ふくい、Tokyo、ヒロシマ、百島

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

防波堤の先人達

2023年09月01日 | 空木宝剣

繰り返し 寄する浜辺や  砂洗い

関東大震災(1923年)

時は、わが広島大手町出身の加藤友三郎(1861~1923)が総理大臣だった大正12年の日本。

ところが、加藤総理は、大地震の約1週間前の8月24日に亡くなっている。

原 敬(1856~1921) 岩手南部、東北初の宰相が暗殺されて、その後、高橋是清(1854~1936)が総理となり、それに続く、伊藤博文より12人目、第21代総理大臣が、広島初の首相、加藤友三郎。

広島の比治山には、銅像は、第二次大戦で供出。

大理石の台座だけが現存し、今は知る人も少ない。

団塊が若い頃、興味をもった事件のひとつが、甘粕事件。

憲兵大尉の甘粕正彦(1891~1945)が、関東大震災の際、ドサクサに紛れて、アナーキストの大杉 栄(1885~1923)を抹殺したという事件。

大正デモクラシーの終焉。

関東大震災(1923年)。

その後1929年の世界大恐慌が明治以来の富国強兵に拍車をかけ、昭和 前期は、国威発楊の全体主義へまっしぐら。

「欲しがりません勝つまでは」その結果、1945年(昭和20年)8月15日敗戦。

日本国中焼け野原。

この100年の日本のトレンド。

軍国日本、軍都広島の末路と、その後のルネサンス。

令和の今、広島では、海軍大将ながらワシントン会議で、軍縮条約を結んだ加藤友三郎が再評価されつつある。

「戦後よ永遠なれ❗戦前よ去れ‼️ そして、天災を忘るべからず‼️」


日本の処理力。

2023年08月24日 | 空木宝剣

報道によると、東京電力福島第1原発の処理水を、今日8月24日、海に放出するとの事。

2011年3月11日。

東日本を襲った大地震と大津波。

誰もが、その凄まじさに我が目を疑った。

あれから、12年の歳月。

原子力のボタ山、処理水保管量は、134万トンにも及ぶという。

20世紀になり、工業化が進むにつれ、企業は、母なる海洋にゴミの垂れ流し。
数々の公害汚染が問題となった。

またしても、海をゴミ捨て場とするのか。

「海の事は、海に聞け」山のゴミは山に返してこそ、ゴミは護美となるに違いない。

漁業者は、当然、風評被害を心配する。

目に見えないものだけに、如何に為政者が安全を強調しても、漁業関係者は信用出来ないという現状。

近隣の中国や韓国も猛反発。

団塊が幼い昭和30年頃。

村にガマの油売りがやってきて、いろいろ口上を述べたあと、日本刀を抜くやはや、己の腕に血が滲むほどの傷を付け「さてさて御立ちあい、ごろうじろ。この油を、傷口にぬれば、忽ちこのとうり」と言って斎藤道三か、渥美清のフーテンの寅さん顔負けのトーク力でセールスする油売りを思いだした。

今日、処理水を放出するにあたり「さて御立ち会い。魚が飲む前に、人間である私が毒味をして安全を証明する」といったパフォーマンスの出来る責任者は、残念ながら、この令和には、存在しないようだ。

安全だと言う説得力が欠ける。

せめて、閣僚政治家は福島産の魚を、毎朝毎夕率先して食すべき。

さらに皇室に献上すれば、世界へのアピールとなり、日本の説得力、処理力の信頼は増すにちがいない。


ユークリッド(BC330~BC275)

2023年08月23日 | 空木宝剣

低次元と高次元な話。

最近、AIによる自動音声ニュースが、テレビで流れたりする。

そのうち、AIアナウンサーやAI出演者で、テレビ画面が構成されるかも知れない。

一次元の直線から、文字が生まれ、三大発明やルネサンス、大航海時代やらを経て、2023年の現在。

ヒトは、映像技術で、3次元世界を2次元平面に埋め込もうとしている。

同様に、時空移動自由自在の4次元の支配者が、地球の表面に、3次元動物を閉じ込めたのは何故か?

