【わんちゃんの独り言】

毎日の生活の中で見たこと、聞いたこと、感じたこと、思いついたこと等々書き留めています
(コメント大歓迎デス・・・・・)

水景園ガイドツアー 2018年5月13日(日)

2018-05-20 | 折々の花~お庭編~
きっかけは3月25日に水景園ガイドツアーに参加したこと。
水景園内の木々やお花たちのことをより詳しく教えていただけることが魅力でした。
わんちゃん的には日曜日といえばグラウンドゴルフの練習日なんですが、丁度お休みの日があって、ガイドツアーに参加しました。

ニワゼキショウのお花はとても可愛いのですが雨の日は花が閉じてしまってます
ちょっとザンネンに思いながら進むとシランがいっぱい咲いてる場所に。

シラン(紫蘭) ラン科


フツー多くの植物は花に虫が来て虫に蜜を与える代わりに花粉を運んでもらってお互いに助け合ってるのが、シランはとても魅力的な花なんだけど虫が花の中にブ~ンと入っても蜜は少しも無くて虫が諦めて外へ出るときに虫のからだに花粉をつけて運んでもらう「そんなこと、蜜が無いのに虫はホンマに来てるんですか?」「ここを見てください、針でつついたような傷跡がついてますでしょ、ハチが花にしがみついて爪で穴をあけてしまう、大きなハチ(クマバチかマルハナバチ)が来たということがわります」相手にとって何のメリットも無くて自分の花粉だけを運んでもらう『騙し送粉』コレがシランとか他のランの戦略。
フツーの花たちは、お互いに助け合って蜜をあげる代わりに花粉を運んでもらう『送粉共生』と言う。

エゴノキ エゴノキ科




コマルハナバチが来ていた、おとなしい種類のハチなので、こっちが悪さをしなければ刺したりはしない。
エゴノキの花に頻繁に来るというのは、この花自体がハチに来て欲しいというカタチをしてるから・・・下向きに花が咲いている、ハチは飛ぶのが器用なので逆さまに止まって花の奥に潜り込むっという動きができる、チョウチョウやハナアブたちには少々難しいみたい。
ドウダンツツジの花のようにとか、釣り鐘状に下向いて咲く花たちは花粉運ぶ相手にハチを選択している。効率よく花粉を運んでもらうために花の形を変えることでハチを選んでるという戦略。

水景園の芽吹きの森ではササユリが5月下旬から6月上旬頃に淡いピンクの花が咲きます、とてもキレイな花です。わんちゃん的にはダイスキなお花です。その頃会いに来なくっちゃね。
この公園に元々ササユリが居てた、ボランティアさんと。一緒に森林整備をして林床が明るい里山っと・・・整備してるので、環境が整いササユリも出てきやすくなったというお話。徐々に増え始めてるそうです。

カキツバタ(杜若)アヤメ科

花の真ん中が白くなってる。

ハナショウブ(花菖蒲)アヤメ科
真ん中の部分が黄色い、ハナショウブの花は、いろんな色があるけど基本的には真ん中は黄色。

アヤメ(菖蒲)アヤメ科
真ん中の部分が網目状になってる

モチツツジ(黐躑躅)ツツジ科




ゴールデンウイークのころだと、モチツツジがイチバンキレイな時、斜面一帯がピンクに染まるほど。
花の付け根がもの凄くネバネバしてる(わんちゃん的には、すぐ触ってみましたナルホド、ネバネバしてましたわ)
このネバネバを利用して花をかじられないようにしてるモチツツジの戦略とは?
このネバネバだけに棲んでる虫が居てる、モチツツジカスミカメムシという、ちっちゃな虫、自分自身はネバネバにくっつかないんやけど、ネバネバに引っ付いて捕まってしまった虫を食べて生活してる

ガマズミ(莢蒾)レンプクソウ科

実が熟すと赤くなる

サルトリイバラ(猿捕茨)サルトリイバラ科
 

柏餅はカシワの葉っぱで包むのですが、地域によってはサルトリイバラの葉っぱで包むところもある。
お餅は蒸して葉っぱは生のまま挟んで包みます。

コナスビ(小茄子)サクラソウ科



5月~6月
名前の由来は花が終わっての果実が小さな小さなナスビ(茄子)に似ているからである。
(へえ~~そうなの?見に行かなくっちゃ、いつ頃実に生るのかな?)

