ふくい、Tokyo、ヒロシマ、百島物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

左馬(さま)

2007年06月17日 | 千伝。
備前焼の器を使えば、痛風にならないという。

そして、焼き物に馬という字を、鏡に映した状態の反転文字にしたものを称して「左馬」といい、初焼きなどでは、木箱に逆字の「馬」左馬を神前に奉納すると、よく売れるというので、備前のほかに、美濃や瀬戸焼きも、同様な風習があるという。

そう言えば、左馬を書いた巨大な将棋の駒は、我が家にもある。

金毘羅さんはじめ、名だたる神社には、馬がいて、金毘羅さんには、本物の生きた白馬がいた。絵馬や馬場、天馬、流鏑馬(やぶさめ)は、神とかかわり深いものである。

 馬は、左からのるもので、馬は倒れるときは、必ず右に倒れるから、万が一つぶされる事がないように、左から乗るようになったとのこと。
それで、自転車やバイクも左からまたぐようになっている。

 馬は、元気なうちは決して倒れる事はなく、それほど勢いのある動物であること。
 
家内安全、苦を楽に、貧しさを豊かに、不幸を幸福に矛先をかえるオマジナイで効果があるという。

 信じる者は救われるというものの一つのおまじないである。