ふくい、Tokyo、ヒロシマ、百島

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

2024 節分

2024年02月03日 | 空木宝剣

柊に 鰯のかしら バベ煙

幾重にも たなびく雲の 奥の能登

天変や 立山禅定 善知鳥かな

令和の幕開けほどなく、世界はコロナ禍に。

やっと落ちついたかと思いきや、今年の正月早々、能登大地震。

この上は、不動明王を初めとして、釈迦、薬師、阿弥陀、阿しゅく、大日如来。文殊、普賢、地蔵、弥勒、観世音、勢至、虚空蔵菩薩たちを総動員して、「払いたまえ」「浄めたまえ」「与えたまえ」と、東北東に向かって恵方巻。


一期一会

2024年01月21日 | 空木宝剣

日本は広いようで狭い。

北海道から沖縄まで、知人のいない県を探すほうが難しい。

今日は、山形で花が咲いた。

本間宗久(1724~1803)、生誕300年。

「本間さまには及びもせぬが、せめてなりたや殿様に」後世に言われるほどの政治家が、この令和に在るのか否か?

山口のヒレ酒や山形の月山を呑みながら、政治とは、お接待と心得る。

国民を旨くお接待すると好景気。

そのアンチは、不景気やがて戦争。

そんな話で盛り上がった、山形ブースの82歳の名前も知らぬ人だった。

この試み、同じスタートからゴールまでの約2時間のあいだ、全国のブースの名品銘酒を飲み歩き出来るのが楽しい。

只、飲み過ぎに注意❗


第29回全国都道府県別対抗男子駅伝大会。

2024年01月21日 | 空木宝剣

広島平和祈念公園前12時30分スタート。

石川県頑張った❗

富山県頑張った❗

福井県頑張った❗

北陸勢頑張った。

広島県頑張った。

第1区の長崎県代表の高校生、川原 琉人 (五島南高)。

離島の高校陸上部(部員5人)に所属、京都の都大路の高校駅伝出場とは無縁。

島で祖父とずっと一緒に練習していたという川原選手。

アッパレです❗

第1区、区間新記録の1等賞、見事な走りでした。

素晴らしい❗

優勝は長野県、三連覇の通算優勝10回目とは凄い。

陸上王国長野県勢は、山道坂道での走法練習で鍛え方が違うのかな?

別格の素晴らしい走りでした❗

全国都道府県、全て踏ん張った❗


能登地震発生から一週間。

2024年01月09日 | 空木宝剣

冬の日本海は厳しい。

防風林や間垣で、住宅を囲い、モンスーンを避けていた。

震災は、時、人、所を選ばずやってくる。

明日の事は、分からない。

明日は我が身かも知れない。

南海トラフの不安もある。

一体全体、人は、地球や宇宙の事をどれほど理解し把握しているのだろう?

理解が及ばないから、有り余るほどの武器を作り、世界から戦火は絶えない。

理解が及ばないから、未だ天変地異に対して、神頼みの域を出し得ない。

線が壊れたら、点から点を結ぶ、ドローンがもっと活躍するかと思っていたが意外だった。

人を守る為の、物や金の筈が、人を脅かす存在にもなる。

令和6年正月早々。

能登半島大震災と、その救援の為の海保機とJAL機との羽田事故。

不条理である。

存在の足下を揺るがす不条理。

間垣からの景色のような安心感。

それを取り戻すには、当面能登半島を大本営とし、平和の砦を築く事かも知れない。

写真 実業之日本社 (S51年発行ブルーガイドブックスより)


能登 石動(いするぎ)

