【わんちゃんの独り言】

毎日の生活の中で見たこと、聞いたこと、感じたこと、思いついたこと等々書き留めています
(コメント大歓迎デス・・・・・)

植物観察会:三重県立上野森林公園 2017年11月12日(日)

2017-12-05 | 木津川市植物同好会
JR加茂駅に集合しJR関西線で伊賀上野駅へ。
伊賀鉄道に乗り換え桑町で下車(なんとこの電車は忍者電車でした)

駅前でヤノネボンテンカに遭遇

(矢の根梵天花 /タカサゴフヨウ 高砂芙蓉/通称:ミニフヨウ)アオイ科

徒歩約30分で森林公園に到着。
秋は木々にいろんな色の実が生ってます。試食して甘味と酸味の比較などしました。

ナツハゼ(ツツジ科)                    シャシャンボ(ツツジ科 )
  
「ナツハゼは甘味と酸味がビミョーやね」「シャシャンボは酸味が少ないね」など、皆で確認。

お花は「ツリガネニンジン」「リンドウ」など観察
ツリガネニンジン(キキョウ科)


リンドウ(リンドウ科 )
 
 
「リンドウ」はもともとは八重だった名残が5弁の間に小さく見える、中心部に最初オシベもメシベも集まっており、オシベが花粉を出し切ったら雄しべは外に大きく開き、柱頭の開いた雌しべか真ん中にある。こうして自家受粉をしない様にしているとの説明がありました。

「ヒサカキ(ビシャコ):モッコク科 」を観察
 
「サカキ」は神様用。「ヒサカキ(非榊)」は「榊に非ず」で「神様の宿りには使わないのが普通ですよ」と教えていただきました。

湿生植物園へ、向かいました。
スミレ、ノアザミ、キセルアザミ、リンドウ、ススキ、ワレモコウ、オミナエシ、アキノウナギツカミなどを観察。

アキノウナギツカミ(タデ科)               
  

キセルアザミ(キク科)                  ワレモコウ(バラ科)
 
 
水辺のテラスに向かい途中「アオハダ」の木を擦り青(緑)の木肌が現れるのを観察。

イヌツゲ(モチノキ科)

イヌツゲ」は地方で呼び方が異なるっと言うこと、
(山城地方ではカシラコ、丹波地方などではケヅラ、ケヅラズ等)というのは鎌倉時代の文献の「カシラケズラズと言ういといたいけなる木」が半分ずつ伝わったのだろうとの説明を聴きました。

水辺のテラスでは「ウメバチソウ(ニシキギ科)」の白い花。


ほとんどが綿毛状になっていたが「スイラン:キク科」も少し見られた


スイラン


アレチハナガサ(クマツヅラ科)          コマツカサススキ(カヤツリグサ科 )
  

ツルリンドウ(リンドウ科 )        ホザキミミカキグサ(食虫植物):タヌキモ科
 

コシンジュガヤ:カヤツリグサ科
              
コジイ(ブナ科 )

小さな小さな「コジイ」の実を齧ってみました、小さな小さな味?

フユノハナワラビ(ハナヤスリ科)     サンキライ:サルトリイバラ:(ユリ科)の実
 

ウメモドキ(モチノキ科 )の赤い実
 

ソヨゴ(モチノキ科 )


見事な紅葉


今回は湿地の植物を中心に赤、青、黒の実の生る植物を観察し試食も楽しんだ1日でした。

遠くの景色

上野市マンホール


旧上野市の花ハギ、市の鳥シラサギ、上野城と伊賀忍者のデザインです。
ちなみにこの忍者は、マンホールのデザインの後に、「にん太」と「しのぶ(女の子)」の名で、 伊賀市の統一忍者キャラクターに選定されています。
汚水管マンホールの蓋
⇒上野市(うえのし)は、三重県西部に存在した市。2004年11月1日に阿山郡及び名賀郡の3町2村と合併し伊賀市となったため消滅した。


伊賀鉄道の忍者電車