【わんちゃんの独り言】

毎日の生活の中で見たこと、聞いたこと、感じたこと、思いついたこと等々書き留めています
(コメント大歓迎デス・・・・・)

いわさきちひろ 生誕地・武生 ピエゾグラフ展 案内ポスター

2019-08-21 | 旅行
「ちひろの生まれた家」記念館館内ではわんちゃんちの本棚にも並んでる絵本がもちろん展示されてました。
ガラスのショーケースの中に「いわさきちひろ 生誕地・武生ピエゾグラフ展」の案内チラシが「ご自由にお持ち帰りください」っと。
絵の部分を切り取って額におさめ月替わりとかで部屋に飾るのはどうかしら?

「きらめく夏の子ども展」


夏のまぶしい日射しのもとで、山には緑が茂り、海にはきらめく波が打ち寄せます。野山での虫捕り、海水浴や貝拾い・・・
夏休みのゆったりしとした自由な時間のなかで、服を脱ぎ身軽になってのびのびと遊ぶ子どもたちの姿は、ちひろにとって魅力的なものでした。また夏の明るい光は、反射や影など景色にも様々な表情を生み出します。ちひろは光の表現にも工夫を凝らし、木洩れ日や波のきらめきを、水彩のにじみやかすれによって描き出しました。ときに、紙の余白をまぶしい光に見せていることもあります。光のなかで際立つ日焼けした子どもたちの姿は、命の輝きにあふれています。

「秋のいろどり展」


すすきの穂が銀色に輝き、ききょうやコスモスなどの花々が咲き、ぶどうやりんごが実る秋。紅葉の季節は春にも負けないほどの彩りをみせ、赤や黄、茶色に色づいた木の葉が風に舞い散るときには、見慣れた風景が一変します。ちひろは、秋草や木の葉をクローズアップしたり、その向こうに遊ぶ子どもたちの姿をのぞかせたりと、秋のモチーフを自在に構成して絵に描いています。一枚の木の葉に秋の野山の風景、光や風、心象までを託す表現は、季語を詠み込んだ俳句の世界にも通じるものです。詩情ゆたかに描いたちひろの秋をお楽しみください。

「心おどる冬」


1918年12月15日の雪降る日に、いわさきちひろは生まれました。ちひろは雪が好きで、子どものころから東京暮らしでしtが、冬休みには両親の故郷でもある信州に出かけ、雪に親しんで育ちました。女学生のときに始めたスキーには、結婚した後も毎年のように家族とともに出かけています。信州北端の黒姫高原に山荘を建てたのには、雪国への憧れもあったのでしょう。
本展では、月刊誌やカレンダーなどに描かれた冬の子どもたちの絵を、ピエゾグラフ作品で紹介します。絵のなかの子どもたちは、冷たい雪にも瞳を輝かせ、色とりどりのセーターや帽子、手袋などに身を包んで遊んでいます。真っ白な景色が広がる雪の日の感動や、クリスマスやお正月など心あたたまる想い出をよびさます、ちひろの冬の世界をお楽しみください。

「世界のおはなし」


さざなみのような画風の流行に左右されず、何年も読みつづけられる絵本を、せつにかきたいと思う。もっとも個性的であることが、もっとも本当のものであるといわれるように、わたしは、すべて自分で考えたような絵本をつくりたいと思う。(中略)童画は、けしてただの文の説明であってはならないと思う。その絵は、文で説明されたのと、まったくちがった面からの、独立したひとつのたいせつな芸術だと思うからです。いわさきちひろ1964年

「日本のおはなし」


どんどん経済が成長してきたその代償に、人間は心の豊かさをだんだん失ってしまうんじゃないかと思います。・・・そのことに早く気づいて、豊かさについて深く考えてほしいと思います。私は私の絵本のなかで、いまの日本から失われたいろいろなやさしさや、美しさを描こうと思っています。それを子どもたちに送るのが私の生きがいです。いわさきちひろ1972年

「春のおとずれ」


四月の光がじんわりとそそぐ、雨の上がった日曜の午前、かげろうがしずかにゆれる。(中略)
大人の夢見るような童心の子供なんて、特別かくりして天国ででもそだてなきゃ、できやしない。
けれどもあんなにも春の光のうれしい子供たち、私には、子供の肢体の魅力はかぎりない。いわさきちひろ1949年

「いのちの輝き~平和への願い


子どもは、そのあどけない瞳やくちびるやその心までが、世界じゅうみんなおんなじだからなんです。
そういうことは、わたしがこどものための絵本をつくっている絵描きだからよけいわかるのでしょうか。いわさきちひろ1973年
ピエゾグラフとは
従来の印刷では再現が難しかった中間色の彩色や絵肌の質感を、エプソンのピエゾグラフ技術を用いて、もっとも原画に忠実に再現した作品です。
ちひろ美術館では、現時点でのちひろの作品の色合いや風合いをデジタル情報として保存し、最新技術の「ピエゾグラフ」という方法によるデジタルアーカイブと「ピエゾグラフ作品」としての複製に取り組んでいます。耐光性のある微小インクドットによる精巧な画像表現は、繊細な水彩画の再現性を飛躍的に高め、明るい光のもとでの絵の鑑賞を可能にしました

【おまけ】
決勝前に休養日 どう過ごす
決勝に進む2校が決まった。大一番の前に今年は休養日がある。酷暑のなか戦う選手の疲労を考慮し、今大会から取り入れられた。
第95回記念大会からは準決勝前も1日休養日がある。
体を休ませるのと同時に、高揚する心を落ち着かせ、作戦を練る時間にもなる。逆に、勝ち上がった勢いのまま最後まで行きたい気持ちもあるだろう。この時間をどう捉え、何に充てるのか。日程が新しくなったことで、チームの調整の仕方が問われることになったのは興味深い。
決勝日前の休養日はもちろん過去にないが、天候不良で決勝が順延された大会は
第32回(鳴門―松山東)、第48回(中京商―松山商)、第57回(新居浜商―習志野)、第83回(日大三―近江)の4度ある。
第83回の時は「恵みの雨」「やりたかった」など選手の反応は様々だった。
履正社の岡田監督は「特別なことはしない。選手の好きなようにさせようと思う」、星稜の林監督は「休養日は大きい、『楽しんでやろう』と選手たちには伝えたい」22日の戦いに注目したい。(山田佳毅)
朝日新聞8/21朝刊16面スポーツ アルプス席