また、恐竜を絶滅させたのは、何次元の仕業なのか?

それとも、他の次元には、未だ生存しているのか?

頭の中に閉じ込められた脳ミソだけが、過去にも未来にも宇宙にも、想像の翼を広げる事を許されている。

その申し子のAI。

輪廻転生や生命エネルギー保存の法則など、具現化してくれるかも知れない。


山の日

2023年08月11日 | 空木宝剣

山の日。

山の八と富士の士で(八月十一日)

深田久弥(1903~1971)は「あすなろう」の著者で、山岳紀行家。

北海道は利尻岳、羅臼、大雪山から、九州は、九重、阿蘇、霧島、開聞、宮ノ浦岳までの「日本百名山」を1964年に刊行し、山の歩き方を紹介。

北陸出身の著者は、富士、立山に並ぶ、日本三霊山のひとつ、白山の神々しさに、子供の頃から魅了され、その探求心は深まっていったとの事。

百名山の半数以上が、北アルプス、中央アルプス、南アルプスの、所謂日本アルプス界隈に存在する。

わが中国地方には、大山(だいせん)。

四国には、剣山、石鎚山がある。

山の日に  百名山を  俯瞰する。

近い将来、ドローンに乗って、空中散鳥瞰出来るのが夢。

🎵夏がくれば思いだす。はるかな尾瀬     
遠い空~


2023年8月6日(日曜日)

2023年08月06日 | 空木宝剣

まるで地球が太陽に近づいているかのような連日の猛暑。

78年前の今日。

リトルボーイと称する小さな太陽が、広島の街を一瞬にして焼き尽くした。

あのキノコ雲の下の地獄絵。

1952年の新藤兼人監督の「原爆の子」や1953年の月丘夢路さん主演の「ひろしま」という映画にその惨状が顕されている。

科学兵器による大量殺戮。

CO2による地球温暖化。

北極南極の氷が溶けて、地球全土がトリポリ状態となった時、地球を冷ます方法。

これも科学の問題である。

今さら、ノアの方舟に乗って、太陽4番目の惑星、火星に引っ越すのも大変だろうから。


2023年8月1日

2023年08月04日 | 空木宝剣

NHK「今日は何の日」によると、大正13年子の年(1924年)の8月1日に甲子園球場が出来たとの事。

来年は甲子園100年。

安部公房(1924~1993)
吉行淳之助(1924~1994)
黒岩重吾(1924~2003)
藤本重男(1924~2008)
山崎豊子(1924~2013)
陳 舜臣(1924~2015)

人生100年時代とは言うものの、あの金さん銀さん姉妹の如く、
「金も100歳、銀も100歳」は、達人だった。


先義後利

2023年08月02日 | 空木宝剣

性善説の孟子(BC374~BC289)と性悪説の荀子(BC298~BC235)。

テーゼがあればアンチが生じ、程よく修正されジンテーゼのベクトル。

昨今のニュース。

自動車の修理業者が、修理代を水増しして、損保会社に請求する不始末。

悪徳は、どの業界にも蔓延るが、心配ご無用。

「義を先にして利を後にする者は栄え、利を先にして義を後にする者は辱しめらる」と言ったのは、性悪説の荀子だった。

繁栄も没落も、この世の全ては時間の問題か?


