【わんちゃんの独り言】

毎日の生活の中で見たこと、聞いたこと、感じたこと、思いついたこと等々書き留めています
(コメント大歓迎デス・・・・・)

なんと読むでしょうか? PART2 答え

2023-09-12 | 日記
第11問:賽子 さいころ
さいころは奈良時代に中国から渡来したといわれる。中国語でさいころを意味する「簺(さい)」に似た「賽」の字が日本では使われ、後に転がすという意味の接尾語「ころ」が加わった。さいころには方向があり、1と6の面がそれぞれ天地を、5と2が東西を、4と3が南北を表す。

第12問:束子 たわし
ワラやシュロなどの繊維を束ねて作られていたことから、「束」の字が使われるようになった。ほか、手持ちのワラという意味の「てわら」が変化したとの説もある。20世紀初頭に「亀の子束子」が発売された際、商品名として考えられた当て字がそのまま定着した。

第13問:団栗 どんぐり
「団栗」は当て字で、もちろん栗の一種というわけではない。どんぐりは特定の植物ではなく、ブナ科の樹木の実を総称したものだ。江戸時代からこの呼び方は使われていたようだ。子供が回して遊んだことから回転を意味する「ツム」と、石を意味する「クリ」に由来するとの説などがある。

第14問:無花果 いちじく
「いちじゅく」とも。漢名の「むかか」も正解。漢字だけみると花が咲かないようだが、目立たないところにむしろ多数の花を抱えている。実のようにみえる部分は花嚢(かのう)と呼ばれ、その中身を満たしている一見果肉のような部分が無数の花だ。

第15問:陽炎 かげろう
「かぎろい」「ようえん」も正解。アスファルトなどが熱せられ、空気がゆらゆらと立ち上る現象が陽炎だ。温かい空気とそうでない空気が混じり、屈折率のちがいで向こう側がゆらめいてみえる。

第16問:霹靂 へきれき
「かみとき」「かむとけ」でも正解。雷の閃光や雷鳴、そして落雷などを意味する。「青天の霹靂」の慣用句でお馴染みだ。こちらの慣用句として使う場合、晴れた空に突如轟く雷のような、突然の事件やそれによる衝撃を表す。

第17問:逆上せる のぼせる
ふだんよく使うが、漢字は知らなかったという人も多いのではないだろうか。暑さや湯あたりで頭がぼうっとしたり、我を忘れて感情をほとばしらせたりする様子を意味する。

第18問:強か したたか
粘り強く自分を貫いたり、しっかりしていて勇敢であったりする様子を指す。「強かな当主」や「強かな戦略」など、人物にも物にも使うことができる。同じ読みと意味で「健か」と書いてもよい。

第19問:奇しくも くしくも
「き」と読むことの多い「奇」の字だが、ここでは「く」と読むのが正解だ。偶然にも、あるいは不思議にも、といった意味をもつ。誤用して「悔しいことに」という文脈で使われることがあるが、「奇しくも」に残念がるニュアンスはないので気をつけよう。

第20問:漸く ようやく
大変な苦労や長期間を経て、長く待ち望んでいたことがやっと実現する様子を指す。あるいは、物事がだんだんと進行していく際にも使うことができる。「暫く(しばらく)」と混同しやすいが、そちらは「少しのあいだ」という意味の別の言葉なので注意したい。