ふくい、Tokyo、ヒロシマ、百島物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

オリエンテーション

2012年05月06日 | 千伝。
今日の午後、入学した大学のオリエンテーションに参加してきました。

資格を取るための若い勤労者、シンプルに学ぶことを楽しむ退職された方・・。

さまざまな方がいらしゃいました。

青年海外協力隊に参加して、アフリカから昨年帰国されている方もいました。

その方から、「いづれ、シニア海外協力隊に参加してはいかがですか?」という質問を受けました。

「飛行機には、もう乗れないんで無理です」と答えておきました。

同じ海外ならば、百島へ行きましょう!

今日のオリエンテーションの参加者には、教員志望の方や英米文学専攻の方が多かったです。

「グロバールな人材を育てよう」のスローガンが増える時は、景気が上り調子の時です。

最近、駅前留学のNOVAなども盛んに英会話教育の宣伝復活をしています。

景気がよくなっている兆しなのかな?

英語の学習方法は、聞く、聴く、訊く、効く・・です。

異国に渡る時、中学校の英語教科書の内容を全部覚えて渡航準備をすれば、現地での基本生活コミュニケーションは、何とかなります。

それ以上の支障が無い契約時やら相談事、学問履修レベル、ビジネス履行、専門用語の理解や映画やドラマ、ラジオの内容解釈できるレベルになるには、とにもかくも、ヒアリング、リスニングに慣れないと、英語力は大きく発展はしません。

あとは、ボキャブラリーです。

赤ん坊と一緒で、聞き取れるリスニング能力が上がるほど、並行しつつ理解した巧いジョークをリターンできるようになります。

とりあえず、英語と関係のない社会福祉分野の学問を専攻専念します。

英語の再学習は、修了後に楽しみで続けられるといいかなぁ・・と考えています。

オリエンテーション・・英語ですが、ほぼ米国語です。

船中百策

2012年05月06日 | 千伝。
「日本を、いま一度洗濯いたし申し候」

と・・土佐高知の姉に書き送った書状(手紙)に、坂本龍馬は、この言葉を書き残しています。

この手紙を書いた時期は、越前福井から京都に戻った頃でした。

越前福井藩主松平春獄から五千両という大金の借用に成功しての凱旋気分だったのでしょう。

気分も壮大になるはずです。

日本を洗濯したい気分にもなります。

五千両・・当時の福井藩の年間予算に匹敵したらしいです。

その後の坂本龍馬の活躍は、めざましいものがあります。

亀山社中、のちの海援隊の結成、大政奉還に至る薩長同盟の立役者、日本初の新婚旅行、船中八策の起案等々。

坂本龍馬は、福井を二度訪れています。

最後となった訪問は、大政奉還を成功させたあとの新政府樹立直前に来福しています。

福井藩士 三岡八郎(のちの由利公正、日本の初代大蔵大臣・・五箇条の御誓文の起草)らと歓談。

その後、京都に戻り、まもなく暗殺されました。

ところで、今尚、坂本龍馬に貸した五千両は、福井に返済されていません。(笑)

福井の民衆が、立て替えたままです。

日本の洗濯代として、帳消しにしていいぐらいの借財価値があったのかもしれません。

五千両もの大金を踏み倒したままの坂本龍馬は、現代に生きていたならば、大風呂敷きの自己破産者です。(笑)

小生、個人的には、明治維新の注目すべき立役者は、吉田松陰と高杉晋作、横井小楠(福井藩政治顧問)と坂本龍馬を筆頭に挙げます。

高杉晋作の凄い面は、奇兵隊の創立ではなくて、交渉力にあります。

長州藩が下関戦争で敗北した際、英仏から彦島の租借を要求されました。

それを、延々と日本書記か古事記を読みあげて、何とか断ったという逸話伝説です。

あの時、長州藩が要求を呑んでおれば、彦島は香港のように、下関は九龍半島のように、四国も九州も本州も欧米の植民地が加速されていた可能性があります。

横井小楠は、熊本藩士であり、福井藩政治顧問でした。

福井藩主松平春獄の懐刀として、坂本龍馬の「船中八策」や由利公正起草の「五箇条の御誓文」を教示した先駆者でした。

今、大阪維新の会が、現代版の船中八策(維新八策)の原案を提出しています。

おそらく、何十年先の将来、日本の都道府県は、道州制に変更になると考えられます。

広島県も中国州もしくは中四国州に組み込まれてしまうのでしょう。

いずれにせよ、尾道市は、広島市や岡山市を差し置いて、中央に位置するメリットを活かして、州都になるべき立候補の準備をすべきかと考えます。

もし、中四国州であるならば・・です。

もしも・・高杉晋作や坂本龍馬が、現代に生きている自治体首長ならばです。

高杉晋作ならば・・「大陸にもっとも近い地元の山口県下関に州都を置くべし」と主張するでしょう。

ならば、「九州の存在意味がありません」と答えましょう。

坂本龍馬ならば・・「太平洋に面した世界への扉にもなる高知県へ州都を置くべし」と主張するでしょう。

ならば、「大津波の危険のある太平洋岸よりも、静かな瀬戸内海へ」と答えましょう。

大阪維新の会が、維新八策を掲げた概要です。

(1)統治機構の作り直し
・復興担当相は被災地首長
・大阪都構想の実現
・道州制の実現
・参院議員と首長の兼職を容認(当面)
・地方交付税を廃止し、消費税を地方税に

(2)財政・行政改革
・基礎的財政収支の黒字化
・国民総背番号制の導入・歳入庁の創設
・国会議員定数・歳費・政党交付金の削減

(3)公務員制度改革
・職員基本条例の発展・法制化
・公務員労組の政治活動規制

(4)教育改革
・教育委員会制度廃止を含む抜本改革
・首長に権限と責任を持たせ、第三者機関で監視
・教職員組合の適正化

(5)社会保障制度
・年金制度を積み立て方式へ移行
・保険料の掛け捨て方式を導入
・保険料は歳入庁が強制徴収
・年金、失業対策・生活保護を一本化し最低生活保障制度を創設

(6)経済・雇用・税制
・脱原発依存
・資産課税の強化
・超簡素な税制(フラットタックス)を導入

(7)外交・防衛
・憲法9条についての国民投票
・日米同盟を基軸
・沖縄の負担軽減を図るロードマップ作成

(8)憲法改正
・憲法改正に必要な衆参両院の賛同を3分の2から2分の1に緩和
・首相公選制
・参院廃止を視野に入れた抜本改革(将来)

そんなことを考えるよりも、地方再生が、大事です。

東京や大阪や・・日本の大都市圏に活性化がなくなれば、日本の大問題です。

しかし、地方に活性化がなくなれば、日本の死活問題となります。

僻村、離島の活性化こそが、日本の未来を担い、日本の発展を受け入れるための踏み台なのかもしれません。

船中百策ぐらいの「敲き」が、必要なのかもしれません。

^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ 
百島カヤック体験ツアー!!
未経験者でも参加可能です。
詳しくはメールか電話でお問い合わせください。
http://momoshima.net/kayak/kayak.html


^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^