2024年01月05日 | 空木宝剣

正月の 石動山(564米)に 星降りて

弓なりに湾曲した日本列島。

その弓の握りの線が、フォッサマグナ(糸魚川 静岡構造線)。

北東日本と南西日本とに分割する。

太平洋に突き出す房総半島に対峙して、日本海の防波堤のような、能登半島。

令和6年の幕開けと共に、震度7強の大地震。

その被害の大きさが、日毎に増して報道される。

団塊は幼少の頃、珠洲市に半年ほど住んだ記憶がある。

あれから70年。

お世話になった中道さん。

思い出だけの存在にしても、時間を通り越して心配が走る。

能登金剛 千枚田 曽々木海岸  禄剛崎 軍艦島  

風光明媚な能登半島。

石動権現 鎮まれ鎮めたまえと祈る。


2023 大晦日。

2023年12月31日 | 空木宝剣

紅白や 宝剣呑んで 龍の尾へ

2023年も今宵限り、太陽を365日かけて一周。

「自転しながら公転」のドラマを先日みたが、今日の24時で明日の0時にバトンタッチ、西暦2024年、令和6年が始まる。

この1年、ウクライナのみならず、ガザでも、パレスチナとイスラエルの戦争が勃発。

破壊と殺戮を増長している。

約80年前の我が日本も焼け野原。

語り尽くせない程の悲劇が、団塊の親世代に存在した筈だ。

せめて、大晦日と三が日は、朝寝朝酒朝湯の小原庄助さんにあやかって、身上つぶさぬ程度に、平和を満喫すべし。

それにしても、最近の紅白歌合戦。

グループが多すぎて、まるで合唱のようだ。

美空ひばり時代は、個人戦。

現在は、団体戦の上にダンス。

歌合戦ならぬダンス合戦に、昭和世代は閉口するに違いない。

的の絞れない所に命中なし‼️

戦争は、政治家の的外れ。

平和であっても、事故事件紛争は、的外れ。

来年辰年は、的を得た上り龍を期待しつつ、よいお年で有りますように‼️


大谷翔平 ドジャーズ‼️

2023年12月10日 | 空木宝剣

無量寿や  野球曼陀羅  大谷派

エンジェルスは、大谷ロス。

ロサンゼルスのドジャースは、プロスポーツ史上最高額、10年7億ドルで、大谷選手獲得との事。

円換算すると、10年の報酬額 1015億円。

年収約100億、半分税金としても、50億円。

野球以外には、時間を惜しみ、歓楽街には出歩かない御仁らしいが、他人ながら、その使途が気になるニュースだった。

他人が捨てた幸運を拾うゴミ拾い。

人間関係の基本、挨拶等々。

日本人が、失いかけている精神構造が、アメリカキャピタリズムの中で花開いたようだ。

さながらアメリカは、現代の古代ローマ帝国。

野球場は、コロッセオ。

大谷翔平は、スパルタカスに思えてきた。

わが日本の政界では、パー券1億円のキックバックでてんやわんや。

物価高の令和5年の暮。

庶民は、大谷選手に及びもせぬが、せめて年末ジャンボ10億円の宝くじで、夢を買うしかないか。


イマジン 龍水の道

2023年12月08日 | 空木宝剣

流石や  老いの細道  阿弥陀路

樹木の下を川は流れ、その中に転がる石。

時計に、秒針、長針、短針があるように、流れる水が秒針。

映ろう木が長針。

転がる石が短針。

人は、狭き分娩道より生まれ出で、そして阿弥陀道。

人生の12進法を、1周で済ます短針もあれば、12周する長針、720周する秒針もいる。

針の筵のような人生もあれば、蓮華にて往生する一生もある。

12月8日は何の日。

(Nラジ&バタフライ)によると、ジョン レノンの命日。

亡くなっても、尚、時を刻む人あり。

今日は、針供養の日でもあるとの事。

己の人生を刻む針は、短針か長針であるかと思いつつ、やがて、寂しき海にたどり着き、塩水に錆びながら、自然に帰ろかな?

帰るのよそうかな?。


十一月晦日。

2023年11月30日 | 空木宝剣

24691130 (西向く侍(士)のみそ)

漢字は殷の時代から使われるにもかかわらず、殷字と呼ばず漢字とは。

紀元前10数世紀から21世紀まで。

こんにち、パソコン タブレット スマホの時代。

殷からの、韻と音をふんだ長い漢字の歴史も、スマホで書く事がなくなれば、画数も書き順も不要となる。

記号化され、ペーパーレス化が進むと、一見、昔の口伝にフィードバック。

キャッシュレスが進むと、一見、昔の顔パス。

付け買いにも似てくる。

明日から師走、師も走る忙しさを卒業して、しわすしあわせな月となれば幸せ。

戦争や貧困、格差差別。

こんな言葉が死語となるには、一体全体、何世紀の時間を要するのか?

明日は、西暦2023年DECEMBERのついたち。

冬にもかかわらず、忌まわしい地球暖冬化から地球熱冬化の懸念。

戦争やら二酸化炭素で、地球が継ぎつっぽにならぬように。

せめて、師走十二月は、祈りの実践バー。


三島由紀夫 (1925~1970)忌

2023年11月25日 | 空木宝剣

1970年11月25日水曜日は、快晴だった。

あれから53年の歳月。

亡くなった人の年齢を数えてみると、三島氏は98歳。

当時、45歳の憂国作家は、50年後の日本を憂慮して、檄を発したが、老醜を嫌った三島の、老いに挑む姿も拝みたかったと思う、今日この頃の団塊73歳。

当時ハタチの団塊も、三島が避けた老醜世代に突入。

春に散る桜の花ではなく、晩秋に舞う枯れ落ち葉。

昭和は遠くなりにけりか。

(写真提供 別冊宝島)


親鸞 (1173~1262)

