ふくい、Tokyo、ヒロシマ、百島物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

易きにつくバカの壁

2007年06月05日 | 千伝。
キリンカップ サッカーの対コロンビア戦は、面白かった。
人間は、本来動物のように獲物を追い駆け回るものである。
それが、いつか狩猟から農耕へと移行し進化して、さらに貨幣システムという「金」が生まれ資本社会へと移行していった。

生活資金である金を稼ぐには、単純に分けて3つの手段がある。
1.自分自身が働く。
2.他人に働いてもらう。
3.お金に働いてもらう。

いずれにせよ、人の弱さ辛さを利用して金を稼ぐような仕事ならば社会悪である。
お金を稼ぐのは、何らかの行為によって利益が生まれ、その感謝の見返りとして報酬が生まれてくるのが資本社会の理念である。

ところで「お金に働いてもらって稼ぐ」には、どこかの金融機関を通さなければならない。
日本では、法制度上、どこかの国の金融市場のように個人との直接取引行為はできない。

最近、個人的に利用している金融機関とのオンライントレードにちょっとしたトラブルがあったので解約して新しく口座を開くための金融機関を探している。
目安をつけたインタネット専門の2つの証券会社がある。

一つは、松井証券・・
一橋大学との共同研究が顧客情報を利用しているという苦情があり、株価が下がっている。

もう一つは、楽天証券・・
近々、システム管理不備で行政処分になるらしい。
全国のTBS系列の全国の27のテレビ局が、楽天のTBS株の買い増しに批判声明。

・・どこもかしこもである。

「バカの壁」の著者 東大名誉教授 養老猛司さんが興味深い事を述べている。
  
  結局、高エネルギー消費文明は、人間の質を落とす。
  つまり、人間は「易きにつく」からである。
  昔の人間が、楽にできたことが今の人間にはできない。
  たとえば、田舎では暮せないからと過疎地ができる。
  では、昔の人間はどうして田舎で暮していたのか?
  いつの時代でも、根本はモノではなく人間なのである。
  
易きにつくとは・・努力や工夫を避けて手っ取り早い道を選ぶことである。

小生も手間暇をかける時間やら考える楽しみを忘れているのかもしれません。