【わんちゃんの独り言】

毎日の生活の中で見たこと、聞いたこと、感じたこと、思いついたこと等々書き留めています
(コメント大歓迎デス・・・・・)

戦争を詠む 朝日新聞朝刊朝日歌壇より8/27 9/3 9/10 9/17 9/24

2023-09-30 | 日記
<永田和宏選>
砂時計きっちり計る六十秒犬もスワレのまま原爆忌(対馬市)神宮斉之
僕たちも陣取りごっこはよくやった残虐非道はなかったけれど(松本市)馬木和彦
「堪(た)えがたきを」と「堪え」の間の八分休符(はちぶきゅうふ)今年も聞いた終戦の詔勅(岡崎市)兼松正直
より多く命を奪う武器を持つことを抑止と為政者が言う(観音寺市)篠原俊則
戦争を知らない人ほどしたがると願いはむなしく森村さん逝く(岡山市)伊藤次郎
高齢者ばかりの反戦パレードはゆっくり歩く休んでは歩く(東久留米市)篠原晴代
いつどこにミサイル落ちるのかも知らず一年半過ぐウクライナの民(五所川原市)戸沢大二郎
戦死者を英霊などと祀りあぐ死にたくて死んだ者など無きを(川越市)西村健児
人もまた可燃物なり母が語る大空襲に夏の夜寒し(佐世保市)近藤 福代

<馬場あき子選>
5時ですと促されても十数人黙して動かぬ原爆資料館(札幌市)田巻成男
焼き爛れし幽霊を観ん丑三つの幽霊列(なら)ぶ丸木美術館(大船渡市)桃心地
★第一首は閉館時刻が過ぎても帰ることも忘れて佇(たたず)む原爆資料館の見学者。
第二首の美術館ともども一度はぜひ。
核抑止唱える首相と被爆したバイオリン弾く人のヒロシマ(出雲市)塩田直也
高校生の原爆伝える紙芝居見つめる多くの外国人の目(石川県)瀧上裕幸
満州の嫁には行きたくなかったと母がもらした終戦記念日(酒田市)三笠喜美夫
★「満州の嫁」には切実な苦しい時代感がまつわる。
ヒロシマの碑文に刻む「過ち」の今こそ重き防衛費増額(柏市)菅谷修
★「過ち」は今こそ世界に発信せねばならぬのに。
硫黄島の遺骨収集を語るひと少し間を置き「骨は重い」(町田市)山田道子

<高野公彦選>
隣国に拐(さら)われゆきし子の皿も卓にならべるウクライナの母(堺市)丸野幸子
プーチンはどろぼうよりもわるいひと 五歳が二歳にていねいに説く(東京都)青木公正
原爆忌終われば加害者としての日本人の罪を思わむ(水戸市)中原千絵子
敗戦後疎開先にて身まかりし父も戦死者 国みとめぬが(佐渡市)中川 泰成

昨夜(2023年9月29日)は『中秋の名月』で『満月』やった。
『中秋の名月』と『満月』が重なることは珍しいことらしい、次は7年後の2030年だという。
こちら
それならばと。

「コンデジが故障しててスマホで撮ったら、いいのが撮れなかったわ」っと、A子さんにLINEしたら

「スマホではこんなんわ」と、送ってくれはった。
「うわ~キレイ」