお花

森の中で出会いました
ツルアリドオシの実


ギンナガゴミグモ


ミスジチョウ



下草を食べてるヤギさんに出会えるそうです


アオダイショウの幼蛇やそうです。