オオバコ(大葉子)オオバコ科


オオバコの種は水に濡れるとネチャネチャとしたゼリー状の物質を出す。
オオバコは人や車の往来する場所に生えてる、ネチャネチャ物質が人や車にくっついて遠くに運んでもらうという戦略。
オオバコ自体、踏みつけにとても強いそうです。
花後のオオバコを探したのだけれど、園内のはまだ少し早かったのかな、ネチャネチャ・ゼリー状が実験できなかった。

タツナミソウ(立浪草)シソ科

同じ方向に花が付いてる立浪草

ニガナ(苦菜)キク科

花弁の枚数で5枚から7枚でフツーのニガナ
7枚以上になるとハナニガナ

カキノキ(柿の木)の花  カキノキ科

よく注意してないと見過ごしてしまいそう、ナルホド初めて見たわ。

シシガシラ(シダ植物門:シシガシラ科)

葉が放射状に生えるのでライオンの鬣(たてがみ)に見立てて。

ツクバネウツギ(衝羽根空木)スイカズラ科
  
和名は、果実がプロペラ状の萼片をつけ、羽根突きの「衝羽根(ツクバネ)」に似ることに由来する

ケムシ

マイマイガの毛虫

ウスノキにオトシブミの揺りかご

ウスノキ(臼の木)ツツジ科:花が臼に似てる

ヒメクロオトシブミが巻いた揺りかご、揺りかごの中に卵を産んで幼虫はこの葉っぱを食べて成長する。
揺りかごからオトシブミの名前を調べるポイントは
揺りかごの形や巻き方、葉っぱの種類を見てどんなオトシブミが作ったのか分かる。

ナツフジ(夏藤)マメ科

白いきれいな花が夏に咲く

タニウツギ(谷空木)スイカズラ科



ちょうど、見頃でした、キレイです。ツクバネウツギが終わったころ、見ごろになります。
ここの公園には、タニウツギ、ツクバネウツギ、ヒメウツギっと、揃ってるそうです。

サクラ(桜)バラ科 の葉 


桜の仲間は花以外から甘い蜜を出します、葉っぱの付け根のちっちゃなコブ(花外蜜腺)
葉っぱの外にわざわざ蜜を出すワケは?アリはタダで蜜がもらえる、サクラは葉っぱを食べにくるイモムシ&ケムシどもを退治してもらえる、小さなアリも統率力を持って集団で来ると怖い、毒を持ってるアリも居る。アリは小さいけれど結構嫌がられてる、なので、アリに擬態して生きてる生き物も居る。ちいさいからと、つっついて痛い思いをした鳥やカエルなど居るそうです。
一度いやな思いを体験すると学習するそうです。

ヤマボウシ(山法師)ミズキ科




背の高い木です、下から見ることが多いのですが、橋の上から見るとまた格別、あんまり上から見ることってないもんだから、緑の葉っぱの上に白い星をフワ~~ッと散らしたようで非常にキレイ。
実が生ると、食べられます、結構甘くて美味しいそうです。


観月橋からヤマボウシを撮って振り向いた景色

観月橋を渡り終わったところにカラタネオガタマ、ほのかにバナナの香りが・・・
カラタネオガタマ(唐種招霊)モクレン科


栗の花が散り終わると梅雨入り
ここの森を残すことに決まった時、キレイな花が咲いて生き物が集まり、杉と桧だけではつまらないので、ソメイヨシノが終わったぐらいにはヤマザクラの花見ができたり、ソレが終わったら森中にツツジが咲いたりすると、ちょっと時期を変えてまた行ってみようかなっと、そういうところを狙って・・・


当日(5/13)は生憎と雨模様、メモをしっかり取って翌日また出かけました。