『単騎、千里を走る。』
<iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=htsmknm-22&o=9&p=8&l=as1&asins=B000ELGLBW&fc1=000000&IS2=1<1=_blank&lc1=0000FF&bc1=000000&bg1=FFFFFF&f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe>
高倉健ラブ!!!!とにかくラブ!!!!健さんさいこおーーーー!!!!愛してます!!!!by張藝謀(チャン・イーモウ)。みたいな。
てゆーか観客も健さんファンが多いのか、異様に年齢層高し。普段中国映画とかあんまし観ない方々らしく、中華電影を見慣れたぐりからすると「えっ?こんなとこで?」なシーンでわりと皆さんウケてました。
しかし張藝謀はもうホンット、健さんが好きなんだね。観ててちょっと恥ずかしいくらいのリスぺクトっぷり。つーか健さんの登場シーン常にカメラ寄りすぎだし(爆)。もーがぶり寄りっす。張藝謀の作品て、風景と人物を配分よく組みあわせたクールな画面構成がオトナっぽくて好きなんだけど、今回違うです。はああ。
中国パートは張藝謀らしくてなかなかよかったです。あいかわらず素人役者の使い方が絶妙。片言の日本語しか喋れない現地ガイドの邱林(チュー・リン)や仮面劇の踊り手・李加民(リー・ジャーミン)なんかすっごいいい味出してます。本業も観光ガイドだった邱林はこれが契機となって俳優業に転向するそうだ(笑)。
それに反して日本パートはくどくて説明っぽくて全然イケてなかった(爆)。とくに健さんのナレはいらんかったよー。ちょーーーー説明!って感じで興醒めよ。
ストーリーが単純なわりに説明の多い映画なんだけど、いちばん肝心なところの語り方はさすが張藝謀、うまいです。じわじわと観客に感じさせておいて、最後に答えあわせみたいにタネ明かしがある。観たあとでスッキリした気分になれる。あざといけど、張藝謀のこういうあざとさには毎度「参ったなあ」と微笑んでしまう。そういうのってけっこうわるくない。
結局この話のメインは「人と人とがちゃんと向かいあうことの大切さ」だ。わかりあうこととか、協力しあうこととか、仲良くなるとか、そんなご大層なことではなくて、まずちゃんと向かいあわなくては何も始まらない。すべてがそこからスタートするべきなのだ。
そこのその部分はとてもよく描かれている。
この映画に出てくる中国人はみんな、健さんが胸襟を開いて正直になればなったぶんだけ親切にしてくれる。
それは彼が「遠い異国からきてくれた客人」であり「中国の伝統文化を知ろうとしている」からであり「病床の息子が中国人とした約束を果たそうとしている」事情があるからなのだが、理屈のうえでのギブ&テイク的な親切とはちがって、何か「中国人としてのプライド」に基づいた親切のようにも感じたし、常に‘面子’を重んじる中国人ゆえの行動原理のようにも感じた。
ぐりはそのへんのことは素人だけど、中国人の意識に詳しい方はどう思われるのか、聞いてみたいです。
にしても健さんへの愛・炸裂っぷりはちょっとどーにかならんかったもんですかね・・・つーか健さん映画ってみんなこんななの?アタシ『ブラックレイン』と『南極物語』しか観たことないんだよな・・・(爆)。
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高倉健ラブ!!!!とにかくラブ!!!!健さんさいこおーーーー!!!!愛してます!!!!by張藝謀(チャン・イーモウ)。みたいな。
てゆーか観客も健さんファンが多いのか、異様に年齢層高し。普段中国映画とかあんまし観ない方々らしく、中華電影を見慣れたぐりからすると「えっ?こんなとこで?」なシーンでわりと皆さんウケてました。
しかし張藝謀はもうホンット、健さんが好きなんだね。観ててちょっと恥ずかしいくらいのリスぺクトっぷり。つーか健さんの登場シーン常にカメラ寄りすぎだし(爆)。もーがぶり寄りっす。張藝謀の作品て、風景と人物を配分よく組みあわせたクールな画面構成がオトナっぽくて好きなんだけど、今回違うです。はああ。
中国パートは張藝謀らしくてなかなかよかったです。あいかわらず素人役者の使い方が絶妙。片言の日本語しか喋れない現地ガイドの邱林(チュー・リン)や仮面劇の踊り手・李加民(リー・ジャーミン)なんかすっごいいい味出してます。本業も観光ガイドだった邱林はこれが契機となって俳優業に転向するそうだ(笑)。
それに反して日本パートはくどくて説明っぽくて全然イケてなかった(爆)。とくに健さんのナレはいらんかったよー。ちょーーーー説明!って感じで興醒めよ。
ストーリーが単純なわりに説明の多い映画なんだけど、いちばん肝心なところの語り方はさすが張藝謀、うまいです。じわじわと観客に感じさせておいて、最後に答えあわせみたいにタネ明かしがある。観たあとでスッキリした気分になれる。あざといけど、張藝謀のこういうあざとさには毎度「参ったなあ」と微笑んでしまう。そういうのってけっこうわるくない。
結局この話のメインは「人と人とがちゃんと向かいあうことの大切さ」だ。わかりあうこととか、協力しあうこととか、仲良くなるとか、そんなご大層なことではなくて、まずちゃんと向かいあわなくては何も始まらない。すべてがそこからスタートするべきなのだ。
そこのその部分はとてもよく描かれている。
この映画に出てくる中国人はみんな、健さんが胸襟を開いて正直になればなったぶんだけ親切にしてくれる。
それは彼が「遠い異国からきてくれた客人」であり「中国の伝統文化を知ろうとしている」からであり「病床の息子が中国人とした約束を果たそうとしている」事情があるからなのだが、理屈のうえでのギブ&テイク的な親切とはちがって、何か「中国人としてのプライド」に基づいた親切のようにも感じたし、常に‘面子’を重んじる中国人ゆえの行動原理のようにも感じた。
ぐりはそのへんのことは素人だけど、中国人の意識に詳しい方はどう思われるのか、聞いてみたいです。
にしても健さんへの愛・炸裂っぷりはちょっとどーにかならんかったもんですかね・・・つーか健さん映画ってみんなこんななの?アタシ『ブラックレイン』と『南極物語』しか観たことないんだよな・・・(爆)。