百島百話 メルヘンと禅 百会倶楽部 百々物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

仏像ー禅定

2011年10月14日 | 千伝。
白洲正子さん紹介の明恵上人は、建仁寺の栄西上人と同時代の人ですが、弟子を持たず、座禅三昧で樹上座禅図が有名です。

が、なんとも人間とは業の深いもので、何かを喰っておらねば安心を得られません。

衣食住が足りて満足するのは、生身の衆生の欲するところで、そのために一生懸命に仕事をする訳です。

その仕事が、世のため、人のためになれば、迷わず邁進すべきでしょう。

人のために熱心にやれば、仏にかなった仕事なのでしょう。

偽物を作ることこそ、魂の無い仏を彫ったということだと思います。 

惰眠をむさぼらず、一身一心に集中するのが禅定のようです。

人生を一言でいうと、動くこと。

よく動くと、よき人生。

動きは、働きをつくり、人生を創る。