ふくい、Tokyo、ヒロシマ、百島物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

白川郷

2008年01月27日 | 千伝。
一ヶ月ぶりでした。

今朝早く、息子とふたりで奥飛騨の白川郷まで、また行って参りました。
前回よりも、より積雪も高くなっておりピンとした冷たさが心地良かったです。
台湾からの観光客が多くて、雪が珍しいのか・・大勢ではしゃいでいました。

雪の白川郷

昔、台湾や韓国や東南アジアからの海外の顧客を、休日になると観光案内していた当時の思い出を、シーンとした光景が鮮明にさせてくれました。

白川郷

帰路、樹氷のトンネルを走りぬけていると、美しさに気を取られて、アイスバーン状になっていた曲がり道で、車が1回スピン・・危機一髪、事故に遭うところでした。
無事、福井に戻れて良かったです。

白川街道、御母衣湖ダムの堤に立ち寄りましたが、富士山の頂上に居るぐらいの寒さでした。
小生、通常、室内では、Tシャツ1枚の姿ですが、さすがに冷え冷えとしました。

御母衣湖ダムの堤からの眺めです。

御母衣湖ダム

車中で、大阪女子マラソンをテレビとラジオで観聴きしていました。
福士選手・・次回、がんばってほしいなぁ。

何故か・・白川郷で仰いだ心が洗われた雪の積もる古柿です。

古柿

百度参り

2008年01月27日 | 千伝。
目の前に山積みとなっている書類の塊、コピーの塊、整理できていない未処理のメモの山・・。
見るのも嫌な気分になり、自分の至らなさを思うこの頃の毎日です。

小生、いつも楽観的な人間ですが、弱音を吐けば、疲れ果てているというのが最近の心境です。
ここ数ヶ月間、目一杯背筋を伸ばしていますが、息切れがして眩暈が起こりそうです。

まだ長引くであろう夫婦間の問題、親子関係、対立、後始末の出来ていない仕事・・考えると数えあげればキリがないぐらい途方に暮れそうな面持ちにもなります。

弱音を吐いて、福来たる・・とにかく「生きている」という実感に近づきたいのです。

神頼みで百度参りでもして解決方法が見つかればよいのでしょうが、問題は、残りの人生を前向きに生きる方向に変化して、気持ちが飛び出したまま前後の領域間の埋め合わせが、このままだと埋もれないという心の現実です。

自分の芯の軸が、ブレ始めて揺れています。

例えば残りの生き方として、被爆者二世として平和をアピールしてゆこうかとも迷う日々でもあります。

(付け加えれば、先進国と当事国への戦争協力は、国際貢献であるはずがありません。)

(もう一つ付け加えれば、「子育て」と「介護」は、どんなに愛する人、大事な人であっても、世話をする側が疲れ果てた時には、崩壊します。)

ところで、話題の矛先を変えて、中国でのシェアが70%、中国最大検索サイト「百度(バイドゥ)」が、日本に上陸。
先日、1月23日から営業活動、サービスを始めています。
なかなかいいです。

同じ漢字文化圏ということで世界進出の一番手として日本市場を選択したようです。
日本市場は、巨大企業に化けたグーグルとヤフーの独断場で、そのシェアは、両者あわせて90%にのぼります・・その日本市場に挑戦するのですから、「百度」の勢いは立派です。

ヤフーという検索サイトと初めて出会って利用した時に非常に感心した記憶があります。
いつか、これに対抗できる検索サイトが日本でもできると面白いとも感じました。
あれから10年すぎて・・世界に名乗りをあげて挑戦するのが、日本ではなくて中国の「百度」です。

「百度」の企業HPをのぞくと、そのネーミングは、中国宋時代の古い漢詩の一節に由来しているようです。

「…人込みの中を幾度となく探し回った。ふと振り返ると、あの人はいた。消え入りそうな灯火のそばに」

兄の親友で、小生も子供の頃から大変影響を受けた現在高校の教師と版画家と二束草鞋を履かれているYさんが、三月にニューヨークで個展を開催されるという知らせを受けました。
Yさんの夢が、大きく膨らんでゆくようで嬉しいです。

明日さえも分からない未来への約束は確実ではないけれども、小生も少しづつ果たしてゆきたいものです。

弱音や切なさを吐きたい気持ちがあるからこそ、人間には、恋愛や友情、神様や仏様が必要なのだと思ったりもします。

早朝、息子と一緒に白川郷まで出かけて参ります。

息子に何を語りかければよいのか・・
弱い父親を見せるのもよいのかもしれないと考えている最中です。

笑顔と一緒に歩む希望がないと、それは味気のない大損な人生となるのでしょう。

いつも笑顔で朗らかで、いつか実りの朝へと続きますように!