『忘れえぬ想い』
<iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=htsmknm-22&o=9&p=8&l=as1&asins=B000FTRW2K&fc1=000000&IS2=1<1=_blank&lc1=0000FF&bc1=000000&bg1=FFFFFF&f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe>
挙式直前に亡くなった婚約者(古天楽ルイス・クー)の子ども(原島大地)をひきとり、彼のバスに乗って運転手の仕事をひきつごうとするヒロイン(張柏芝)。若く経験もなく失敗やトラブル続きの彼女を見兼ねて、死んだ男の同僚(劉青雲ラウ・チンワン)があれこれと世話を焼き始める。やがて3人の間には家族愛に似た情愛が湧いてきて・・・という、香港映画のメロドラマの定番もの。
突然恋人を失ったショックで泣くこともできず、彼と準備した新居で彼の子どもと暮らし彼の車に乗ることで遠ざかっていく死者の記憶をつなぎとめようと必死に突っ張るヒロインのキャラクターは、ガリガリにやせこけたセシリアにそらおそろしいほどハマっている。もうまったく演技には見えない。ただ健気というのではなく、他にどうすればよいのかわからず、死と孤独という現実に向きあうこともできないという追いつめられた精神状態が、とてもストレートに伝わってくる。
劉青雲は不器用だが包容力のあるお人好し、とゆーこの人のタイプキャストですね。コレは。
なんというか、このふたりはある意味では香港人のトラディショナルな理想の女性像/男性像のよーな気もしました。意地っ張りで気が強いけど情に篤い女、女子どもにはどこまでも優しい男。香港映画にはしょっちゅう出てくるタイプですね。
子役はムチャクチャかわいいし泣けるけど、ストーリーとしてはごくごく当り前のメロドラマ。とくに新鮮さはないです。おもしろいけど、映画館で観んといかんほどご大層な作品ではない。
もうひとつこの映画のおもしろいところは、主人公たちの職業がミニバスの運転手という点。
香港の公共交通機関のなかでも独特な、タクシーとバスの間のようなもので、運転手たちの収入は給料ではなく自分で乗せた客の運賃によって支えられている。つまりそれぞれの努力と工夫次第で稼ぎが良くも悪くもなるもので、見ていてもかなりきつい仕事のようである。
そんな彼らがサバイブする香港ドライブが映画の背景になっていて、そこは結構興味深かったです。前回香港にいった時は乗らなかったけど、次回は是非チャレンジしてみたいです。
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挙式直前に亡くなった婚約者(古天楽ルイス・クー)の子ども(原島大地)をひきとり、彼のバスに乗って運転手の仕事をひきつごうとするヒロイン(張柏芝)。若く経験もなく失敗やトラブル続きの彼女を見兼ねて、死んだ男の同僚(劉青雲ラウ・チンワン)があれこれと世話を焼き始める。やがて3人の間には家族愛に似た情愛が湧いてきて・・・という、香港映画のメロドラマの定番もの。
突然恋人を失ったショックで泣くこともできず、彼と準備した新居で彼の子どもと暮らし彼の車に乗ることで遠ざかっていく死者の記憶をつなぎとめようと必死に突っ張るヒロインのキャラクターは、ガリガリにやせこけたセシリアにそらおそろしいほどハマっている。もうまったく演技には見えない。ただ健気というのではなく、他にどうすればよいのかわからず、死と孤独という現実に向きあうこともできないという追いつめられた精神状態が、とてもストレートに伝わってくる。
劉青雲は不器用だが包容力のあるお人好し、とゆーこの人のタイプキャストですね。コレは。
なんというか、このふたりはある意味では香港人のトラディショナルな理想の女性像/男性像のよーな気もしました。意地っ張りで気が強いけど情に篤い女、女子どもにはどこまでも優しい男。香港映画にはしょっちゅう出てくるタイプですね。
子役はムチャクチャかわいいし泣けるけど、ストーリーとしてはごくごく当り前のメロドラマ。とくに新鮮さはないです。おもしろいけど、映画館で観んといかんほどご大層な作品ではない。
もうひとつこの映画のおもしろいところは、主人公たちの職業がミニバスの運転手という点。
香港の公共交通機関のなかでも独特な、タクシーとバスの間のようなもので、運転手たちの収入は給料ではなく自分で乗せた客の運賃によって支えられている。つまりそれぞれの努力と工夫次第で稼ぎが良くも悪くもなるもので、見ていてもかなりきつい仕事のようである。
そんな彼らがサバイブする香港ドライブが映画の背景になっていて、そこは結構興味深かったです。前回香港にいった時は乗らなかったけど、次回は是非チャレンジしてみたいです。
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