龍田川

2023年07月06日 | 空木宝剣

千早振る 神代もきかず 龍田川
から紅に  水くくるとは
  (在原業平825~880)

嵐吹く 三室の山の もみぢ葉は
龍田の川の  にしきなりけり
  (能因法師998~1050)

平安の代に、もみぢ葉を浮かべ、唐くれないに染めた龍田川。

令和の今、龍田川を緑で染めて騒がれたのは、入浴剤の成分フルオレセイン ナトリウムを何者かが廃棄した為という。

百人一首のカルタ絵。

業平の装束の黄色と、能因の衣の緑色。

平安の人々も仰ぎみた天の川。

天動説の千年の昔。

時間は、もっとゆっくり流れていたに違いない。

在原業平 生誕1198年。

能因法師  生誕1025年。

七夕や  千年うつす  笹のつゆ 

バスクリンの湯船につかれば、思いは、平安時代の龍田川かな。


山本滝之助 (1873~1931)

2023年07月03日 | 空木宝剣

7月2日の中国新聞 備後版によれば、団塊が幼い頃、よく目にした「一日一善」の標語は、福山市沼隈町出身の社会教育家、山本滝之助が提唱したものとの事。

「青年の父」と称され、全国に青年団活動を拡張すべく合言葉。

それは、「一荷合力(いっかこうろく)」。

明治5年生まれ、昭和6年死没。

58歳の生涯。

生誕150周年を記念して、「沼隈郷土文化研究会」は、山本滝之助の功績を現在に伝えるべく企画展を行うとの事。

団塊が正しければ、昭和20年代まで、百島は、沼隈郡百島村 だったと記憶する。

昭和30年。尾道市と合併するまで、鞆の浦や常石が近所であって、陸路より海路。

明治から昭和初期までは、制海権が有利。

「待てば海路の日和あり」の古き善き時代でもあった。

制海権が制空権に替わり、昭和が令和に変わっても、「一日一善」励行したい。

 


石鎚山禅定

2023年06月15日 | 空木宝剣

空海 (774~835)  道元(1200~1253)

旧暦6月15日は、空海お大師さんの誕生日。

中国は唐の時代。

我が道元禅師の中国は宋の時代。

生まれた年は、426年の差がある。

大雑把に言って、この世は、目に見える物と、目に見えないもので成り立っている。

誰も、死後の世界も知らず、宇宙の果ても知らず生かされている。

お四国さん88ヶ所は、阿波の竺和山霊山寺に始まって、讃岐医王山大窪寺の、うどんならぬ、おんごくそばを食って結願となる。

お四国さんのお接待は、所謂おもてなしと違う。

見返りを期待するか否かを、第22番白水山 平等寺が表す。

団塊73歳の札所は、お大師の生まれた善通寺にある第73番 我拝師山 出釈迦寺。

この1年、虚空蔵菩薩 (のうぼう あきゃしゃきゃらばや  おんありきゃ まりぼり そわか)を唱えながら、夢は高野を駆けめぐる。

それにしても、岐阜の陸上自衛隊で今年4月に入隊したばかりの18才の未成年に、いきなり実弾での銃撃訓練をさせるとは、お笑いのやすこのように、ほふく前進をみっちりやってランクが上がってからでは、間に合わないのか?

第二次大戦の多大な犠牲を反省して、自衛に限られた軍隊像。

衣のしたの鎧が、表面化しつつあるようだ。

石垣島沖で墜落した海自ヘリのその後の事故原因の報道もない。

自由な報道が制限されるところから、平和はほころび、戦争へと舵をきる繰り返しをチェックするのは、人間でなく、AIしかないのか?

昔のアメリカ配給のテレビ番組、ミステリーゾーンでは、昭和30年代に、すでに人工頭脳を描いていた。


インド(印度の器)