2023年11月20日 | 空木宝剣

冀う  糞や翼の  歎異抄

いよいよ冬将軍到来。

有史以来、人口が増えるに従って、常夏の国から閉め出された人々は、北へと追いやられた。

厳しい冬将軍に、抗う知恵を持たぬ者には、凍死が待っている。

北の寒さを克服したものが、食いぶちにありつけ、羽ばたいて、飛躍する事が出来る。

その境地に達したのが、「春は花   夏ほととぎす  秋は月  冬雪さえて  すずしかりけり」

道元 (1200~1253)の和歌である。

2023年11月。

世界人口80億と云われる現在。飢餓10億人、肥満10億人の格差社会。

只管打坐  自力弁道  痔力かな

鎌倉末法の延長線上の今。

「教行信証」と「正法眼蔵」。

他力本願と自力本願。

他の中に自ありの自他力本願。

自力と他力を味方と敵として扱うと、戦争に至る。

自の中にも他があり、自の中にも悪があり、他の中にも善ありの分析が、争いを避ける方法に違いない。

聖地エルサレムを争ったり、ガザでの紛争。

信ずるものは、救われる宗教が、排他教であれば救われない。

排他は、排自につながる事を、浄土真宗や曹洞宗は、異なる位置から示している。

南無阿弥陀仏   南無釈迦無尼仏


阪神、38年ぶりの日本一。

2023年11月07日 | 空木宝剣

日本シリーズ 阪神38年ぶりの日本一

アレアレと  岡田阪神   日本一

38年という年月を、考えさせてくれた今回の日本シリーズ。

岡田彰布監督は、38年前は、27歳の選手だったというコメント。

当時、阪神の藤山寛美とも言われた事もあった。

相手は、オリックスバッファローズ。
バッファローズの創成期のオーナーは阪急。

阪神と阪急。

38年前は、いろんな人が生きていた。

阪神界隈には、ずいぶんの知り合いが、吸収されて住みついている。

オリックスの山本由伸投手。日本マクドナルド創業者、藤田 田さん風にいうと、名前の中の十字架が守神という事になる。

クリスチャンの国では、きっと活躍するに違いない。

それにしても、団塊が子供の頃、乾燥場でよく遊んでいた。

2歳上のよしのぶ君。

大阪に行ったまま帰ってこない。

元気であれば75歳だが、阪神優勝で思い出させてくれて  オオキニ‼️


文化の塔

2023年11月03日 | 空木宝剣

広島の空にたつ塔のように❗(SONGSから)

軍都広島の時代から、広島の一角にたつ古い塔。

戦後、平和塔になりながらも、塔の上から見下ろすのは、鳩ではなく鷹。

戦うものは、点と線。

平和なものは、面で生きている。

前者は、スピード。

後者は、継続。

霜月2日、SMBC日本シリーズ。
オリックスと阪神。

♪タイガース  オリを抜け出し  王手かな

グランドは、点と線の攻防だが、賑やかな客席は、まっ平らな面。

コロナ禍に失った賑やかさの延長線上に、ウクライナやガザの戦場が存在する。

戦争を取り囲む、面が大きければ大きい程、決着は早い。

戦いは、自らを守る為の奪い合い。

平和は、相手の為の譲り愛。

歴史は、鷹と鳩の需要と供給の繰り返し。

ぼちぼち、点と線の都会暮らしから、田舎暮らしの面にシフト。

「攻撃は最大の防御であり、防御は最大の攻撃につながる」という兵法から、
「破壊や殺戮なき戦い」という平和兵法に変貌するときかも知れない。


天津祝詞 祝祭ハロウィーン

2023年10月31日 | 空木宝剣

高天原に神留座す
(たかまがはらにかむずまります)

神魯伎  神魯美の詔以て
(かむろぎ かむろみの みこともちて)

皇御祖神  伊邪那岐の大神
(すめみおやかむ  いざなぎのおおかみ)

筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原に
(つくしのひむかのたちばなの おどのあわぎがはらに)

御禊被へ給ひし時に   
生坐る祓戸の大神等
(みそぎはらへたまひしときに  あれませる はらいどの大神たち)

諸々の枉事罪穢を払ひ賜へ 清め賜へと
申す事の由を 天津神
国津神  八百萬の神等共に  聞食せと
恐み恐み申す
(もろもろのまがごとつみけがれをはらいたまえきよめたまえとまおすことのよしを  あまつかみ くにつかみ やおよろずのかみたちともにきこしめせと  かしこみ かしこみ もまをす)

神無月   南京カボチャ   ハロウィーン

古代から元来仮装する意味は、悪霊がもたらす災いを遠ざけるものだった。


仲秋の名月(陰暦8月15日)

2023年09月30日 | 空木宝剣

秋夜長 映像栄華 絵巻もの

季節の変わり目は、月光月影が気付かせてくれる。

有史以来、栄耀栄華、諸行無常の繰り返し。

歴史上の覇者をも支配したのは、月かも知れない。

「あの月を取ってこい」といった暴君カリギュラも、己の寿命には抗えなかった。

秋の日は、釣瓶おとし。

平成の若者、令和の子供は、センサーで蛇口から水がジャーの世代。

井戸にあった釣瓶という存在など、知る由もない。

団塊は、まさに人生の秋。

「人生100年」と言われようが、秋の日は釣瓶落とし。

夜が長くなった分、日が短い。

限られた人生という時間に追いたてられる滑り台。

次に、仲秋の名月が満月になるのは、2030年との事。

団塊世代も80歳以上。

昭和世代のエピローグ。

テレビは、アジア大会やフランスでのラグビーの放送。

それに朝まで生テレビでは、政治評論家が叫んでいる。

勝った負けたのスポーツの秋。

ああでもないこうでもないの評論家。

月下の夜につくられる絵巻物。

電波の喧騒から逃れ、外を望めば鈴虫の声。

中天に満月。

せめて、朔太郎(1886~1942)のように、月に吠える。