2023年05月22日 | 空木宝剣

2023年5月21日。

G7広島サミット閉幕。

平和資料東館には、ピースウォッチがある。

1945年8月6日。

阿鼻叫喚地獄絵の広島の惨状に、各国首脳が、どれほど感情移入できたのか⁉️

なぜ、資料館での各首脳の視察の様子をマスコミは、シャットアウトされたのか⁉️

戦争、内戦、差別、格差、貧困社会は、
政治問題だが、政治家の問題でもある。

この度、原爆ドーム近くの川岸に、インド政府から、マハトマ-ガンジー(1869~1948)の胸像が寄贈されたとの事。

仏陀(BC463~BC383)を生んだインドは偉い。

人類史から野蛮な精神が消え失せるのは、いつの日だろう。

インドのモデイ首相は、歴史上インドは、他国を占領したり、侵略した事はないと豪語した。

インドに期待したい。


G7 広島サミット 2023

2023年05月17日 | 空木宝剣

まもなくG7広島サミット開幕。

広島市内は、厳戒体制。

広島平和記念公園。

広島国際会議場と原爆資料館(現在は広島平和資料本館)にて。

AI時代。

有能な人工頭脳を秘書とすれば、見ざる聞かざる言わざるの猿から、見て聞いて言うヒトへと進化する。

争い事や戦争も少しは減るかも知れない。

嵐の中の母子と千羽鶴。

イサムノグチの平和大橋を渡る。


千。

2023年04月30日 | 空木宝剣

 令和五年お題「千」。

裏千家  千玄室や  百三歳

「天皇の世紀」4月29日は昭和天皇の誕生日(昭和の日)。

先週「徹子の部屋」に千玄室さんが出演されていた。

特攻隊で、多くの戦友を失ったにも関わらず、生き残った事への後ろめたさが、その後の人生に付きまとったとの事。

特攻隊で、戦後俳優となり、水戸黄門役にもなった西村晃さんの話も出た。

以前、日経「私の履歴書」で、「千家の御曹司だから、お前は特攻から外されたのか」と西村晃さんが、千さんを問い詰めたという話を思いだした。

西村晃さん(1923~1997)は、74歳で他界。

四半世紀も経過すれば、その人を知る人も少なくなる。

深夜便の歌「今日がいちばん若い日」を唄うダカーポ。

♪結婚するって本当ですか♪(1974年デビュー)

昭和の若者にとって、令和の「今日は一番高齢の日」に違いないにも関わらず、「今日がいちばん若い日」という前向きな詩を届けたダカーポ。

人生いつでもこれからだという姿勢が素晴らしい。

深夜便や「映像の世紀」は、団塊にとって、千夜一夜物語かも知れない。


織田作之助とマクルーハン

2023年03月21日 | 空木宝剣

 WBCサムライジャパンのメンバー。
ピッチャーは、全員エース。
打者は、全員 4番。

全員が、シテであり、ワキとなって、グランドという舞台で、打ちも打ったり、投げも投げたり。走攻守の仕舞いを観るようだった。

大谷選手のホームランボールを、シェアする観客。

織田作之助(1913~1947)の小説の如く、登場人物全員が主人公である。

「船頭多くして船山に登る」の船頭は、封建的なポジション。

現在の船頭は、カメラの前に登場する全てを主人公として、世界村に届けるマクルーハン(1911~1980)的メディアがそのポジション。

船は、無事にマイアミに到着。

野球善哉が、世界平和善哉に辿り着くよう全力応援❗


サーフサイドシックス‼️

2023年03月17日 | 空木宝剣

WBC ベストフォー

桜咲く  東京ドームは  コロッセオ

🎵潮来の伊太郎ではないが、イタリーに9対3で、サムライジャパンが勝利。

野球は、ノボール 正岡子規(1867~1902)の命名。

いよいよ本場のアメリカはフロリダのマイアミにて、メキシコとプエルトリコの勝者と対戦とのこと。

マイアミと言えば、団塊にとっては、「サーフサイドシックス」のトロイドナフュー。

1960年代。

金髪をモーターボートの風になびかせた、マイアミのヒーローだった。

2023年は、誰が、マイアミのヒーローに。

団塊としては、1960年代のアメリカ配給のテレビドラマに憧れただけに、野球場や選手、試合状況のみならず、フロリダのキーウエストやマイアミの景色を、許す限り映像で披露して頂けば有難い。

サーフサイドシックス‼️